Fender Custom Shop TBC L-Series 1964 Stratocaster Heavy Relic w/Roasted Maple

50周年企画として製作された過度期スペック満載の64ストラト。全てにおいて他を凌駕する極上品が新品同様コンディションにて入荷致しました。
 
言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60余年の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません。
 
今回ご紹介させて頂く一本は、Stratocaster誕生50周年を記念して、高いクオリティを誇るチームビルドによって製作された特別生産ライン、Lシリーズとなります。中でもコアなヴィンテージファンには堪らない過度期の1964スペックに加え、当時のカスタムカラーであったブラックフィニッシュに強烈なヘビーレリックが施された、他とは一線を画す逸品となっております。
 
まずその詳細としては、軽量かつサウンドとのバランスを考慮した良質なアルダーボディに、人気の高いカスタムカラーであるブラックフィニッシュ。細すぎず太過ぎない絶妙なナローCのメイプルネックは薄らとフィギュアドフレイムが浮かび上がり、当時のハカランダのような真っ黒でエボニーのような最上級のローズウッドをラウンド貼りにて指板に採用。ピックアップにはアビゲイル・イバラの跡を継ぐ天才ピックアップアーティストのホセフィーナ・カンポス（Josefina Campos）女史のハンドワウンドによる特別なピックアップHW Custom PU×3を搭載。その他スペックとしてはスモールヘッドにトラディションロゴ、12Fがナロードットとなったクレイドットポジションマーク、11点留めミントグリーンガード、4ボルトのジョイントプレートにはLから始まるシリアル（実際のヴィンテージシリアルでも1964年を表すシリアル）となど、1964年という過度期ならではのスペックが数多く見受けられます。
 
ヴィンテージファンを泣かせるスペックも嬉しいポイントながら、こちらレリックにも拘り抜いた一本となっております。ボディからネック全てに入ったリアルなウェザーチェッキングに加え、本当に50年以上の間弾き込んできたかと錯覚するような通常のレリックよりも遥かにハードに入れられたヘビーレリックは、ヴィンテージルックがお好みの方にはドンズバでハマる最高のルックスへと仕上がっております。またこちらのエイジド仕上げはルックスだけでなくサウンドにも拘りを魅せる点として、ネックには近年の最新技術であるロースト加工が施され、それによって余計な水分の除去、樹脂成分の結晶化を促し、安定した剛性と、音抜けやサスティーン、ヴィンテージ同様の枯れたトーンさえも再現しております。
 
その気になるサウンドとしては、弾き始めたら止められない中毒要素の強い強烈なストラトサウンドとしてアウトプットされます。ヴィンテージを数多く弾いてこられた方こそ逆に驚きの最上級のヴィンテージトーンです。まず生鳴りからいって近年のギターとは思えません。良く鳴る個体ですが、ヴィンテージ同様にただ大きなボリュームで鳴るのではなく、全体の共振感と音の抜けが堪らなく気持ち良く鳴ってくれます。そしてプラグインしてみると、その味わい深い鳴りをうまく拾い、かつ独特なフィードバック感、耳に心地よい音域を集めた倍音感を体で感じて頂けます。”鈴鳴り”の表現が良く似合う煌びやかなトーンから、小気味良く刻みたくなるレスポンスの良さ、シッカリと芯がありながらも甘く広がるブルージーなトーン。クリーンアンプでウットリし、ドライブアンプでテンションの上がる堪らないストラトサウンド。搭載されたピックアップ、そして個体そのものの鳴りが融合した最高の結果となって顕著に表れております。
 
またここまで鳴る個体にも関わらず状態はまさかの新品同様の極上コンディション。レリック仕上げとなっている為、コンディションの判断は難しくありますが、あからさまに後付けと感じるようなダメージは見受けられず、フレットも95%以上は残っていることからも殆ど惹かれずに保管されてきた事が伺えます。またプレイ面でのネックコンディションは良好、トラスも充分に余裕が確認出来ます。
 
アニバーサリーモデルに関しましては50周年ということで通常2014年販売からとなりますが、こちらL-Series、アビゲイル・イバラ女史のハンドワウンドPU、ネックエンド部の”ANNIV.”のデイティング、製作完了日が2013年10～11月、認定書のモデル名には”64 Stratocaster Closet Classic”の表記などから総合的に見て、50th Anniversaryモデルに向けて試作的に製作された一本ではないかと推測されます。可能性としてベースがCloset Classicで後付にてレリック加工をした可能性は否めませんが、仮にそれでも莫大な費用がかかりますし、トータル的に見て可能性は低いように感じられます。
 
サウンドは勿論、採用されたウッドマテリアルに圧巻のヴィンテージルックスを誇る最高の一本。加えて非常にレアな64スペックとなっております。オリジナルのヘヴィーエイジドでも後付けのヘヴィーエイジドでも、どちらにせよ新品時の価格は60万円オーバーとなる極上のストラトです。こちら大特価にてご案内させて頂きますので、お気になりました方、まず今後手に入らない稀少な一本ですので、後悔される前に一度是非ご来店・お問い合わせ頂ければと思います。