Gibson Custom ’54 1954 Les Paul Custom LE Reissue 1973年製 Black Beauty
Gibson Custom ’54 1954 Les Paul Custom LE Reissue 1973年製 Black Beauty “Full-Original &Near-Mint”
レスポールコレクター様放出品。Les Paul Custom初のリイシューモデルかつ極僅かな生産数となるリミテッドエディションモデルがフルオリジナル&ニアミントのミュージアムグレードコンディショにて入荷致しました。
Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。どんなモデルよりも最も有名かつ多くのアーティスト・ミュージシャンに愛用されてきました。1952年の中頃に発表され、翌年1953年の後期には上位機種となるCustomが発表されました。その後1957年の”PAF”搭載や1961年のSGシェイプへの移行などありましたが、1968年にはスタンダード、カスタム共に再生産を始め、その後1972年にはLes Paul Customとして初めてのリイシューモデルLes Paul Custom ’54 Rreissueが発表されます。
今回ご紹介させて頂くのはその上位機種レスポールカスタム初のリイシューモデルとなる”Custom ‘54”。1972年~1973年の期間(正確には1975年に3本、1977年に1本出荷)僅かな数しか生産されなかった稀少なリミテッドエディション。1950年代当時生産コストの高さからマイナーチェンジされる前のアルニコⅤ(P-480)搭載した1954モデルの1973年製になります。
まずそのスペックとしては、1Pのソリッドマホガニーボディ&ネックを採用し、エボニーブラックフィニッシュ&ゴールドハードウェアの”Black Beauty”スタイル。1950年代当時”黒”を選んだ理由として、レスポール氏はライブなどでのプレイヤーの手の動きが見やすくなるように、当時のGibson社の開発者達としては、当時のジャズシーンにおいてタキシードスーツを着て演奏することが多く、そういったプレイヤーにマッチするように・・・などと多くの説が残されております。また指板には勿論高級材であるエボニーが採用され美しいマザーオブパールのブロックインレイとのコントラストは芸術的です。その他としては、54年モデル同様のヘッド形状、17度のヘッド角、ABR-1ブリッジのチューンOマティック、クルーソン501VXワッフルバックチューナー、スプリットダイヤモンドヘッドインレイなどが挙げられますが、この時期のレギュラーモデルと違い、MADE IN USA刻印が入るものの、ボリュート無しネック仕様、ヘッド裏にはLE(Limited Edition)シリアルと、当時のリイシューとしては細かな拘りを感じさせる一本となっております。
加えてこのリイシューモデルには個体差がございますが、ネックシェイプも59モデルに近いグリップと嬉しい仕様が確認出来ます。そして1970年代のレスポールカスタムについては基本5kg前後という重い個体もしばしば見受けられる中、重量は約4.59kgとカスタムとしては標準的なウェイトとなります。
そしてその気になるサウンド面ですが、これはもうヤバイとしか言いようがありません。過去にオリジナルの1954年Customも取扱いさせて頂きましたが、50年代のオリジナルと全くもって遜色ありません。やはりこのモデルのサウンドの要となるのはフロントに搭載されたアルニコVピックアップ(P-480)によるものが大きく感じられます。当時レスポール・スタンダードモデルに対して、上位モデルとして発表されたということもあり、Gibson社が最も力を入れたピックアップで、一説にはデュアルモンド社のダイナソニックに影響を受けたとされますが、ソリッドマホガニーとの相性もあって、1950年代のジャズシーンをサウンドを以て体感出来る素晴らしいヴィンテージサウンドを放ちます。図太く芯のあるレスポールモデルを更にマホガニーの暖かいサウンドで包み上げ、フロントのアルニコⅤからは、シングル特有のクリアで音抜けの良いファットなトーンを、リアのP-90からはカラっと乾いていながらも特有の味わいをもつブライトなトーンを、この組み合わせによるサウンドは他の年代では絶対に味わえません。またこちらの一本に関しては、大切に保管されてきたことを証明するべく、ピックアップの減衰は全く感じられず、半世紀近くの歳月によりエイジングされた枯れた個体鳴りとも併せて、極上過ぎるヴィンテージサウンドをお愉しみ頂けます。
また極め付けはこのコンディションでしょう。経年による多少の打痕やスレ傷、若干のゴールドパーツのメッキ剥がれこそ見受けられるものの、とても半世紀以上の一本とは思えません。ありがちなボディバックの抉るようなバックルスクラッチや、ネックバックの塗装剥がれが無いどころか、塗装自体もボディ材の杢目が透ける程に薄い仕上げであるのに対して、オリジナル時からのツヤもシッカリ残り、ウェザーチェックすらも見当たらない極上美品コンディション。全体的に色焼けも非常に少なく、指板&ヘッドのマザーオブパールインレイは近年物かと思える程に焼けも無く素晴らしい状態をキープしております。その他ピックガードのシュリンクも殆ど無く、セレクタープレートにあるRHYTHM&TREBLEの文字かすれすらございません。パーツ類に関しては全てオリジナルをキープしており、電装関係は外された形跡の無いバージンコンディション。ポットはデイトの確認出来るもので1972年製デイトが確認できます。プレイ面として、ネックコンディションは非常に良好で、フレットは背の低いオリジナルのフレットレスワンダーですが、現状大きな凹みも無く5~6部山、トラスロッドも左右共にシッカリと余裕が残っております。ケースもオリジナルのパープルインナーのGibsonロゴ入りブラックケースが付属致します。
こちら生産本数の少なさからも市場流通数の少ない稀少なモデルとなっておりますが、前回当店にて同モデルを販売させて頂きました際には、フレット&ナット、電装関係(ポット&キャパシタ)交換のされた美品コンディションの一本でも3桁オーバーにて一ヵ月も経たず売約となりました。今回当時より一切の変更履歴の無いハンダバージンのフルオリジナルコンディションに加えて、半世紀にも迫る製作時期のヴィンテージながら極上のニアミントコンディションとなり、適正価格としては150万円前後になるかと思います。今回こちら前所有者様からのご厚意もあり、お値打ち価格に設定の上販売させて頂く事となりました。ここまで状態の良いミュージアムグレード品に巡り逢えるのは”ご縁”以外にございません。お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。
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