Gibson EB-1 Electric Bass 1953年製 Full-Original 4.0kg w/Original Case & Up-light
“f-hole & Purfling Paint” Gibson社初のエレキベースモデルの初年度生産品。当時のタグ付き、フルオリ&リペア歴無しの歴史を飾る一本が入荷致しました。
1953年に発表されたGibson社による初のエレクトリックベースとなるElectric Bass 通称EB-1。エレキギターのフラッグシップモデルレスポールと対を成すエレキベースのフラッグシップモデルEBシリーズの元祖となる歴史的にも重要なモデルとなります。ヴァイオリンシェイプにFホール&パーフリングペイント、そしてソリッド構造と個性溢れるスタイルで当時のミュージックシーンだけでなく、現在でも大きな影響を与え、ジャック・ブルースやジョン・ポール・ジョーンズの愛用でも知られるモデルとなります。
今回ご紹介させて頂くのは、そのEB-1しいてはGibson社のエレキベースとしての初年度となる1953年製のEB-1。歴史的にもその価値はGibsonベースの最高峰となる一本だと言えるでしょう。
まずそのスペックとしては、ヴァイオリンシェイプ&カーブトップのソリッドマホガニーボディにf-hole & Purflingペイント、マホガニーネック、指板はもちろんハカランダ(ブラジリアンローズウッド)、Kluson バンジョースタイルチューナー、イクスポーズド・ブリッジ、ベイクライト・ピックアップカバー、エレベーテッド・ピックガード、バレル・ノブなどが挙げられます。またテレスコープ&スクリューインのエンドピンはアップライトスタイルのスタンディングロッドが入る仕様となっております。
ピックアップはオリジナルのアルニコマグネットのシングルコイル×1が搭載されておりますが、30.5インチのショートスケールとネックエンドに近いピックアップポジションにより、EB-1ならではの唯一無二の極上ヴィンテージサウンドを奏でます。太く芯のあるウッディなローミッドは、ヴィンテージならではの枯れた奥行のある味わいを持ち、アップライトベースにソリッドボディならではのドライブ感を加えた素晴らしいサウンドをアウトプットします。
そして状態ですが、64年という半世紀をゆうに超える歳月が経過しているとはとても思えない素晴らしい状態をキープ。まずフレット・ナット、ポットなどの消耗パーツも全てオリジナルをキープしていることには驚きです。また全体的にスレや打痕などの小傷は多く見受けられますが、折れやクラックなども無く、年式に割には良い状態です。ヘッド裏に英語での名前と管理ナンバーのような刻印が見受けられます。またネックのコンディションも良くトラスの余裕もあり、更には当時のタグとオリジナルのブラウンケース(ピンク・プラッシュ)も付属した歴史的にも価値のあるスーパーコンディションをキープ。
1950年台オリジナルヴィンテージに関しては1953年から1958年と僅かな期間のみしか生産されておらず、出荷レコードは546本と極めて少なく、現在市場に出ることもかなり少なくなりましたが、こちらと同様のコンディションのヴィンテージに関しては、少なくともここ5~10年は市場で見ていません。
1954年以降、変更点有、リペア歴有りの個体でも相場は80~100万円、海外では1957年製で10,600ドル(約115万円)という個体すらあります。今回の初年度&フルオリ&リペア歴無しの個体に関しては、まず比較する個体もありませんが、3桁を切ることはまず有り得ないと言って過言ではありません。
今回Gibson社の歴史を語る中で欠かせないエレキベースの始祖となる極上ヴィンテージ。そんな逸品をまさかの大特価にてご案内させて頂きます。市場にまず出ないということもさることながら、このコンディションでは有り得ない価格です!ヴィンテージコレクターの方はもちろん、ジャック・ブルースファン、ジョン・ポール・ジョーンズファンの方にはこの上無い一本ですので、絶対にこの大チャンスをお見逃しなく。