Gibson Custom Shop Collectors Choice #2 Goldie 1959 Les Paul Standard Gloss
完全未使用状態にて保管されてきた限定スペックのGoldie!! 驚愕のワイルドフィギュアドの超逸品が入荷致しました。
Gibson Custom Shopラインが生産する上位シリーズとなるヒストリック・コレクション。膨大な量のヴィンテージギブソンを分析・研究したそのスペックはレギュラーシリーズとは別格となる高いクオリティを誇ります。またヒストリックシリーズが個体差のあるヴィンテージの平均的なスペックの復刻であるのに対し、その更に上位シリーズとなるCollector’s Choiceは実際に現存するコレクターや有名ミュージシャンの所有機など、歴史的価値のあるオリジナルヴィンテージを、プロファイリングやデジタルスキャナーなどの最先端機器や歴史を支えてきたビルダーによって、そのサウンドだけでなくルックスから細部に渡るまで完全に再現したリアル・クローンとなります。
2010年の発表から現在まで17機種がラインナップされましたが、今回ご紹介させて頂く一本は2012年に世界限定50本で販売された#2 シリアル9 0629 “Goldie”のGross Cherry バージョンとなる特別なコレクターズチョイスになります。『Beauty Of The Burst』の50Pでも紹介されており、コレクター・マニアの中でも特別な59 BurstとされるGoldieですが、通常はその赤の完全退色からの”Gold”ルックスから名付けられた個体になります。今回のこちらの限定モデルに関しては、ヴィンテージとしてはまず無いことなのですが”Goldie”そのものが本体と併せて販売当時のカラー写真が保管されていたことから、販売当時そのものを忠実に再現することを可能にし、Gross仕上げ&Vintage Cherryスペックとして限定販売されました。
まずそのスペックとしては、何と言っても目を奪われる程の強烈なメイプルトップを特筆させて頂きたいと思います。特別に厳選されたイースタンメイプルはオリジナル同様に太く大きなフレイムがトップの隅々までキッチリと入り、各部に見られるフレック、そして角度によって燃え上がるようにギラついて動くフィギュアドは、深く紅いVintage Cherryフィニッシュと非常に良くマッチし、これ以上のレスポールがあるのか!?と言いたくなるほど素晴らしい極上のルックスに仕上がっております。
その他スペックとしては、近年ではチャンバード加工でもしないとまずありえないほど軽量な約3.7kgとなる軽量な個体。ボディバックにはライトウェイト・ジェニュインマホガニー、ネックには1P ジェニュインマホガニー/ロングネックテノンプロフィール、指板には目の詰まったローズウッド、フレットには59年初期スペックとなる細めで高さのあるワイヤーを採用、ノンワイヤードのABR-1ブリッジ&ダブルエレベーションナット、ライトウェイト・アルピテイルピース、ダブルライン・クルーソンデラックスチューナー/1コブチューリップボタンなど多岐に渡る細部まで拘りを感じさせてくれます。
またサウンド部分にもオリジナルサウンドへの拘りがあり、搭載されたピックアップは、フロントにバーストバッカー#1、リアにバーストバッカー#3という通常のヒスコレ等には無い組み合わせになっております。出力が低めとなるバーストバッカー#1は甘く輪郭のあるトーンが魅力で、逆に出力が高めとなるバーストバッカー#3はドライブサウンドに適したロックなトーンとなっております。こちらのタイプに違うピックアップの組み合わせにより幅広いサウンドメイキング幅を可能とし、ジャズ・ブルースからハードロックまで多くのジャンルで活躍できる至高のレスポールサウンドを放ちます。また軽量ボディゆえ懸念されやすい中低域も、シッカリと目の詰まったマホガニーを乾燥させることにより、レスポール独特の粘りや芯はシッカリの残した素晴らしい個体となっております。