Gibson Custom Shop Custom L-5CES 2005年製 Ebony Black w/ Figured Maple Body

Gibson Custom Shop Custom L-5CES 2005年製 Ebony Black w/ Figured Maple Body & Neck EX+++ 3.91kg “Black Beauty”
カスタムショップ・ナッシュビルメイド。極上のフィギュアドメイプル採用しながらもブラックカラーにフィニッシュされたクールなカスタムモデル。ファーストオーナー様放出の極上美品の一本が入荷致しました。
 
Gibson社における最古のアコースティックシリーズであるLシリーズ、1902年にL-1、L-2、L-3のアーチトップアコースティックとして発表され、1912年にはL-4、1922年にはL-5、その後L-10、L-12、L-7など多くのラインナップが発表され、1926年～1937年にはフラットトップバージョンも販売されました。
 
その中でもフルアコ最上位モデルとして君臨するL-5(ESシリーズはL-5の廉価版でした)。1951年にはエレクトリックバージョンとしてのL-5CESが発表され、当時から現在に至るまでその人気は衰えることを知らず、現在ではカスタムショップから3桁を超えるリイシューモデルも販売されております。
 
今回ご紹介させて頂くのは、Gibson社の選ばれたスタッフと厳選された材により製作されるナッシュビル工房のGibson Custom Shopにてオーダーされた最上位機種L-5CES。カスタムショップ＆最上位モデルならではの極上フィギュアド材を採用しながらも、エボニーブラックカラーにフィニッシュした贅沢極まり無いカスタム品。特に評価の高い初期カスタムショップに加え、山野楽器の正規輸入品となります。
 
基本的なスペックとしては、カッタウェイモデルであるL5-Cのエレクトリック・アーチトップバージョンの17インチモデルにラウンドカッタウェイ、ソリッドカーブド・スプルーストップ、カーブド・メイプルバック、メイプルサイド、メイプルネック、エボニー指板、ブロックインレイ、ヘッドのフラワーポットインレイ、マルチバインディングの鼈甲ピックガード、インレイワークの施されたエボニー台座＆ABR-1ブリッジ、”L5”モチーフエングラブドのオリジナルテイルピースなどが挙げられます。その中でも特筆すべくはこのウッドマテリアルですが、通常他のモデルでは採用材の誤魔化しのきかないナチュラル（ブロンド）フィニッシュ以外のカラーについては、ナチュラルよりも質の劣る材が採用されている事が多い中、今回の一本は下の杢目の見えないベタ塗りカラーながら、最上位モデルに相応しい、最高峰の材が採用されております。ボディトップにはキメ細かい美しい杢目取りの良質なスプルースを、そしてボディサイド＆バック、ネックに採用されたメイプルは塗装の上からでも確認出来る程の強烈なフィギュアドフレイムメイプルを採用。指板のエボニー材も導管が殆ど見えない程に引き締まった素晴らしい材が採用されております。フィニッシュは全てブラックカラーにて統一され、ゴールドハードウェアとのマッチングはレスポールの上位モデルLes Paul Customの愛称としても親しまれる”Black Beauty”のネーミングがマッチする豪華かつクールな仕上がりとなっております。
※認定書＆ワランティ記載のモデル名にはL-5＆トラスカバーにはCustom L-5と記載がございますが、L-5CESが誕生する前のL-5のカスタムモデルを意識して製作されたものかと推測されます。
 
そして極めつけはこのサウンドですが、リイシューモデルながら17年の歳月による熟成からか、もしくは高いウッドマテリアルからか、ヴィンテージのL-5CES同様に極上の枯れたジャズトーンを奏でます。生鳴りだけでも驚くほどの驚愕のボディ鳴り、そして左手にビシビシと伝わるネックの音抜けの良さはレギュラー品との大きな差を感じさせてくれます。ピックアップにはオリジナルPAFを意識して製作される57Classic×2を搭載。現行でも57Classicピックアップがございますが、この時期のものは一味違う非常に高い再現度を誇り王道のギブソンジャズサウンドをアウトプットします。優しく力強いフルアコ特有の太い芯と甘く広がる倍音やフィードバック、ソリッドモデルとはまた違った引き締まった輪郭に高いサウンドレスポンス、そして艶めいたきらびやかな枯れたトーンは時間を忘れさせてくれる最上位L-5CESモデルならではの最高のサウンドです。ナチュラルモデルと比較しても塗装厚のせいか、中低域がズンと押し出す印象で、かと言って音が丸くなり過ぎない秀逸なサウンドキャラクーを感じさせます。
 
最後に状態としては、前ファーストオーナー様が当時新品にて購入されてからコレクション重視にて大切にされてきたことが伺える極上美品コンディション。僅かながらにピックガード上に薄いスクラッチや、薄いスレ、ポツ打痕等が見受けられるものの、特筆するような大きなダメージも無く、年式を考慮すればニアミントと言っても過言ではありませんが、控えめに美品表記とさせて頂いております。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスの余裕もしっかりと残っており、フレットは部分的に浅い部分減りが見受けられるものの、チョーキング等にて引っかかるようなレベルではなく現状8部山前後となっております。付属品類も認定書を始めとする一式が揃っております。（画像参照。山野楽器保証書は欠品）ケースももちろんオリジナルのブラックケースとなっております。
 
L-5CESの中古相場としては、同様に美品以上のコンディションにて、ナチュラル（ブロンド）カラーが100万円前後、その他カラーが70～80万円前後となっておりますが、その価格差の理由としては上述の通り採用材のクオリティによるものが大きいかと思います。今回の一本につきましてはナチュラルカラー同等の最高峰の材を採用したカスタムモデルにつき、適正価格としてもナチュラルカラー同様の100万円前後、もしくはレアカラーという事でプラスアルファも考えられますが、こちら前ファーストオーナー様からの多大なるご厚意もあり、まさかの破格特価にてご案内させて頂く事となりました。Gibsonが誇る最上位機種としても、ジャズギターとしても最高峰に位置する今も昔も変わらない高い人気を誇るL-5モデル。かなり早期の売約が予想されます為、お気になりました方は絶対にこの大チャンスをお見逃しなく。
 
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