Fender C/SMBS 1956 Stratocaster 2013 Black Hard Relic 3.34kg by Todd Krause
Fender Custom Shop MBS 1956 Stratocaster 2013 Black Hard Relic w/Soft V 1P Neck 3.34kg by Todd Krause “Like a Backie”
エリック・クラプトンの愛機”Blackie”を彷彿させる、ハードレリックの1956 Stratocasterモデル。実際にクラプトン本人使用機を数多く手掛けてきたトッド・クラウス渾身の一本が入荷致しました。
言わずと知れた世界3大ロックギタリストの一人として、その名を世界に轟かせ多くのギタリストに大きな影響を与え、ギタリストの中では”神”と崇められるスーパーギタリスト”エリック・クラプトン”。その活動は1960年代から始まり、そして50年以上が経った現在に至るまで非常に多くのファンに支持され続けております。
そのクラプトン所有ギターの中でも最も有名な一本である”ブラッキー”。1956~1957年製のヴィンテージ・ストラトキャスター3本を本人の手によってばらし、組み上げられたヴィンテージコンポーネント。こちらのオリジナルはクラプトンが設立したドラッグとアルコールのリハビリ施設、クロスロード・センターを支援するために世界的に有名なオークションであるクリスティーズに出品され、日本円にして約1,000万円で落札されました。
クラプトンは1969年の初のソロアルバムで使用して以来、ストラトキャスターを愛用し続け、その分身とも言うべく数多くのシグネイチャーモデルが生まれてきました。1989年にはJ.W.Blackがクラプトンの担当ビルダーとなり、Blackieを復刻させ、その後ラリー・ブルックスやマークケンドリックが担当しホワイトやゴールドのストラトを製作します。そして最も大きな転機となったのが、1999年よりクラプトンのギター製作を担当するシニア・マスタービルダーであるトッド・クラウスによるものが大きいかと思います。実際にもクラプトンがツアーやレコーディングで愛用する数々のギターを彼が製作してきたことは周知の事実でしょう。
今回ご紹介させて頂く一本は歴代で10人にも満たないマスター・ビルダーの最高峰”シニア・マスタービルダー”の称号を許された一人トッド・クラウス氏が手掛けた、”Blackie”を彷彿させる1956 Stratocaster Black Relicモデル。
まずそのスペックとしては、ボディには厳選されたアルダー材が採用され、重量は約3.34kgとサウンド面と取り扱いの良さのバランスが取れたストラトモデルの理想の重量に仕上げられております。フィニッシュは”Blackie”同様のBlackカラーが採用され、実際に何十年も弾き込まれてきた個体を再現したハードレリックが施されております。その内容は全身にビッシリと入ったウェザーチェッキングに始まり、各所のリアルなエイジドワークはヴィンテージ同様の激渋のルックスとなっております。続いてネックは1956年を再現すべく1Pメイプル仕様となりますが、肉厚ながらも僅かにVを入れる事でプレイアビリティが向上された所謂ソフトVのプロフィールを採用し、またトーン面も重視したリフトソーン(追い柾目)の木取りにて、メイプル自体も薄っすらながらフィギュアドを感じさせる良質な材となっております。加えてボディ同様にネックにもレリック加工が施されており、弾き込まれたネックを再現したスキャロップエイジドや指板サイドからネックバック両サイドにかけてのエイジドワークは非常にリアルな仕上がりとなっております。あくまでこちらの一本についてはシグネイチャーモデルではなく1956モデルとなります為、フレットはヴィンテージタイプの21F仕様、指板ラディアスは7.25”R、トラスロッドアジャストはトラディッショナルなネックエンド側。その他としてはブラックドット・ポジションマーク、8点留めの1Pホワイトガード、Fender刻印のシンクロブリッジ、クルーソンチューナー、スモールヘッド&スパゲティロゴ等が挙げられます。
このブラッキーライクのクールなルックスに注目してしまいがちながら、やはり本質はサウンドにこそございます。まず生鳴り自体が素晴らしく軽いストロークひとつでアコースティカルな奥行の深さを感じ取れ、煌びやかで美しい極上の鈴鳴りが堪りません。加えてプラグインを試みてみると、良いヴィンテージを弾いた時同様の身震いのような感動が込み上げます。搭載されたピックアップはオリジナルのブラックボビンにて、おそらくCustom Shop製のFat 50’sシングルコイルかと思われますが、10年の歳月弾き込まれてきたことを経て、サウンド面へもエイジングが感じられます。まずクリーンで個体本質を確かめると、煌びやかな高音域は耳に触る音域が無く、色っぽい魅惑のトーンを奏でます。またこの時期の1Pネックの特徴にて中低域は通常のストラトよりも協調されており、特にコード感が素晴らしく、クランチ気味にした際のハーフトーンはクラプトンファンならずとも魅了される素晴らしいサウンドです。そして一転してドライブアンプと併せてみればラウドな芯の強さを残しつつ、サウンドエッジもズバっと決まる極上のドライブサウンドをご堪能頂けます。特にクランチ系のナチュラルドライブのサウンドはストラト好きの方なら思わず興奮してしまう極上のストラトサウンドをアウトプットしてくれます。
最後に状態としては、元々がハードレリック仕様となります為、どこからが後付けのダメージかの判断は難しくなりますが、見る限り後付けと思われる使用感があるものの、大きな違和感無く、ヴィンテージファンには堪らない使い込まれた激渋のルックスとなっております。もちろん塗装はオリジナルながらブラックライトを当てて確認しますと塗装チップ部にいくつかタッチアップが確認出来ます。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、フレットは7~8部山、電装関係の不具合も無く、即戦力となってくれる一本です。付属品についても認定書をはじめとした一式(画像参照)が揃っております。ケースはインナーにCustom Shopの刺繍の入ったブラックトーレックスケースが付属致しますが、通常1956モデルについてはツイードケースが付属することが多い為、出荷時からのオリジナルとは言い切れません。
昨今のコロナ禍や円安の影響における楽器業界全体の高騰は凄まじいものがあり、現在トッド・クラウスの製作する1956 Stratocaster Relicモデルについては、新品にて200万円にも迫る価格帯まであがってきました。中古市場でも70~90万円前後となっております。また現在こちらの個体と同時期に製作されたと思われる同モデルが約79万円にて販売されております。(そちら一本はHeavy Relicと表記されており、今回の一本とレリックの程度は変わりませんが、Heavy程激しいレリックではないと判断し、Hard Relic表記とさせて頂いております。)今回の一本については、元々がレリックモデルながら、後付けと思われる使用感が多く見受けられ、適正価格としては75~80万円前後になるかと予想されますが、こちら前所有者様から是非プレイヤーの方に手にして頂きたいという希望もあり、相場を崩す程の破格特価にてご案内させて頂く事となりました。今後も更なる高騰が予想される一本となっておりますので、この仕様にてお探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。
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