Fender Custom Shop TBC La Cabronita Especial 2PU Relic Dakota Red 2009 Limited
全世界20本限定生産2009リミテッドエディション。超稀少な一本が極上ニアミントコンディションにて入荷致しました。
Fender社において最も歴史が長く、ソリッド・エレキギターの原点であり、今も昔も多くのミュージシャンに愛用される王道”Telecaster”
1950年にBroadcasterのモデル名で発表され、翌年1951年には現在のTelecasterのモデル名となりますが、Telecaster Custom、Custom Telecaster、Telecaster Thinline、Telecaster Deluxe、Standard Telecaster等多くの派生モデルが発表されます。
今回ご紹介させて頂くのは、2009年にFender Custom Shopディレクターであるマイク・エルドレッド氏によって考案された新たなスタイル”ラ・カブロニータ”のテレキャスター。こちらは初年度2009年の限定生産品として、全世界で僅かに20本しか存在しない内の一本になります。
まず以外と知られていないLa Cabronita Especialの意味ですが、こちらはスペイン語のスラング(俗語)で”ラ”は女性名詞の前に付ける冠詞で、”カブロニータ”はラフに直訳すれば”ヤンチャ”や”ワンパク”、”エスペシャル”は”特別な”と言った意味になります。イメージとしては我儘で気の強い女の子・・・(自分の娘や彼女などに向けて)といった感じでしょうか?スラングなのであまりキレイな意味ではありませんが・・・。
余談はさておきこちらの詳細としては、基本は伝統的なテレキャスタースタイルですが、特徴のあるピックガードに、TVジョーンズのクラシックグレッチスタイルとなるフィルタートロンピックアップを搭載。またフロントコントロールプレート無しの潔い1ボリューム&セレクタースタイル、ボリュームノブに付属したS-1スイッチ(プリセットトーン)スパーゼルチューナー、ソリッドステンレスサドルのノントレ・ブリッジなど、時代を感じさせる革新的なスタイルが目につきます。採用された材スペックについては、流石カスタムショップの限定品だと感じさせる、鳴りが良く軽量なアルダーボディ、薄らフィギュアドの見えるクォーターソーン(柾目)メイプルネックは厳選された特別なウッドマテリアルです。そしてヴィンテージでは激レアカラーとされる激渋のダコタレッドフィニッシュに、ヴィンテージ感たっぷりのハードレリックが施され、貫禄のある仕上がりとなっております。
そして気になるのはこのスタイルから放たれるサウンドですが、通常のテレキャスターよりも倍音感を多く感じるコンプ感と歯切れの良いエッジ感。このピックアップだからこそのコシと粘りのあるレスポールライクな出音は、それをシッカリと受け止める極上のネックから非常に気持ちよく抜けていきます。テレキャスターのハム仕様は他にも多くありますが、これほどマッチする個体はそうなかなかありません。王道のサウンドを知ってこそ欲しくなる美味しいサウンドを十二分に味わえる一本です。
また状態としては、前所有者様がコレクション目的で購入された為、フレットに保管に伴う極々僅かなスレがある程度で、ほぼ新品同様の極上コンディションをキープ。プレイ面としてフレットは95%以上、ネックコンディションは良好、トラスもシッカリと余裕が残っております。付属品は認定書を始めとした一式が揃っております。(画像参照)ケースはオリジナルのブラックトーレックスケースですが、汚れ、スレ傷等がいくつかございます。
2009年のラインナップ初年度ですが、世界限定生産としてオリンピックホワイト、ブラック、ダコタレッド、ショアラインゴールドの4色がそれぞれ20本のみ生産されました。当時の価格は50万円前後だったと記憶しております。またこちら認定書の日付が2009年2月ということからも極めて初期に生産された一本になります。その生産数の少なさからも市場に出ることすら珍しい非常にレアな逸品です。こちら販売履歴としましてはショアラインゴールドの個体が、こちらよりも断然コンディションが劣る状態にて378,000円にて売却済みとなっております。今回10年の歳月を無視した素晴らしいコンディションに関わらず、状態が劣る個体の相場と同額となる大特価にてご案内させて頂きます。お探しだった方にはまたとないチャンスですので、是非この機会をお見逃しなく。