Gibson Custom shop Custom Crimson L-5CT Built by Michael McGuire

One of Kind（ワンオフ）カスタムクリムゾンにて製作された究極の一本。強烈なキルト＆豪華彫刻が施された芸術品。未使用デッドストックコンディションにて入荷致しました。
 
Gibson社のフルアコ最上位モデルL-5(ESシリーズはL-5の廉価版でした)。1922年に発表され、現在に至るまで様々な仕様が存在致しますが、ウェスモンゴメリー、エリッククラプトン、リーリトナーなどの大御所と呼ばれる大物ギタリストの愛用でも知られるGibsonアーチトップギターの最高峰と名高い名機になります。1958年にはGeoge Gobel氏モデルとして、通常のL-5よりもボディ厚を薄くしたシンボディ＆カッタウェイ仕様としてL-5CTというモデルが極めて少数のみ製作されました。憧れのL-5ですが、そのボディ厚から演奏性としては懸念される事が多く、現在でもL-5CTが復刻モデルとして発表されております。
 
今回ご紹介させて頂くのは、Gibson Custom Shopの中でもOne of Kind（ワンオフ生産の一本物）のオーダー品となるL-5CT。Gibsonファクトリーの中で最も高いグレードの材、名高い熟練のビルダーによる製作で、個人工房のオーダーギターのように一切の妥協無く細部にまで拘りに拘り抜いた唯一無二の一本となります。今回の一本はValley Artsにて一世を風靡しその後Gibson社の重鎮として成るマイク・マクガイア氏の完全監修の元で厳選された熟練ビルダーのみで製作され、豪華彫金はアーティザンのブルース・カンケルによって手掛けられた超逸品。もはやギターという枠を超え芸術品・美術品としても素晴らしい最高の一本です。
 
まずスペック＆マテリアルですが、まず採用されたウッドマテリアルは全て通常ライン（レギュラー、通常カスタムショップ）では使用されることの無いファクトリー最高峰の材のみで形成されます。ボディトップには厳選された杢目が詰まったしなやかなハイグレードのソリッド・スプルースを、ボディサイドには杢目の潰れないビッグリーフキルトメイプルを、ボディバックにはこれ以上無いと言っても過言では無い絶大なインパクトと美しい均整が取れた驚愕のキルトメイプルを、ネックにはタイガーストライプの極上フィギュアドメイプル（強度を上げる為ウォルナット材がラミネイトされています）を、指板には色艶濃く、杢目がシッカリと締まった高級なエボニーを採用。使っている材だけで涎が出てしまう程、”最高峰”というのが伝わってくる豪華なウッドマテリアルです。またその美しい杢目を生かすべく、全てのフィニッシュには鮮やかなチェリーサンバーストを採用。更にハードウェアは全てゴールドに統一され、ブルース・カンケル氏によるハンドクラフトの豪華彫金エングラビングがピックアップカバー、テイルピース、トラスカバーに施されております。見た瞬間に感動を覚える完璧なルックスでミュージアムクラスと呼ぶに相応しい一本へと仕上げられております。
 
サウンド面ではこれぞ最上位機種と頷ける極上のトーンをお愉しみ頂けます。ボディサイズが薄くなった事を全く感じさせないボリュームには驚きです。力強いローミッドに甘く広がる倍音、フルアコながらもレスポンスの高くエッジ感のある音色。そして艶めいたきらびやかな味わい深いサウンドは王道L-5ならではと再認識させてくれます。あまりにも芸術的なコレクタブルな一本で、ほぼ未使用のコンディションということから、軽く触り程度のサウンドチェックでしたが、とても近年物とは思えない味わい深い素晴らしい一本で、ルックスだけでは無くGibson社の頂点となるモデルに相応しいサウンドを併せ持ちます。
 
状態としては前ファーストオーナー様がコレクション目的で新品購入され、試奏レベルの完璧保管品の為、新品時とほぼ変わらない極上のコンディションをキープ。新品購入時のオプションでネックエンド付近にストラップピンが打たれておりますが、その他傷と呼ぶようなダメージも一切無く、フレットの減りも皆無、トラスロッドも微調整レベルでしか触れられておりません。付属の認定書はカスタムクリムゾン特有であるレッドレザーブックの特別なものとなっております。
 
完全ワンオフ製作となるGibson社の特別ライン＆最高峰モデルCustom Crimson。日本に入荷したのはこちらで2本目。ネット上でもこちらの商品の販売履歴が残っておりますが、新品購入時で余裕の150万円オーバーです。Custom Crimsonは相場こそありませんが、通常は一般の方に販売される事は少なく、新品ですら入手の難しい超レアラインです。世界に唯一無二の究極のコレクタブルアイテムですので、一生物となること間違いありません。こちらの一本の存在は知っていても、新品購入の間に合わなかった方は勿論、こちらを初めてお知りになりお気になられた方も、次回はありませんので、是非この機会をお見逃しなく。