Fender Stratocaster 1961年製 Sunburst /Black Jacaranda & Wild Figured Maple

Fender Stratocaster 1961年製 Sunburst /Black Jacaranda & Wild Figured Maple "Hi-Originality & Killer Sound"
鮮やかに赤の残ったサンバースト、真っ黒なハカランダ指板、ワイルドフィギュアドのネック、電装系含むメインパーツはオリジナルをキープした強烈なサウンドを誇る極上のヴィンテージストラトが入荷致しました。
 
言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60余年の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません
 
今回ご紹介させて頂く一本は、ヴィンテージ・ストラトキャスターの中でも1959～1962年初期までの僅かな期間のみ生産された、ローズウッド（ハカランダ）のスラブ貼り指板仕様となる特に高い人気を誇る1961年製の一本。鮮やかに赤の残ったサンバースト、真っ黒なハカランダ指板、ワイルドフィギュアドのメイプルネック、電装系含むメインパーツはオリジナルをキープした強烈なサウンドを誇る極上のヴィンテージストラトになります。
 
まずそのスペックとしては、ボディにはヴィンテージならではの良質なアルダー材が採用され、フィニッシュは3トーンサンバーストですが、ヴィンテージギターでありがちな赤がフェイドしたものとは違い、鮮やかな赤がシッカリと残った美しいカラーリングとなっております。続いてネックにはヴィンテージストラトならではのトーン重視のフラットソーン（板目取り）メイプルが採用されておりますが、ガッツリとワイルドなフィギュアドが浮かび、また併せて硬質材の証でもあるフレックラインが多数入っている見るからにサウンドの良さを感じさせる本当に素晴らしいネックとなっております。そしてヴィンテージストラトの魅力のひとつとなる指板のハカランダですが、遠目ではエボニーと見間違えてしまう程に真っ黒なコントラストを持ち、導管からはオイリーなギラつきも感じさせる最高峰の材で、指板ラミネイトは1962年初期までとなるスラブ貼りとなっております。その他としては11点留めの3Pグリーンガード＆シールディング、ブラックボビンPU×3、シングルラインクルーソンチューナー、スモールヘッド＆スパゲティロゴ、クレイドットポジションマーク、Fender Pat Pend刻印サドルのシンクロトレモロなどが挙げられます。年式の特定としては、シリアル＃67●●●より1961～1962年対応、ネックデイトは61-9（1961年9月）、ポットデイトは6134（1961年34週⇒8月）より、1961年製として判断しております。
 
そして気になるサウンドですが、63年という半世紀以上の歳月によって十二分に熟成された個体は、まず生鳴りからいってハンパじゃありません。右手のストロークによって弾けだすサウンドと、左手を痺れさせながらヘッドの先が鳴る抜けの良い個体で、その強烈な鳴り方は弦楽器としての素晴らしさを感じさせてくれます。アンプを通さずともアコースティカルな音の深さを味わえる素晴らしい一本です。加えてプラグインを試みてみると、
 良いヴィンテージならではの身震いのような感動が込み上げます。搭載されたピックアップはオリジナルのブラックボビンですが、電装関係もエイジングされるというのを肌で実感して頂けるでしょう。まずクリーンで個体本質を確かめると、美しく煌びやかな高音域は耳に触る音域が無く、クリアながらに奥行のある枯れたニュアンスを含みます。また中低域にしても非常にコシが太くスラブボードならではのパンチ力と芳醇な倍音感をシッカリと感じられます。また一転してドライブアンプと併せてみれば、大音量のオーバードライブ時でも切れ味の鋭いエッジ感を感じさせ、個体の芯の強さを前に押し出してくれます。特にこちらの個体はブライトでコード感がハッキリと出ており、イメージトしてはロリーギャラガー所有のストラトに更にビブラート感をアップさせたという印象を受けます。メイプルネックのゴリゴリした硬さにスラブローズならではの味わいをミックスした抜群のストラトサウンド。人間の本能に直接訴えかけてくるような本当に素晴らしい一本です。
 
最後に状態としては、サンバーストの赤はキレイに残っているものの、ビッシリと入ったウェザーチェッキングに、実際に63年の歳月を経過したことによって刻まれるリアルエイジドは、近年のレリック品では絶対に出せない貫禄のルックスとなっております。マイナスダメージとしてはピックガードのフロントPUの弦高調整ビス周辺にクラック、ヘッドロゴの一部にデカール欠けが見受けられます。パーツ交換・リペア歴としては、フレット＆ナット交換、ボリュームノブ交換（近い年代のヴィンテージと思われます）、現在セレクターが5wayに交換されておりますがオリジナルの3way付属、同様にピックアップビス＆ゴムチューブも交換ながらオリジナルが付属しております。その他ビス類がいくつか交換されている程度で、欠品しがちなトレモロパネルも割れや欠けがありますがオリジナルが付属しております。ケースはこの時期ならではのオリジナルブラウントーレックスケースにて、保管＆運搬用に汎用のハードケースが付属致します。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの可動域もシッカリと残っており、電装関係の特筆した問題も無し、フレットも大きなエクボも無く7部山程残っており即戦力の一本となっております。
 
多くの大物ギタリストの愛用で知られるように、実戦向けなストラトとして評価の高いスラブ期のストラトですが、その極めて高い人気から数多くのリイシューモデルが製作され、オリジナルヴィンテージに至ってはFenderの数あるモデルの中でも最も高騰していると言っても過言ではありません。現在の相場感としては使用感があり電装系の交換歴がある個体でも500万円前後、状態の良いフルオリジナル品となれば700万円前後、カスタムカラーともなれば4桁超えという事も多々ございます。今回の一本についてはサウンドの良い個体が故にフレット＆ナットと使用に伴う交換点こそございますが、その他はほぼフルオリジナル状態（ボリュームノブも市場に出れば比較的安価にて入手可能）に加え、サンバーストの赤も残ったヴィンテージとしてはキレイな個体、また極上材の恩恵もありサウンド面も他を凌駕する素晴らしい一本という事もあり、適正価格としては550～600万円前後になるかと予想されますが、こちら前所有者からのご厚意もあり、高額帯ながらお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。高騰したスラブ期ストラトの中でも比較的手に入れやすいプレイヤーズ向けの個体は市場に出れば即売れとなる事が殆どとなりますので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく。
 
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“Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。Fender、Gibson、Rickenbacker、Epiphone、Gretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed Smith、Suhr、Tom Anderson、James Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。