Epiphone FT-79 Texan 1959-1960年製 Sunburst /Jacaranda FB /Fat&Short Head
Epiphone FT-79 Texan 1959-1960年製 Sunburst /Jacaranda FB /Fat&Short Head w/Early Style Inlay “Killer Sound”
ポール・マッカートニーの愛用でも知られるEpiphone フラットトップの代表的な人気モデルFT-79 Texanのオリジナルヴィンテージ。初期スタイルのヘッドインレイが採用された一本が入荷致しました。
その前身は1800年代から続き、Fender社・Gibson社を遥かに凌ぐ長い歴史を誇るEpiphone社。ワウペダルや電子チューナー等の開発など、楽器業界に革新的な功績を残してきました。
今回ご紹介させて頂くのは、1941年からの歴史を持ちEpiphone フラットトップ・アコースティックギターの代表的な人気モデルFT-79 Texanの1959-1960年製オリジナルヴィンテージ。世界的モンスターバンド”Beatles”の代表曲『イエスタデイ』や『レット・イット・ビー』などを生み出し、世界の音楽を変えた第一人者といっても過言ではない、生ける伝説”ポール・マッカートニー”氏の愛用でもしられるモデルですが、こちらは1958年からのGibson傘下への移行間もない事もあり、1950年代より採用されていたイレギュラースペックスタイルとなるヘッドインレイが採用された一本。更にはそのサウンドの素晴らしさを裏付けるべく、63年と半世紀を遥かに超える歳月弾き込まれ続けてきた貫録のヴィンテージ・アコースティックギターになります。
まずそのスペックとしては、ボディトップには均整の取れた美しい杢目を持つ良質なスプルースを採用し、フィニッシュは王道のサンバーストフィニッシュ。ボディサイド&バックにはヴィンテージならではのホンジュラスマホガニーが採用されておりますが、美しい柾目取りの材が採用されており、この時期のサウンドへの拘りの高さを感じさせてくれます。ネックにも同様にホンジュラスマホガニーが採用されておりますが、こちらは強度面を考慮しメイプル材をラミネイトした3P仕様。ネックシェイプは当時を象徴するVプロフィールとなっております。指板はもちろんハカランダ(ブラジリアンローズウッド)となりますが、非常に黒々としたコントラストの素晴らしい材となっております。ヘッドは1960年代初頭までの初期スペックとなるファット&ショートスタイルに、この時期ならではのパールインレイのスクリプト(筆記体)ロゴ、ヘッドインレイには通常同時期ですと2段仕様のバーチカル・オーバルインレイとなりますが、こちらは1950年代初期~中期に多く見られた1段仕様インレイのイレギュラースペックとなっております。その他としては鼈甲ガード、ハカランダブリッジには両サイドにドットインレイ、ダブルバウンド、シンプルなロゼッタ、エンドのみのストラップピン、立体的な形状のプラスティック・トラスロッドカバー、シングル・パラレログラムインレイ、アイボリーボタンの3連シングルラインクルーソンチューナー等が挙げられます。
そして何より気になるサウンドですが、同モデルのみならず数あるヴィンテージのドレッドノート・アコースティックギターの中でも、ズバ抜けた極上のサウンドを掻き鳴らします。ヴィンテージならではの良質材の恩恵は非常に大きく、軽いストロークひとつで鳥肌の立つ心地よいボリュームと甘く味わい深い脳に訴えかけてくるような麻薬的なトーンが堪りません。63年という長い期間弾き込まれてきたことで、ここまで熟成されるのかと本当に驚かされます。アコースティックギターの良さを凝縮したような、ピッキングの振動を内部にて増幅した最高の音の広がり、一音一音ずつシッカリと芯の太さを感じさせる堪らない倍音感、煌びやかな高音域は耳に痛い音域が一切無く、深みのある中低域のマッチングが非常に秀逸です。フィンガー、コードストロークとスタイル問わず抜群のポテンシャルを発揮し、空気中に溶けていくようなサスティーンの伸び方もリイシューモデルでは決して味わえない素晴らしいものがあります。
最後に状態としては、63年という歳月ガッツリと弾き込まれてきたことが伺える、強烈なヴィンテージ・プレイヤーズコンディション。そのルックスは見ているだけでお酒が進んでしまうような貫録を魅せ付けます。アコースティックギターという事もありボディサイド&バックのダメージは比較的少なくなっておりますが、ボディトップは歴戦のピッキングスクラッチをはじめとする使用感、ネック裏にも使用感があり、粗末に扱ったダメージではなく、弾き込まれてきたことに起因するサウンドの良さを裏付けるダメージとなっております。またパーツ変更・リペア歴としては、交換パーツはフレット、ナット、サドル、ピックガード、ブリッジピンと使用にあたっての消耗品パーツ交換はございますが、その他パーツはオリジナルとなっております。リペア歴としてはボディトップ&バック共にクラック補修歴が多数見受けられますが、ネック折れ等の致命的なリペア歴は無く、それぞれパッチや接着補修がシッカリと施されております。またこの時期のEpiphoneに数多く見られることですが、ヘッド形状が僅かながら線対称ではなく、それに伴いロゴ位置も僅かに右寄りに配置されております。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスの余裕もシッカリと残っており、現状にて弦高は12F上1弦側約2.2mm、6弦側約3.0mmにてセットアップされております。またケースもオリジナルと思われるブラックケースが付属致します。
ポール・マッカートニーの愛用もあり、ヴィンテージのテキサンは年々高騰を続けており、海外では状態が良く近いシリアルの個体が11,000ドル(≒167万円)で販売されております。こちらの一本については上述の通りコレクタブルコンディションとは程遠く、素晴らしいサウンドが故に弾き込まれてきたプレイヤーズコンディションにつき、適正価格としては70~80万円前後かと予想されますが、今回前所有者様から是非プレイヤーの方に手にして頂きたいというご要望を頂いております事もあり、相場を遥かに下回る非常にお値打ちなプレイヤーズプライスにてご案内させて頂く事となりました。今後の更なる高騰も予想される人気モデルですので、お気になりました方は是非このチャンスをお見逃しなく。
※年式表記につきましては、この時期のEpiphoneのシリアルが曖昧な部分があり、本機のシリアルはA-26●●(かなり薄くなっております為、正確とは言い切れません)、過去にA-25●●の個体が1959年製、A-28●●の個体が1960年製にて販売されていた事もあり1959-1960年製として表記しております。前所有者様のご購入時の年式表記は1959年でした。
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