Fender Rosewood Telecaster 1969年製 Deep Color 3.59kg
Fender Rosewood Telecaster 1969年製 Deep Color 3.59kg Full-Original except Slight Repair “George Harrison”
期間限定セール198万円→168万円。1Pトップ&1Pバックのディープカラーのローズウッドが採用された初期製作品。軽量かつ、極僅かなリペア歴を除いてはフルオリジナルの逸品が美品コンディションにて入荷致しました。
Fender社において最も歴史が長く、ソリッド・エレキギターの原点であり、今も昔も多くのミュージシャンに愛用される王道”Telecaster” 前モデルとなるBroadcasterからNocaster、そして1952年にTelecasterのモデル名として発表されました。年式によるスペックの違いだけでなく、サンバースト&バインディングのTelecaster Customや、ハムバッカー×1搭載のCustom Telecaster、ハムバッカー×2搭載のTelecaster Deluxe、 Fホール&シンボディセミアコ構造のThinlineなど多くのバリュエーションにてラインナップされました。
世界的なビッグバンド”ザ・ビートルズ”のリードギタリスト、ジョージ・ハリスン。ビートルズ解散後もソロ活動を続け、数々のロックシーンにその名を刻みこみ、多くのミュージシャンに多大な影響を与えたギタリストですが、そのジョージ・ハリスンの使用でも有名な稀少モデル、”ローズウッド・テレキャスター”。ジョージ・ハリスンの為に1968年に製作されたギターがラインナップ化したもので、1969年から1972年の短い間に僅か200~400本のみ製造され、その後もその高い人気により多くのリイシューシリーズが発表されます。
今回ご紹介させて頂くのは、ローズウッド・テレキャスターがラインナップとして発表された初年度となる1969年製のオリジナルヴィンテージ。加えてジョージ愛機同様の初期製作品のみとなる1Pトップ&1Pバックの稀少スペックかつ、ディープカラー&ライトウェイト、オリジナル度も高く状態も素晴らしい極上の一本となります。
まずスペックとしては、ボディにはホロウ構造にてボディトップとボディバックには1Pの良質なローズウッドが採用され、アッシュ材にも似たシッカリとした杢目をもつ初期物ならではの素晴らしい材となっております。重量としては同モデルの平均が3.9~4.1kg前後となる中、約3.59kgとズバ抜けて軽量な個体となっております。フィニッシュカラーはフェイドしやすいナチュラルローズウッドカラーですが、こちらも深い色合いがシッカリと残ったディープカラーとなっております。また当時の工夫としてボディの変形を防ぐために強度の高いメイプル材が挟み込まれております。ネックも同様に色合いも良く、ハッキリとした黒の杢目が走る良質なローズウッドを1Pにて採用。スカンクストライプはメイプルを使用し、ネックシェイプは手作業にてシェイピングされた握りやすいシェイプとなっております。指板ポジションマークはパールドットのナロウスペック、ヘッドにはブランドロゴのみで、過度期を意味するトランジションロゴが採用されますが、こちら現在は経年焼けによりゴールドカラーに変化しておりますが、元々はTelecaster Bassのロゴを切り取って使用されたとされるシルバートランジションロゴとなります。その他としては、ピックガードにはブラックタートイズバックのブラックガード、FキーチューナーにF刻印の4点留めジョイントプレート、1ストリングガイド、シリアルは260606と1969年製の中でも初期シリアルとなります。(シリアル自体も過度期の為、278916~290835の間は1970年製と重複します。)
そして気になるサウンドとしては、軽量な個体という恩恵を受け、オールローズモデル特有の特徴を残しつつも倍音豊かなトーンも併せもつキラーヴィンテージサウンドを放ちます。引き締まったタイトな中低域には他のオールローズには無い倍音成分を多く含み、心地よいローズウッドモデルならではの甘く味わい深い粘りを感じさせます。またキレ味のあるアタック感と、ブライトでクリスピーな部分、ナチュラルなコンプ感も味わえます。通常のアッシュボディとは全く別物と感じさせる特別なサウンドキャラクターは、1969年のコンサートで演奏した『Let it Be』を彷彿させる本物のトゥワンギーサウンド。現在では数々のリイシューが発表されておりますが、それは全て”似て非なる物”であり、ヴィンテージの人気と高騰が裏付けられる素晴らしい一本となっております。
状態としては、51年前の一本と半世紀以上の歳月が経過していることもあり、各所に打痕やスレ、スクラッチ等のダメージは多々見受けられますが、年式を考慮すれば非常に状態の良いエクセレントプラスの美品コンディション。パーツ類に関してはコントロールプレートのビスが交換されておりますが、その他はフレット&ナットを含むフルオリジナルコンディション。電装関係もハンダバージンにてポットは1966年製となります。リペア歴としては、ペグが一度クルーソンタイプへと変更された履歴(現在はオリジナル、エキストラホールの穴埋めリペア有)、ヘッドトップを除いてネックはオーバーラッカーが施されております。またピックアップキャビティ内に浅い穴開け加工が何カ所か施されておりますが、加工の意図は判断しかねてしまいます(画像参照)。プレイ面としてはネックコンディションは良好でトラスの余裕も左右ともにシッカリと残っております。フレットもオリジナルにて5部山前後となっておりますが、現状どのポジションでも音詰まり等もなく、まだまだ現役でご使用頂けます。付属品としてはオリジナルのブリッジカバー、オリジナルのブラックトーレックスケースが付属致します。
ローズウッド・テレキャスターと言えば”極端に高騰した価格、4.0kg弱の重い個体、市場で殆ど流通しない”モデルとして多々紹介されています。販売相場としてはそれこそ一般的な4kg前後の重い個体かつ1970~1972年製でも200~300万円で取引され、1969年製の初期に関しても同様に4kg前後の個体であったとしても300~400万円前後で取引きされる事が殆どです。今回の一本につきましては、非常に高いオリジナル度をキープしながらも上述の通り若干のリペア歴が見受けられます為、非常にお値打ちな価格、同モデルの中ではズバ抜けて軽量な個体、年式の割に状態の良い美品コンディション、また初年度1969年製の中でも初期スペックとなる稀少度を誇る極上ヴィンテージです。こちら非常に素晴らしい個体ながら前所有者様からのご厚意もあり、相場を無視したお値打ち大特価価格にてご案内させて頂く事となりました。ビートルズファン、ジョージファンの方はもちろん、Fenderの歴史を語るには欠かせないコレクタブルアイテムですので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非このチャンスをお見逃しなく。
※こちらの商品は2021/6~2021/9末までの期間限定セール品となります。
前販売価格1,980,000円→セール価格1,680,000円 30万円Price Down!!