Gibson Custom Shop Historic Collection 1959 ES-335 Dot Reissue 2002年製

Gibson Custom Shop Historic Collection 1959 ES-335 Dot Reissue 2002年製 Cherry VOS EX+++ “Top Grade Nashville Made”
トップグレードの本家Nashville Historic Collection ES-335 Dot Reissue。格の違いを魅せる極上サウンドに加え、ニアミントと言っても過言では無い極上美品コンディションの一本が入荷致しました。
 
Gibson社においてレスポールモデルと共にフラッグシップモデルとなるESシリーズ。その歴史はレスポールよりも遥かに深く、エレクトリック・スパニッシュを意味するESモデルは1936年のES-150より始まりました。中でもES-335モデルはGibson社から1958年に世界初となるセミアコースティックギターとして発表され、現在までESシリーズのフラッグシップモデルとして今に至るまで高い人気を誇ります。発表と共に完成形と言われるそのサウンドはジャズ、ブルースからロックまで幅広いジャンルに対応し、ラリー・カールトン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズ、チャック・ベリー、B.B.キングなど世界的に名高いミュージシャンをも虜にしてきました。
 
今回ご紹介させて頂くのは、トップグレードとして特に評価の高いNashvilleメイド Historic CollectionシリーズによるES-335 Dot Reissueの2002年製。厳選された材と高いクオリティ、そして歳月経過による極上サウンドに加え、大きなダメージはなく19年前の一本という点を考慮すればニアミントと言っても過言では無い極上美品の一本となります。
 
まずそのスペックとしては、センターブロックの入ったセミアコ構造で、ボディ材はオールメイプル仕様となり、見る角度によっては薄らフィギュアドも確認出来る厳選された材が採用されております。フィニッシュカラーには当時の所謂”Water Melon”カラーを意識した淡いチェリーカラーを採用し、ヴィンテージを彷彿させる渋いルックスとなります。続いてネックには杢目の美しい良質なマホガニーを肉厚なラウンドネックシェイプ（'59 Rounded）にて採用。指板は色濃いコントラストに真っ黒な杢目が走るハカランダライクな極上のローズウッドが採用され、指板ポジションマークにはパーロイドのドットマーカーが施されます。その他スペックとしては、ボディトップ＆バック＆指板サイドにはバインディングが施され、経年により非常に渋く色焼けしております。ピックガードは黒白黒5Pのロングピックガード、ワイヤードABRブリッジのチューンオーマティック、GIBSON DELUXE刻印のクルーソンチューナー、ブラックトップハットノブ、クラウンインレイなどが挙げられます。
 
そしてその気になるサウンドですが、ワンストロークで近年のヒスコレモデルとの違いを感じさせる極上サウンドを感じさせてくれます。ピックアップにはオリジナルPAFを再現した57Classicが搭載され、サウンドまでヴィンテージをシッカリと意識したサウンドを再現。近年のヒスコレモデルのほうがよりヴィンテージを正確に復刻されておりますが、サウンドだけで言えば間違いなくこちらの方が上だと感じさせてくれます。この時期＆当たりの個体ならではの熟成された音色は、センターブロックのセミアコ構造のポテンシャルをシッカリと引き出しの太くツヤのある低音域から、音の粒立ちがとてもキレイな高音域まで非常によくバランスがとれており、ソリッドタイプのギターの”鳴り”とまた違うギターの素晴らしさを実感頂けます。またナローネックの63モデルと比較しても、シッカリとしたネックシェイプによる恩恵は、絶妙な太さと甘さ、そして抜群の音抜けと、これぞ335と感じさせる素晴らしいトーンを奏でます。
 
最後に状態ですが、2002年製と19年の歳月が経過した一本に関わらず、特筆するような大きなダメージの無い極上美品コンディション。神経質になって確認すればピッキングスクラッチや薄いスレ、極小＆極浅の打痕が見受けられるものの、この年式としてはズバ抜けて状態は良好です。金属パーツは全体的にくすみが見受けられますがVOS仕上げの為、どのラインからが経年劣化と判断するのは難しくなっております。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスも左右共に余裕があり、フレットはローフレ側に僅かな部分減りがあるものの7～8部山残りとなっております。パーツ類はナットとポット×1が交換されている以外は全て当時のままのオリジナル。ケースは”Custom Art Historic”の文字の入った初期ヒスコレのオリジナルハードケースが付属。認定書類の付属品は欠品となります。端的に見てニアミントと言っても過言ではありませんが、上述の通り少ないながらに使用感＆経年劣化がある点、僅かなパーツの交換歴、付属品類の欠品という点を考慮してニアミント手前の極上美品コンディションとし表記させて頂いております。
 
当時の新品定価は余裕の80万円オーバー。同時期の同モデルの相場としては状態の良い物では45～50万円、使用感が多くある個体でも40万円前後にて全て完売となっております。こちらの一本については極上コンディションという事から45万円オーバーにて当然となりますが、今回前所有者様からのご厚意もあり、相場を大きく下回るお値打ち大特価にてご案内させて頂く事となりました。この時期の1959 ES-335モデルについては、探すと意外に見つからない高い人気を誇ります。お探しの方も多いと思われる一本ですので、お気になりました方は是非このチャンスをお見逃しなく。
 
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