Fender Musicmaster 1958年製 Desert Sand Refin. Duo Sonic Modify w/Vintage PU
Fender Musicmaster 1958年製 Desert Sand Refin. Duo Sonic Modify w/Vintage PU 3.00kg “Player’s Vintage”
ヴィンテージブラックボビンPUをリアに増設したデュオソニックモディファイ。リフィニッシュ&パーツ交換多数の為、相場の半値すらも大きく下回るプレイヤーズプライスにてご案内させて頂きます。
Fender社の歴史において、今や欠かせなくなったステューデントモデル。1950年代のエレキギターブームが始まる時流に合わせ、Fender社は自社のギター普及に力を入れており、教則本の作成に始まり、ギター教室や学校に講師を派遣、そして初めてエレキギターを手にするプレイヤーにも気軽に手にする事の出来るステューデント(入門)モデルを数多く発表します。その歴史としては1956年中頃に発表されたMusicmaster & Duo Sonicに始まり、 1964年にはMustang、1967年にはBronco、その後も多くのモデルを輩出します。当時はステューデントモデル=廉価モデルの認識が強くありましたが、近年になって国内・海外併せた有名なアーティスト達の愛用に始まり、改めて高い評価にて再認識され、特に1950年代のヴィンテージについては、昔からは考えられない程の高騰を続けております。
今回ご紹介させて頂くのは、1958年に製作されたMusicmaster。こちらオリジナルスペックではフロントPU一発の仕様となっておりますが、Duo Sonicモデル同様にリアにPUを増設した実戦的なモディファイが施され、尚且つそのPUにはオリジナルヴィンテージのブラックボビンPUを採用。またその他リフィニッシュを始め、多数のパーツ交換がされているプレイヤーズ向けな一本となっております。
まずそのスペックとしては、ダブルカッタウェイのノンオフセットスタイルにて、フラッグシップモデルであるストラトキャスターと比較して3/4サイズとなるコンパクトなボディ形状を採用。ボディ材についてはベタ塗り塗装の為、確実な判断は致しかねますが、おそらくポプラ材が採用されているかと思われます。塗装はリフィニッシュですが、オリジナルのDesert Sandカラーから同色のDesert Sandカラーへのリフィニッシュとなり、この時期特有の雰囲気をシッカリと残しております。ネックはヴィンテージギターならではの良質なメイプルを採用し、ステューデントモデルの特徴でもある22 1/2”スケールを採用。こちらもヘッドトップ面以外はリフィニッシュ施されております。その他としては、ヴィンテージルックスとして欠かせないアナダイズドピックガード、溝切無しの3点サドルのノントレブリッジ、スモールヘッドにスパゲティロゴ下にはMusicmasterロゴ、指板&サイドポジションマークはブラックドット、ポールピースの見えないプラスティックカバーのピックアップ、ナット幅約39mmに加え細身のネックシェイプ等、このモデルならではの特徴が多く見受けられます。
そして気になるサウンドは、率直な感想として、ステューデントモデルと呼ぶには勿体無いと思える枯れた味わいを持つVintage Fenderサウンドを放ちます。まず生鳴りだけでも非常に良く鳴る個体で、まるでセットネックのようなボディとネックの一体感を持ち、軽いストロークでもボディをシッカリと震わせ、ネックの先に心地よく抜けていきます。出力面では、ヴィンテージのブラックボビンPUならではの歯切れの良い聞く人をウットリさせるいなたいトーンを奏で、近年のものとは完全に別格です。特にフェンダー系アンプのクリーン~クランチとは抜群にマッチし、ノントレモデルならではのダイレクト感と安定したチューニング精度を誇ります。またDuo Sonic同様の2PU仕様にすることで、リアのアタッキーなサウンドバリュエーションが増えるのは勿論、センターポジション時にはハーフトーンでは無く、フロント&リアの直列になりハムバッカーライクな力強いサウンドまでカバーします。コントロールも非常にシンプルな為、直感的に使えるプレイアビリティと、どのポジションでもクオリティが非常に高く、一度手にしたら近年のモデルはもう弾けなくなる程に病みつきになるサウンドです。プレイコンディションとしてはネックはほぼストレートの良好なコンディションで、フレットは大きな凹みも無く7部山程、トラスロッドは締める方向には充分に余裕あり、緩める方向には殆ど余裕がありません。ピックアップからの出力減衰は感じられず、電装関係のガリ等も殆どございません。
最後にパーツ変更、リペア歴としては、上述と一部重複する部分もありますが、まずボディは同カラーにリフィニッシュ、ネックもヘッドトップ面以外はリフィニッシュ、フレット&ナット交換、ピックガード交換(おそらくDuo Sonic用のリプレイス)、リアPUは同年代のブラックボビンPUを増設(元々ボディ自体がDuo Sonicモデルと流用していた為、PUキャビティのザグリ等はありません)、それに伴ってセレクターが追加されますが、その部分のみボディキャビティ内の拡張ザグリ、ブリッジはオリジナルですがイモネジとスプリングが交換、ジャック交換、ポット交換(CTS 1975年製)、コンデンサ交換、ジョイントプレート交換(シリアル無し)、ペグ交換(アイボロイドボタンのクルーソンタイプ)、ストリングガイドとヘッドロゴはオリジナル、ケースはFenderロゴの入ったソフトケースが付属します。また年式の特定としては、ネックデイトは9/58のペンシルデイト、ボディ側のデイトは確認出来ませんが、キャビティ内のルーティング跡やその他治具跡より、同年代のヴィンテージという事が分かり、わざわざ同年代にてコンポーネントする事も考えにくい為、おそらくオリジナルのボディという事で判断させて頂いております。
ステューデントモデルの中でも、特に高騰を続ける1950年代のMusicmaster & Duo Sonic。国内で販売されたものは全て即完売となる高い人気を誇り、現在国内市場では一本もありません。過去販売歴や海外にて現在販売されている1958年前後のMusicmasterについては、相場としては50万円前後、状態の良いものであれば60万円を超えてきます。今回の一本については、上述の通り、リフィニッシュを始め、多数のパーツ交換が施されておりますが、サウンドの要であるPUにはリイシューではなく、ヴィンテージのブラックボビンPUが搭載されている為、サウンド面ではオリジナル度が高い個体と遜色無いどころか、弾き込まれてきた個体ならではの素晴らしいサウンドを誇る一本です。ヴィンテージギターとしてのマイナス点を加味して、適正価格は25万円前後が妥当なラインかとは思いますが、今回まさかの破格特価にてご案内させて頂く事となりました。オリジナル性が高く状態の良い個体の相場と比べれば、1/3以下となるスペシャルプライスです。是非プレイヤーの方に手にして頂きたい一本ですので、お気になりました方は絶対にこの大チャンスをお見逃しなく。※画像のハードケースは撮影用の物となります。
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