Fender C/S MBS 1961 Stratocaster 2006 DBL H-Relic w/JC HWPU Builtby John English
Fender Custom Shop MBS 1961 Stratocaster 2006年製 Daphne Blue Hard Relic w/Josefina HWPU 3.36kg “Built by John English”
伝説のビルダー”John English”が製作したハードレリックの61ストラト。ホセフィーナハンドワウンドPU、強烈なフィギュアドネック、ハカランダの可能性を残す黒々とした指板等、魅力溢れる逸品が入荷致しました。
言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60年以上の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません。
レギュラーラインとは別セクションにて、厳選された材、厳選されたビルダーの手により生産されるカスタムショップの中でも選ばれたビルダーのみが冠することを許されるマスタービルダー。更に今回ご紹介させて頂く一本は歴代で10人にも満たないマスタービルダーの最高峰”シニア・マスタービルダー”の称号を許された一人であり、史上最高のビルダーとして名高い故John English氏によって製作された渾身の一本。同2006年には各マスタービルダーによるBrazilian Limitedが発表されておりますが、その際の材が採用された可能性を残す素晴らしい材が採用された極上のプレミアムギターになります。
まず何を差し置いても特筆させて頂きたいのは、これぞ歴代マスタービルダーの最高峰と言われるジョン・イングリッシュの製作品だと感じさせる驚愕の個体鳴りに驚かされます。ヴィンテージだけでなく、リイシューモデルや、ハイエンド等、現在まで数多くのストラトキャスターを取り扱わせて頂きましたが、その中でも群を抜いて強烈に鳴る一本です。その鳴りはまず生鳴りからいって違います。単にボリューム大きくジャキジャキ鳴るというのではなく、サウンドの芯をシッカリ感じさせる枯れた鈴鳴りを実感頂けるでしょう。また出力面としてもピックアップにはアビゲイル・イバラ女史の跡を継ぐ天才ピックアップアーティストのホセフィーナ・カンポス(Josefina Campos)女史によってハンドワウンドで製作されたFat 50’s Stratoシングルコイル×3を搭載し、通常のカスタムショップ製のピックアップとは完全に一線を画す本当に素晴らしいトーンをアウトプットしてくれます。体の芯を震わせるバキっとラウドなストラトトーンには”当たり”の個体特有のコシと粘りがあり、非常に煌びやかで味わいのあるクリーントーンから、図太いエッジ感が前に来るディストーションサウンドまで、オールマイティにお使い頂ける一本です。特にクランチ時のハーフトーンは絶妙で、倍音成分だらけな出音には弾き手すらも酔いしれてしまう魅惑なトーンを奏でてくれます。ここまで素晴らしいストラトはヴィンテージを含めてもなかなか巡り逢えるものではありません。
こちらのサウンドの要ともなるウッドマテリアルとしては、惜しみなく採用された材による影響も大きく、ボディは厳選された軽量かつ音響特性に優れたアルダー材に秀逸な激薄のラッカー塗装、そして何十年も弾き込まれてきたヴィンテージギターを意識したエイジドワークによりポテンシャルを最大限に引き出されます。採用されたカラーもオリジナルヴィンテージでは激レアカラー、リイシューとしても非常に製作数の少ないダフネブルーが採用されておりますが、レリックワークによりリアルな色焼けとビッシリと入ったウェザーチェック、そして経年を意識した塗装ダメージにより、オリジナルヴィンテージ顔負けのルックスに仕上げられております。更にネックにはピンストライプ系のフレイムフィギュアドがビッシリと入った良質なメイプルをクォーターソーン(柾目取り)にて採用されておりますが、こちらはフィギュアドだけでなく各所に硬質材の証ともなるフレックラインが確認出来る極上材となっております。そして極めつけは指板材ですが、通常インディアンローズが採用される中、こちらは明らかにコントラストが濃く、強い黒の杢目のうねり、導管にはギラつきを魅せるオイリーな材となっており、同年にブラジリアンリミテッドが発表されていた事からも、その際のハカランダ材を流用した可能性を残す程の本当に素晴らしい材となっております。インディアンの可能性は極めて低く、マダガスカルまたはハカランダになるかと思われますが、時期的には・・・と期待が膨らむウッドマテリアルです。その他としては11点止めミントグリーンガード、FENDER刻印サドルのシンクロブリッジ、クレイドットポジションマーク、スパゲティロゴ&スモールヘッド、クルーソンチューナーと、当時のスペックをしっかりと踏襲し、更に塗装だけでなくパーツ類にもエイジドワークが施されております。
状態としては、ハードレリックモデルという事もあり正確な判断は難しくなり、バックルスクラッチ等の使用感はおそらく後付けと思われますが、元のレリックにはマッチしているせいか違和感は感じられず、逆にリアルなエイジド感はヴィンテージファンには堪らないルックスでしょう。またこちらの一本については、前所有者様によりアップグレードが施されており、ピックアップは元々はCustom Shopのレギュラー品(おそらくCustom Shop Black Bobbin)が搭載されておりましたが、こちらを上述の通りホセフィーナカンボス女史のハンドワウンドPU(ピックアップのサイン入り証明書付き)を含む新しいアッセンセット(ポットデイトは2017、キャパシタはJupiter Red Astron)に、また演奏面を考慮してフレット&ナットが交換されております。その他はオリジナルのままです。ネックコンディションも良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、フレットも現状8部山以上残っております。付属品としても認定書を始め、正規代理店である山野楽器の保証書、ピックアップの認定書等の一式(画像参照)が揃っており、ケースもオリジナルのブラウントーレックスケースが付属致します。
ジョン・イングリッシュ氏の製作品については、氏が2007年に亡くなってしまったこともあり年々高騰を続け、更に昨今の楽器業界全体の高騰にて拍車をかけております。様々なリイシューモデルの中でも最も人気が高いと言っても過言ではないスラブ期リイシューですが、相場感としてはレリック無しのモデルですら既に220万円を超えており、加えてこちらのレアカラーかつハードレリック、そしてハカランダかもしれないという点を加えれば、適正価格は250万円前後でもおかしくありません。ですが今回こちらピックアップが明らかなアップグレードながらオリジナルでは無いという点を考慮し、また素晴らしいサウンドを誇る一本だからこそ、前所有者様より是非プレイヤーの方に手にして頂いてこれからも長くご愛用頂きたいといご要望を頂いており、ノンレリックモデルの相場感と変わらない非常にお値打ちな特別価格にて販売させて頂く事となりました。今後も更なる高騰が予想されるジョン・イングリッシュ氏製作のプレミアムな一本ですので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。
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JR西川口駅より徒歩1分の好立地&フロア総面積約130㎡。ゆったりとした落ち着きのある販売スペース&試奏スペース、様々なご要望にお応えする設備の整ったリペアスペース、そして商品の状態管理を徹底した在庫スペースを個別におくことで、ワンランク上のショップとして生まれ変わりました。試奏環境はクリーンアンプからドライブアンプまで様々なアンプをご用意し、またリペアマンが常勤しており、ご購入時のお好みのセットアップや充実したアフターフォロー体制を完備致しております。
“Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。Fender、Gibson、Rickenbacker、Epiphone、Gretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed Smith、Suhr、Tom Anderson、James Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。