Fender Custom Shop TBC 1960 Stratocaster ‘99年製 Daphne Blue Closet Classic 3.4kg
Char氏使用のパンダストラトと同スペックの初期カスタムショップ品。ビッシリ入ったウェザーチェッキングが渋い貫禄の一本が入荷致しました。
言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60余年の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません。
Fender社の上位ラインであるカスタムショップから特に優秀なクラフトマンのみで製作されるTBC(チームビルドカスタム)シリーズ。今回ご紹介させて頂くのは、Char氏がライブやレコーディングで多々愛用し、バックパネルにWWF(世界自然保護基金)のパンダシールが貼られていることからも有名になった”パンダストラト”と同じくスラブローズの1960年モデル&ダフネブルーフィニッシュ。経年による抜群のヴィンテージルックスを誇る一本となります。
まずそのスペックとしては、ボディにはカスタムショップラインの厳選されたアルダー材に稀少カラー”ダフネブルー”フィニッシュ。ネックには見るからにサウンドの良さを感じさせるトーン重視のフラットソーン(板目)&フレックラインが浮かぶ素晴らしいメイプルを採用。見る角度によってフィギュアドも確認出来ます。指板にはコントラストが強く、ハカランダを彷彿させる真っ黒なラインが際立つ良質なローズウッドを採用。その他としては11点止め3Pのミントグリーンガード、クレイドットポジションマーク、Fender刻印入りのシンクロブリッジ、スモールヘッド&スパゲティロゴ、クルーソンチューナーなどが挙げられます。
その気になるサウンドとしては生鳴りだけでも枯れた奥行のある味わいを感じさせてくれるヴィンテージライクなベルトーン。新品のストラトでは決して味わえない、歳月によって馴染んだ枯れたサウンドは本当に堪りません。そしてプラグイン。まずクリーンで個体本質を確かめると、煌びやかな高音域は耳に触る音域が無く、色っぽい魅惑のトーンを奏でます。また中低域にしても非常にコシがあり通常のストラトよりも協調されながらも、コード感が素晴らしく、特にクランチ気味にした際のハーフトーンはマスビルシリーズをも凌駕する絶妙なサウンドです。そして一転してドライブアンプと併せてみれば、大音量のオーバードライブ時でも切れ味の鋭いエッジ感を感じさせ、個体の芯の強さを前に押し出してくれます。メイプルネックのゴリゴリした硬さにスラブローズならではの味わいをミックスした抜群のストラトサウンド。ルックス&サウンドともにチームビルドラインの中でも群を抜いて素晴らしい一本です。
状態としてはクローゼットクラシック仕様に加え、全身にビッシリと入ったウェザーチェッキング、経年による色焼けや使用感はリアルなエイジングとなり、小傷や打痕も多く見受けられますが、それもルックスの内と感じられる貫禄のヴィンテージルックスです。プレイ面としてはネックコンディションは非常に良好で、トラスの余裕も充分に残っており、フレットは現状で7~8部山程となっております。付属品は認定書や山野保証書を始めとする一式が揃っており(画像参照)、ケースはオリジナルのブラウントーレックスケースとなります。
Char氏の使用により、たちまち市場に出回らなくなったダフネ1960モデル。今回ご紹介させて頂く一本は、使用感こそあるものの、逆にそれがヴィンテージファンには堪らない貫禄のルックスとなる逸品です。人気の高い90年代初期カスタムショップというだけでなく1960モデルのダフネブルーというファン待望のプレミアスペックですが、こちらまさかの大特価にてご案内させて頂きます。なかなか市場に出回るスペックではありませんので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく。