Fender Vibroverb ’63 Reissue 93年製 Brown Face “SRV Amp”
多くのチューブアンプの中でも、特に高い人気を誇るFender Tube Amp。その歴史は1945年からとエレキギターの歴史より深く、時代によってツイード期、ホワイト期、ブラウン期、ブラック期とそのルックスを変えていきます。
今回ご紹介させて頂くのはブラウン期からブラック・フェイス期へ移行する過度期に僅か3年足らずの間のみ生産されたVibroverbの復刻 ’63 Reissueになります。
TremoluxやVibroluxなどの兄弟機の存在により、Fender社のラインナップからすぐに消えてしまったものの、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの愛用により一気に爆発的な人気となったVibroverb。
本リイシューは63年の6G16サーキットを元に復刻されつつも、出力は40Wから35Wに15インチ1発から10インチ2発のスピーカーに変更され、またGZ34レクチファイヤーもソリッド・ステートに変更されるなどオリジナルからは大幅に仕様が違います。
よもやリイシューと呼ぶにはというスペックながらも、現在市場で出ることすら無い稀少な人気復刻アンプとなったのは、本機の放つ王道のブラウントーレックス期に近い素晴らしいサウンドゆえでしょう。
王道なサウンドを持ちながら、近年的に使い勝手を良くしたというサウンドキャラクターからも、出力&スピーカーの変更からも、レコーディングからライブまで幅広くお使い頂ける使い勝手の良いコンボアンプです。またオリジナルではありませんが、小物入れ付きのカバーが付属致します。
そのままお使い頂くのはもちろん、SRV Ampのカスタマイズベースとしても良い個体になります。中々市場に出てくることの無いレアモデルですので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく。