Fender Stratocaster 1971年製 Sunburst /Maple/1st-Guide & 3P-Joint 3.34kg

Fender Stratocaster 1971年製 Sunburst /Maple/1st-Guide & 3P-Joint 3.34kg “Hi-Originality & Transition Spec”
数々のギターヒーローの愛用で知られる1970年代最初期の過度期スペックの一本。パーツのオリジナル度も高く、材のクオリティも高いヴィンテージストラトキャスターが入荷致しました。
 
言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60余年の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません。
 
今回ご紹介させて頂くのは、数多くの大物ギタリストの愛用でも知られる1970年代最初期となる1971年製ストラトキャスター。様々なスペックが移り変わる過度期の年代にて、パーツ類のオリジナル度、採用された材のクオリティも非常に高い価値のあるヴィンテージとなります。
 
まずそのスペックですが、ボディ材にはしっかりとした杢目を感じさせる良質のアルダーに王道の3トーンサンバーストフィニッシュ。総重量は約3.34kgとこの時期のストラトの中では非常に軽量な個体となっております。続いてネックは各所にフィギュアドライクなギラつきを魅せる良質なメイプルにて、若干太目ながらも手にしっくりとくるCシェイプのプロフィールとなっております。また過度期ならではの移り変わるスペックとして、ジョイントは4Pからマイクロティルトアジャスト搭載の3Pにて、プレートはもちろんＦ刻印がございます。トラスロッドアジャストは1970年代を象徴するヘッド側のビュレットに、ラージヘッドにモダンロゴスタイル、WITH SYNCHRONIZED TREMOLOロゴは無しとなります。ストリングガイドは2つになる前の1ストリングガイド仕様、その他としてはダイキャストサドルのシンクロブリッジ、11点留ホワイトガード、ブラックドットポジションマーク、Fキーチューナー、スタッガードポールピースのグレイボビンPU等が挙げられます。
 
そして気になるサウンドですが、51年となる半世紀オーバーの歳月は伊達じゃないと言わんばかりの強烈なストラトサウンドに驚かされます。まず手に取っての生鳴りに驚きます。長く伸びるサスティーンは個体の重量や組み込みの精度が非常に高いと感じさせ、ボディからヘッドの先まで最高のストラトトーンが突き抜けます！オリジナルのグレイボビン・スタッガードピックアップからの出力も低音域の潰れない音の輪郭がシッカリし、尚且つ倍音豊かにアウトプットします！後年のフラットポールピースと比較しても、よりジャキっとブライトなストラトらしいトーンを奏で、使用するアンプ次第で攻撃的なトーンから優しく包み込むようなトーンまで多彩なサウンドバリュエーションをもっております。
 
状態としては、ボディからヘッドまでビッシリと細かく入ったウェザーチェック、経年によるパーツの色焼け、実際の使用によるダメージ等は、レリックでは絶対に出せない本物だけが持つ風格溢れる一本となっております。とは言えパーツ類のオリジナル度は非常に高く、フレット＆ナットもオリジナル、もちろんピックアップやチューナー、ブリッジ、ピックガード、ストラップピン等もオリジナルにて、交換点としてはボリュームノブ交換、バックパネルの欠損、イモネジが数本交換、配線の一部（ポットを渡す線材）が交換、ジャックやセレクター（3way）はオリジナルにて、コンデンサはオリジナルですが、ひとつ追加にて取り付けられ、ポットはハンダが乗っている為デイト部が確認出来ませんが、ひとつは1969年デイト、残り2つは137（CTS）の文字は確認出来、見た目からは同年代に見えますが確認が出来ません。付属のケースはブランドロゴ上面が剥がれていますが、ラッチは壊れていないオリジナルのブラックトーレックスケースが付属致します。ネックデイトは1971年10月、シリアルは1971年対応となります。総合的に些細なパーツ交換があるものの、非常にオリジナル度の高い個体となっております。また演奏面でもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、オリジナルフレットも部分減りやエクボがありながらも5部山程度とまだまだ活躍してくれるコンディションです。ありがちな指板面の塗装剥がれが少ないという点も嬉しいポイントです。
 
同じ1970年代のストラトでも、その年式によって相場は非常に大きく変わります。もちろん状態やパーツのオリジナル度にもよりますが、1970年製4ボルト・ウィズシン期であれば200万円前後、続いて1971年製3ボルト1ストリングガイド期で100万円前後、以降年式が進むごとに徐々に下がっていき、Fender Vintageとされるスタッガードポール期最終の1974年製頃にて50～60万円前後となっております。今回の一本につきましては1971年後期仕様にて1970年スペックから完全に移行しておりますが、逆にこの年代の大物ギタリスト達の愛用もあって、同じ1970年代製でも後の1972～1974年製あたりとは別格となる高い人気を誇ります。こちら上述の通り若干の些細なパーツ交換こそございますが、非常にオリジナル度も高く、採用材のグレードも非常に高い価値のあるヴィンテージストラトキャスターです。適正価格としては3桁弱かなといったところですが、前所有者様からの多大なるご厚意もあり、相場を大きく下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。近年特に凄まじい高騰を続けるEarly 70’sのヴィンテージストラト。今後1971年製のオリジナル度の高い個体がこの価格で市場に出ることはまず無いと思われますので、お探しだった方は更なる高騰となる前に是非このチャンスをお見逃しなく。
 
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