Fender Stratocaster 1973-74年製 Olympic White Maple Neck w/Staggered PU EX+++
スタッガードPU最終期のカスタムカラー。稀少なオリジナルアッシュボディの一本を、お値打ちプレイヤーズプライスにてご案内させて頂きます。
言わずとしれたFender社のフラッグシップモデル、”ストラトキャスター” 1954年の発表から現在に至る60余年の間、非常に多くのミュージシャン、ギタリストに愛用され続け、もはやエレキギターの代名詞とも言えるモデルと言っても過言ではありません。
今回ご紹介させて頂くのは、特に仕様変化の多い時期に生産された74年製オリジナルオリンピックホワイトフィニッシュのストラトキャスター。スタッガードポールピースピックアップ最終期&カスタムカラーのチャートの最終期となるカスタムカラーの一本となります。
まずスペックとしては、通常シースル系カラーを除いてはカスタムカラーについてはアルダーが採用されますが、こちらは過度期ならではのイレギュラーなアッシュボディとなります。カラーは特に人気の高いオリンピックホワイトフィニッシュを採用。ネックにはヴィンテージらしい良質なメイプルを1Pにて採用。そしてヴィンテージの定義としてのひとつのラインとなる最終期スタッガードポールピースPU、ラージヘッド&ビュレッドトラスロッド、2ストリングガイド、3点留めFプレート&マイクロティルト、Fキーペグ、ホワイトガードなど70年代の仕様変化を象徴する一本となっております。
そして気になるサウンドですが、1974年までをヴィンテージとして特別視するのがよくわかる、極上の70’sストラトサウンドを放ちます。アッシュボディ特有のガツンと芯のある重低音が特徴的で、このサウンドを味わってしまうと他のストラトの音が軽くチープに感じてしまう程です。オリジナルのスタッガードピックアップからの出力としては、高域は煌びやかな中にも甘さの残る枯れたサウンドを、中低域はズンと押し出す力強く倍音感のあるサウンドをアウトプットします。後年のフラットポールピースと比較しても、よりジャキっとブライトなストラトらしいトーンを奏で、使用するアンプ次第で攻撃的なトーンから優しく包み込むようなトーンまで多彩なサウンドバリュエーションをもっております。
状態としては、オリンピックホワイトカラーならではの渋い色焼けや、僅かなスレや打痕などの細かな小傷が見受けられますが、年式を考慮すればかなり状態は良く、ヴィンテージとしては充分に美品と呼べるコンディションをキープ。交換パーツとしては、センターピックアップのピックアップカバー、ポット×1、セレクター(5wayへ)、アーム、バックパネル、ケース(後年製へ)が交換され、リペア歴としてはフレット&ナット交換(指板面はクリアが吹かれています)、ピックガードの割れ補修歴と細かな変更パーツ&リペア歴こそあるものの、ピックアップは1973&1974デイトのオリジナルをキープしております。プレイ面としてはネックコンディションは良好で、トラスの余裕も充分にあり、フレットは現状で大きな凹み無く8部山程残っております。※ネックデイトは1973年、ピックアップデイトは1973年&1974年、ポットデイトは1974年から、1973-74年製として表記させて頂いております。
一般的にFender Vintageと呼ばれるのはこちらのスタッガードポールピース期となる1974年製までですが、加えて人気のオリジナルオリンピックホワイト仕様の為、相場としては50~60万円ほど。こちらは極若干のパーツの交換が見受けられますが、それでも40万円前後が妥当かと思いますが、今回こちらこの年代ではイレギュラーなアッシュボディという点から、ボディのみ1975~1977年製の可能性もございます為(全体的なコンディションの一致等の見解から可能性は低いかと思いますが)、ヴィンテージのスタッガード期とは思えない、超目玉特価にてご案内させて頂きます。お気になりました方はこのチャンスをお見逃しなく。