Fender Custom Shop Master Grade 1961 Stratocaster ‘98年製 Daphne Blue
超稀少品!Char氏愛用の”パンダストラト”同様のマスグレのダフネブルー1961モデルの1998年製をまさかの大特価放出致します。
言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60余年の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません。
今回ご紹介させて頂く一本は、1996年後期から僅か3年のみの生産となるも、通常のカスタムショップラインとは比較にならないほどの高いクオリティを誇り、今もなお中古市場において別格視されるマスターグレードシリーズ。
今回ご紹介させて頂く一本は、Char氏がライブやレコーディングで多々愛用し、バックパネルにWWF(世界自然保護基金)のパンダシールが貼られていることからも有名になった”パンダストラト”と同じくマスターグレードの1961モデル、同年製である1998年製、そしてダフネブルーフィニッシュとなる完全ドンズバの一本になります。
まずマスターグレードシリーズの拘りとしては、当時のFender社が掲げる「ビンテージギターには当たりはずれがあるが、マスターグレードはすべてが当たりである。」を謳い文句を現実にすべく、ヴィンテージFenderに実際に使用された工作機器やテンプレートを使い、更には60年代に活躍したパーツクラフトマン(ピックアップ担当のアビゲイル・イバラ女史、ネック担当のハーバード・ガステラム氏など)を呼び戻し当時と全く同じスタッフや作業工程にて完璧な復刻を手掛けるという念の入れようでした。その背景には同時期のGibson社によるヒストリックコレクションシリーズに対しての強い対抗意識があったのかもしれません。
こちらスペックに関しましては、良質なアルダーボディにレアカスタムカラーであるダフネブルーフィニッシュ。ネックにはワイルドなフィギュアドにビッシリとバーズアイが詰まっており、その杢目はネック全体~ヘッドトップまで美しく浮かび上がります。指板にはハカランダ顔負けのコントラストが強く杢目の締まった良質のローズウッドをスラブ貼りにて採用。その他スペックとしてはクレイドットポジションマーク、スモールヘッド&スパゲティロゴ、クルーソンチューナー、シンクロナイズドブリッジなどが挙げられます。
そして気になるサウンドですが、まず生鳴りからいって通常のカスタムショップとは格が違います。低域から高域まで繋がるように抜ける美しい鈴生りは20年の歳月を経てシッカリと熟成され、単純なストロークでも奥行のある枯れた味わいを感じさせてくれます。加えてプラグインを試みてみると、良いヴィンテージを弾いた時同様の身震いのような感動が込み上げます。搭載されたピックアップはハンドワウンドですが、1950年代にFender社に入社以来、60年近くにも渡ってピックアップ製作を担当していた伝説のピックアップ製作家Abigail Ybarra(アビゲイル・イバラ)女史によるものと推測されます。それを裏付けるべく、素晴らしいサウンドしっかりと感じさせます。まずクリーンで個体本質を確かめると、煌びやかな高音域は耳に触る音域が無く、色っぽい魅惑のトーンを奏でます。また中低域にしても非常にコシがあり通常のストラトよりも協調されながらも、コード感が素晴らしく、特にクランチ気味にした際のハーフトーンはマスビルシリーズをも凌駕する絶妙なサウンドです。そして一転してドライブアンプと併せてみれば、大音量のオーバードライブ時でも切れ味の鋭いエッジ感を感じさせ、個体の芯の強さを前に押し出してくれます。メイプルネックのゴリゴリした硬さにスラブローズならではの味わいをミックスした抜群のストラトサウンド。人間の本能に直接訴えかけてくるような本当に素晴らしい一本です。
状態としては全体的に僅かな色焼けや、スクラッチ等の小傷、コンター部などの部分的に塗装が薄くなっている点は否めませんが、約20年の歳月を考慮すれば充分に美品と呼べる状態をキープしております。総合的にはライトレリックのような抜群のルックスでもあります。またプレイ面においてはネックコンディションは良好でフレットは7~8部山、トラスは締める方向に固くなりはじめていますが、90度以上の可動域は確認出来ております。また配線材のみ1950~1960年代のヴィンテージ配線材へとグレードアップされておりますが、その他パーツは全てオリジナルです。付属品類についても認定書を含む購入時の一式が揃っております。(画像参照)ケースはオリジナルのブラウントーレックスになります。
評価の高さゆえに市場に出ても即売れとなる稀少なマスターグレード。加えてChar氏のファンなら誰しもが手に入れたい”マスグレ” ”ダフネ” ”1961モデル” “1998年製”と全てドンズバの一本。プレミア価値を含めれば40~50万円での販売も充分に可能な逸品ですが、それでも当店在庫として販売させて頂くのであれば、おのずと”大特価”でのご案内とさせて頂きます。まさに早い者勝ちの一本ですので、是非この機会をお見逃しなく。