Fender Telecaster 1968年製 Pink Paisley Red w/ Laminate Maple Neck 3.2kg
超激レア!貼りメイプルスペックの初年度ペイズリー。オリジナル度も高い極上のヴィンテージが入荷致しました。
Fender社において最も歴史が長く、ソリッド・エレキギターの原点であり、今も昔も多くのミュージシャンに愛用される王道”Telecaster”
今回ご紹介させて頂くのは、様々なヴィンテージのテレキャスターの歴史の中でも、極端に生産数が少なく、稀少価値の高いピンクペイズリーのテレキャスター。加えて初年度1968年製&貼りメイプルスペックとなるFender社の歴史を飾る一本となっております。当時1960年代後期のサイケデリックムーブメントやヒッピーカルチャーのミュージックシーンを背景にFender社では本モデルPink PaisleyとBlue Floralのカラーラインナップを導入しました。特殊なプリント生地をボディに貼り付け、クリアコートを吹くという製造過程から、当時の生産本数もかなり少なくありましたが、その強烈なインパクトを誇るルックスは当時には受け入れられず、翌年1969年には生産を終わります。その後、時代を変え再度高い人気が出たことを期に、現在ではカスタムショップやジャパンなどのリイシューモデルが販売され、非常に有名なモデルとなりますが、前述を理由としオリジナルのヴィンテージに関しては国内外併せて数が極端に少なくスーパーレアギターとして、価格は極端すぎるほどに高騰し続けております。
こちら何と言ってもまずルックスに圧倒されます。経年によりリアルエイジング感抜群の個体ですが、販売当初のピンクカラーはゴールドカラーに退色し、塗装下の鮮やかなペイズリー柄と相まって、ヴィンテージのこのモデルならではの極上のルックスへと昇華しております。また実際に弾き込まれる事でエイジングされた指板面やボディサイドの塗装状態など、近年のエイジドモデルでは絶対に真似することの出来ない、本物のヴィンテージならではの最高の風格をもっております。
スペックとしては、テレキャスターではカスタムカラーのみに採用されるアルダーボディに強烈なインパクトを誇るピンクペイズリー仕上げ、そしてネックも僅かな期間、僅かな本数しか存在しない稀少なメイプルネック&メイプル指板仕様、通称”貼りメイプル”ネックを採用。その他は当時の仕様をそのままとなるFキーチューナー、Fプレート、モダンロゴのCBSスペックとなります。
更にサウンド面ですが、特殊なフィニッシュの為、ペイズリーモデルに関しては鼻詰まったようなサウンドと表現されることが多い中、こちらの個体はその常識を覆す極上の鳴りを誇ります。まずフロントは前に太く抜ける心地よいブライトかつ味のある鳴りが絶妙です。こもった音とはかけ離れた美しいクリアなトーンを放ちます。またリアからはヴィンテージテレキャスター素晴らしさを再認識させてくれる、王道のテレキャストーン。60年代のローズスペック期よりも50年代のワンピース期のサウンドに近く、ゴリっとした強めのアタック感が堪らなく、鋭く強く演奏者を斬り付ける歯切れの良いサウンドです。非常に稀少なコレクションアイテムながら、弾き込まれたのに理由があるというのを肌で感じて頂けるかと思います。
またヴィンテージ価値としてのオリジナル度も高く、交換点としてはブリッジサドル、配線材一部、ペグ交換歴(現在はオリジナル、クルーソンタイプの取り付け跡有)、ストリングガイド交換(円盤型)がございますが、その他の主要パーツであるピックアップなどの電装系はもちろんオリジナル、フレット・ナットもオリジナル、極めつけは弾き込まれた個体であるに関わらずネックコンディションが素晴らしく、現状ほぼストレートに加え、トラスにもかなりの余裕が残っております。ケースはオリジナルのブラックトーレックスが付属致します。
現在相場としてフルオリ&美品コンディションにて300万円前後、若干の変更点やコンディション劣るものでも200万円オーバー当たり前の超稀少ヴィンテージです。今回こちらの一本に関してはこのモデルではありがちなウェザーチェックやボディ下部に大きめの塗装剥がれがありますが、それでも相場としては150~170万円前後が妥当な金額かと思いますが、まさかの大特価にてご案内させて頂きますので、お探しだった方は絶対にこの機会をお見逃しなく。