Fender Telecaster 1964年製 Candy Apple Red Under Gray Ref.

スパロゴ＆グリーンガードのPre CBSスペック。真っ黒なハカランダ指板に雰囲気抜群のオールドリフの一本が入荷。
 
Fender社において最も歴史が長く、ソリッド・エレキギターの原点であり、その人気は今も昔も衰える事無く多くのミュージシャンに愛用される王道モデル”Telecaster”
 
今回ご紹介させて頂くのはヴィンテージの中でもサウンド面にて特に高い評価を受けるPre CBSラウンド期の1964年製になります。
 
まずスペックとしては約3.4kgのアッシュボディに、薄らとフィギュアドの入った板目取りのメイプルネック、ラウンド貼りとなるハカランダ指板は一見してエボニーかと思う程に真っ黒で目の詰まった極上の材が採用されております。またこちらネックデイトが1964年12月となることからCBS社による買収（1965年1月）の真っただ中の過度期となり、ロゴはスパゲティロゴ、ポジションマークは12F上の間隔の狭いパールドットインレイ、ピックガードはグリーンガード、ニッケルメッキ『2,573,254』パテントのブリッジプレート、7万番台のLシリアルなどが挙げられます。その他スペックとしてはダブルライン・クルーソンチューナー、スパイラルサドル、3点セレクター、オリジナルのブラックボビンPUなどが挙げられます。
 
気になるサウンドとしては、ローミッドがシッカリと出る肉厚のヴィンテージテレキャスタートーン。レスポールモデルを彷彿させる味わい深い太く抜けるサウンドとテレキャスターらしい、レスポンスの高いバキっと強いアタック感を併せもち、他の年代では決して味わうことのないオンリーサウンドだと感じさせてくれます。線の細いクリスピーなサウンドというよりも甘くウォームな非常に奥行のある”当たり”のヴィンテージ・テレキャスターです。
 
変更・リペア点としては、まず先にリフィニッシュですが、約20年前のリフィニッシュの為、全体的な使用感がヴィンテージとしては雰囲気を損ねず非常に格好良いルックスとなっております。また塗装チップ部からはグレイカラーのアンダーコート、シルバー系カラーが見えオリジナルのような渋いフィニッシュとなっております。パーツ類に関しては、フレット・ナット交換（オリジナル付属）、フロントピックアップのリワインド、ジャック交換がありますが、その他はオリジナルをキープ。ハードケースはオリジナルのブラックトーレックスです。
 
1964年までのPre-CBSスペックのテレキャスターの相場としてはオリジナルで200万円オーバー、リフィニッシュでもまず100の大台を切る事はありませんが、こちら当店アニーバーサリーセールの目玉品として大特価にて御案内させて頂きます。まさに早い者勝ち！是非この機会をお見逃しなく。