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Fender Telecaster Custom 1973年製 Walnut Full-Original except Bush 3.4kg

Fender Telecaster Custom 1973年製 Walnut Full-Original except Bush 3.4kg

¥0価格

ストリングブッシュ×1以外は全てオリジナルパーツをキープ。極上のロックンロールサウンドを放つ一本が入荷致しました。

 

Fender社において最も歴史が長く、ソリッド・エレキギターの原点であり、今も昔も多くのミュージシャンに愛用される王道”Telecaster” レギュラースペックだけなく、サンバースト&バインディングのTelecaster Customや、ハムバッカー×1搭載のCustom Telecaster、ハムバッカー×2搭載のTelecaster Deluxe Fホール&シンボディセミアコ構造のThinlineなど多くのバリュエーションにてラインナップされました。

 

今回ご紹介させて頂く一本は1970年に発表された、オリジナルハムバッカー搭載のCustom Telecaster。当時の商品名としてはCustom Telecasterが正しいモデル名ですが、モデル名ロゴの文字通りTelecaster Customと呼ばれる方が馴染深いかと思います。こちらは生産初期となる1973年に製作された一本となります。

 

まずそのスペックとしては、通常シースルーカラーにはアッシュ材が使われるのに対して、こちらのモデルには軽量なアルダー材をボディに採用。フィニッシュはウッドカラーとも呼ばれる渋いウォルナットカラーを、ネックには薄らとフィギュアドの入った素晴らしいメイプル材を1Pにて採用。その他スペックとしては、ボディ半分を埋め尽くす特徴的なスタイルの3Pブラックガード、モダンロゴ&Telecaster CUSTOMロゴヘッド、2ストリングガイド&ビュレットトラスロッド、Fキーチューナーに3点留め&マイクロティルトのFジョイントプレート、3Pの溝無しサドルブリッジ、そして一番の特徴はオリジナルのハムバッカーをフロントに搭載したという点でしょう。こちらのピックアップは1960年代後期のハードロックフリークに伴い、Gibson社のレスポールの重厚なハムサウンドのニーズが多く、Fender社もそれに対抗すべく、伝説のピックアップ”PAF”の発明者でもあるセス・ラヴァー氏を迎え、Fender製のギターにマッチするオリジナルのハムバッカーWide-Range Humbuckerを開発しました。こちらのピックアップにはCunife(クニフェ)と呼ばれる特殊な合金をポールピースに採用することで、ポールピース自体が磁力を持ち、現行の復刻物では出せない特有なサウンドを放ちます。(現行のモデルでは通常のアルニコやセラミックのマグネットが採用され、構造も異なります)

 

その気になるサウンドですが、まさに70年代のロックフリークを象徴するかのような強烈なヴィンテージサウンドが魅力です。そのフロントピックアップはローノイズかつ図太いファットなトーンですが、その中にもサウンドの芯にツヤがあり、ピッキングニュアンスを高く再現するクオリティはハムバッカーながらもシングルコイルのニュアンスも残しております。一転リアに変換すれば、非常に歯切れ良いアタック感溢れる王道のテレキャストーン。オリジナルのグレイボビンらしい切れ味はこの年代でしか味わえない唯一無二のサウンドと言って良いでしょう。またコントロールを2Vo2Tone仕様とすることで、幅広いサウンドメイキングはもちろん、スイッチング奏法などのプレイも楽しめます。

 

状態としては、全身にビッシリと入ったウェザーチェッキング、各所の打痕やキズ、塗装剥がれなどのダメージは年式相応にございますが、プラスにとれば本物にしか出せない激渋のエイジドルックスとなっております。かなり弾き込まれたと思われる個体ではありますが、パーツ類に関しては、消耗品であるフレット&ナット、ポットに至るまで全てオリジナルコンディションをキープ。電装関係のハンダもバージンです。パーツ交換歴としては、4弦部のストリングブッシュのみ交換されており、またストラップピンを移設したと思われるエキストラホール(穴埋めリペア済み)が確認出来ます。一点不明な部分としてリアピックアップキャビティ内の塗装が剥がされておりますが、ザグリという程ではなく、言葉の通り塗装のみ剥がされている状態です。こちらは電装関係のハンダの取り外し履歴が見られないことから、生産組み込み時のものと思われます。ネックエンドに”52/999 SPECIAL”とスタンプがあることから、何か特別な一本として製作しようとしたのかもしれません。ネックエンドはオールドスタンプスタイルにて1973年(3 FEB 73 B)、ポットデイトは1973年(137 7303)とマッチしております。またプレイ面としてはネックコンディションは非常に良好でトラスも左右共にかなりの余裕が残っております。フレットは45部山程度とかなり低くなっていますが、現状プレイに支障が出るレベルではありません。ケースはオリジナルのブラックハードトーレックスケースが付属致します。

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