Fender Jazz Bass 1973年製 Original Black & Black Block 4.0kg “Fat Early 70’s Sound
図太い芯をもつパワフルな70年代初期のジャズベース。オリジナルブラックフィニッシュが渋い逸品。プレイヤーズプライスにて放出致します。
エレキベースの王道中の王道Jazz Bass。1960年の発表以来現在に至るまでその人気は衰えることを知らず、Precision Bassと並んで最も有名なモデルのひとつとされております。プレベと比較するとより繊細で幅広いサウンドメイキングを可能とし、ネックが細目となっております。有名ミュージシャンの使用でいえば、マーカス・ミラーやジャコ・パストリアス、ジョン・ポール・ジョーンズなどが挙げられます。
今回ご紹介させて頂くのは、ヴィンテージの中でも力強く、特にロック系のギタリストからは高い評価を受ける70年代初頭に生産された、オリジナルブラックフィニッシュのジャズベースになります。
まずスペックとしては、軽量のアルダーボディにオリジナルブラックフィニッシュ、見るだけで音抜けの良さを感じさせる良質な1Pメイプルネックには、ブラックのネックバインディングとブロックポジションマークが非常にロックな印象を受ける仕上がりとなっております。
そして特筆すべくはこの”使えるサウンド”でしょう。プレベと比較しその幅広いサウンドメイキングからジャズベースを選択される方は多いと思いますが、こちらの一本に関しては指弾きでは倍音豊かなローミッドの力強さがあり、スラップ時にはまとわりつくような低音の響きがあります。オリジナルグレイボビンPUならではの音色というのもありますが、個体差という点も大きく、近年物のジャズベにありがちな線の細いパワー不足だと感じる個体とは別格の弾き込まれたビンテージ・ジャズベースです。
状態はプレイヤーズコンディションとなり、PUはオリジナルをキープしておりますが、その他消耗パーツとなるフレット・ナットやポットの交換、その他ピックガード(90年代Fender製)交換、サイドポジションマークの入れ替え、ネックのオーバーラッカー、またブリッジについてはオリジナルポジションでオクターブ調整が駒ギリギリとなっていた為、オリジナルポジションより若干上に移動されております。塗装面の状態は全体的にウェザーチェッキングがビッシリと入り、小傷や塗装チップなどありますが、逆にそれがヴィンテージとしてのエイジングルックスを向上させ、オーラのある非常に渋い一本となっております。プレイ面としてはネックの状態は非常に良好でほぼストレート、トラスの余裕もあり、フレットも打ち替えたばかりなのでプレイアビリティは抜群です。勿論入荷後にプロのリペアにより完全にセットアップさせて頂いておりますので、即戦力となる一本です。約4.0kgと非常に軽量な点もプレイヤーの方には嬉しいポイントです。ケースはオリジナルのブラックトーレックスが付属致します。
60年代のオリジナルジャズベースの価格の高騰はもちろん、70年代初頭までは今もまだ高騰を続ける高い人気のモデルです。中でもカスタムカラーのブラックに関しては更に人気が高く同年式のフルオリ&美品であれば60万円オーバー当たり前となっています。今回こちらの一本につきましてはプレイヤーズコンディションではございますが、サウンドに影響する主要部はオリジナルヴィンテージをキープかつ、サウンド良く軽量でプレイヤーの方には理想な一本ですが、価格面も理想を実現すべく相場を大きく下回る大特価にてご案内させて頂きます。前オーナー様が本機を購入されたのは去年某有名ヴィンテージショップにて45万円です。超お値打ちのプレイヤーズプライスの為、まさに早い者勝ちです。お気になりました方は是非この機会をお見逃し無く。