Fender Custom Shop All-Rose Telecaster 1994年製 w/ Tweed Poodle Case “1960~70s
初期カスタムショップの中でも特に稀少なオールローズ・テレキャスターにオリジナルヴィンテージパーツを贅沢に取り入れた贅沢極まり無い一本が入荷致しました。
世界的なビッグバンド”ザ・ビートルズ”のリードギタリスト、ジョージ・ハリスン。ビートルズ解散後もソロ活動を続け、数々のロックシーンにその名を刻みこみ、多くのミュージシャンに多大な影響を与えたギタリストです。
そのジョージ・ハリスンの使用でも有名なオールローズ・テレキャスター。オリジナルのオールローズ・テレキャスターは1969年から1972年の短い間に僅か2~400本のみ製造されたとされ、市場ではとんでもない価格まで高騰を続ける人気モデルに確立されております。
今回ご紹介させて頂くのは、オールローズテレのリイシューの中でも最も評価が高く、そして稀少度の高い初期カスタムショップメイドの1994年製。加えてオリジナルのヴィンテージパーツにてアップグレードが施された贅沢極まり無い一本となります。
まず特筆させて頂くのは材のマテリアルになります。現在では考えられない程の極上材と呼ぶに相応しいクオリティですが、メインとなるローズウッドは非常に濃淡が強く、黒のラインが各所に入ったヴィンテージさながらの最高峰のものが採用されており、サウンド面、ルックス面に大きな影響を与えております。スペックとしては間に薄いメイプル材を挟んだパンケーキ構造&チェンバード構造、オイルフィニッシュ(近年はサテン)、分厚いラウンド貼りのローズ指板、スパゲティロゴ、Fキーチューナー、1ストリングガイド、ブラックガードなどが挙げられます。
そして注目すべきヴィンテージパーツによるカスタマイズですが、まずサウンドの要となるピックアップには、フロント&リア共に1974年製を搭載。ピックアップだけで余裕で10万円オーバーとなるカスタマイズ。加えてコントロールプレートはポットやキャパシタ、セレクターのアッセンごと1974年製にアップグレード、更にブリッジも1974年製テレキャスターから移植、ピックガードは1979年製、Fキーチューナーに関しても1974年製から交換したと聞いておりますが、ブッシュがクロムのように見える為、確証的ではありません。(ブッシュのみ交換されていない可能性があります)また極め付けはジョイントプレートをジョージ・ハリスン所有機同様の20万番台前半となる1968年製のものにアップグレードにする等、拘りに拘り抜いた一本となっております。
気になるサウンドとしては、アタック感が良くチャンバードボディとなる為、ソリッドに比べてサスティーンに味わい深い甘みを残すニュアンスがあります。またローズウッドモデル独特のほのかな粘りも感じられ、トゥワンギーと呼ばれるジョージ・ハリスンのサウンドを彷彿させてくれます。当店でも数多くのオールローズを取り扱わせて頂きましたが、今までのものとは完全別格となる感動のサウンドで、ヴィンテージのパーツの偉大さを改めて再認識させてくれました。
状態としては、薄いバックルスクラッチや細かいスレや打痕こそ見受けられるものの、ナチュラル仕上げの為、小傷等は目立たず、23年間の歳月を考慮すれば、、充分美品と呼ぶに相応しいコンディションをキープ。またネックコンディションは非常に良好でトラスの余裕もシッカリと確認出来ます。交換される前のオリジナルパーツはございませんが、交換されたパーツ類だけで20万円オーバーとなる豪華なビンテージカスタマイズとなっております。またオリジナルの稀少なツイードプードルケースが付属致します。
ただでさえ初期のカスタムショップ製のオールローズテレは人気が高く、市場でもあまり見ませんが、相場として45~55万円、高い時で70~80で取引されていた履歴まで確認出来ます。正直なところ通常のショップであれば70~80販売当然の一本。ですが、こちら当店から販売させて頂くのであれば、やはりそこは市場を無視した大特価にてご案内させて頂きます。完全に即売れが予想されます為、ビートルズファン、ジョージ・ハリスンファンの方は勿論、お気になりました方、考えている暇はありません。是非このチャンスをお見逃しなく。