Fender Custom Shop TBC 1956 Stratocaster ‘01年製 Fiesta Red Relic 3.4kg
マスタービルダーになる以前のJohn Cruz製作品。ヴィンテージの風合いのフィエスタレッドにレリック加工が施された激渋の一本を大特価にてご案内致します。
言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60余年の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません。
現行のFender製の中でもレギュラーラインとは別セクションにて上位ラインとして生産されるカスタムショップ。その中でも特に優秀なクラフトマンがマスタービルダー監修の元で製作されるTBC(チームビルドカスタム)シリーズ。
今回ご紹介させて頂く一本は、上位となるレリックモデルに加えて人気のフィエスタレッドフィニッシュの1956モデルですが、現在ではシニアマスタービルダーとして世界的に高い評価を受けるJohn Cruz氏を含むチームによって製作された他とは一線を画すMBSグレードに迫る極上の一本。ネックにはJC(ジョンクルーズ)のスタンプ、スプリングキャビティにはJCQA刻印(John Cruz Quality Assurance)が見受けられます。
まずこちらのスペックとしては、良質なアルダーボディにヴィンテージさながらの風合いをで仕上げられたフィエスタレッドフィニッシュ。手にまとわりつくようなフィット感をもつソフトVシェイプとなるネックには薄らとフィギュアドの浮かぶ極上のメイプル材が採用されております。更に加えてリアルなレリック加工は秀逸で、経年によるダメージの再現だけでなくヴィンテージ同様にウェザーチェッキングもシッカリと入っております。その他としては8点止めの1Pホワイトガード、ブラックドットインレイ、Fender刻印サドルのシンクロブリッジ、スモールヘッド&スパゲティロゴ、クルーソンチューナーなどが挙げられます。
非常に渋いフィエスタレッドカラーとレリック加工による抜群のルックスに目がいってしまいますが、その真髄はやはりサウンド面にあるといっていいでしょう。まず生鳴りからいってハンパじゃありません。まるでホロウボディのモデルかのようなふくよかなボリュームと手が痺れる程の抜けの良いサスティーンはストラトモデルの理想といっても過言ではないでしょう。またピックアップからの出力も秀逸で、クリーン~クランチ時には繊細なピッキングもシッカリと拾い上げ、非常に味のある艶やかな深みのあるトーンを奏で、ドライブ時には”これぞストラト”と思わず声を上げたくなる、細すぎず甘すぎない絶妙なディストーションサウンドが堪りません。個体としてどこかが特別秀でているという印象ではなく、ストラトキャスターの基本に忠実に個体としてのクオリティを追及したと感じさせる本当に素晴らしい一本となっております。
またこちら2001年製と16年の歳月が経過していることもあり、状態としてはレリック仕上げとなっている為、コンディションの判断は難しくも、ありがちなバックルスクラッチのようなものは無く、フレットは若干の部分凹みがありますが、残りが7部山程で特筆するダメージが無いことから、控えめに美品コンディションとしての表記とさせて頂きます。もちろんプレイにあたってのネックコンディションは至って良好で、トラスもシッカリと余裕が残っております。付属品は認定書を含む購入時の一式が揃っております。(画像参照)現状5wayに交換されておりますが、オリジナルの3wayに戻しての出荷も可能です。
現在特に人気の高いシニアマスタービルダーとして活躍するかたわら、MBSとなると手の届かないところまで高額となってしまったJohn Cruz氏製作品。現在同スペックにてJohn Cruzにオーダーすれば数年待ち&3桁近い金額になってしまうでしょう。こちら初期カスタムショップの特別と言っても過言ではない素晴らしい一本で、近年のカスタムショップ製と比較しても、その差は歴然といった別格の極上トーンを奏でてくれます。一度手にして頂ければ手放せなくなる王道ストラトサウンドだからこその良さを再認識して頂けるかと思います。ここまでのストラトにはなかなか巡り逢えないと断言出来ます。是非この機会に一度ご来店・ご試奏頂ければと思います