Gibson ES-225TD 1959年製 Sunburst w/Jacaranda FB Full-Original except Case 2.8kg
生産本数の少ない最終年生産1959年製。ケースを除けばフルオリジナルコンディションの極上ヴィンテージが入荷致しました。
Gibson社においてレスポールモデルと共にフラッグシップモデルとなるESシリーズ。その歴史はレスポールよりも遥かに深く、エレクトリック・スパニッシュを意味するESモデルは1936年より始まりました。
今回ご紹介させて頂くのは、参考資料上では1955年から1958年までの生産(2ピックアップモデルは1956~1958)とされる稀少モデルES-225Tですが、こちらは非常に稀少かつ近年のリイシューでも再度脚光を浴びる1959年の最初期生産となる一本になります。
まずそのスペックとしては、フルアコ構造、シンボディ&ポインテッドカッタウェイのメイプルボディに、これぞヴィンテージといった渋いサンバーストフィニッシュ。この時期ならではの良質なマホガニーネック、指板はもちろんハカランダ(ブラジリアンローズウッド)が採用されております。その他としてはストリングループブリッジのトラピーズテイルピース、ボディトップ&バック、ネックにはバインディング、ドットインレイ、パールロゴ、ラミネイトのヴェヴェルエッジ・ピックガード、シングルラインのクルーソンデラックスチューナーなどが挙げられます。
その気になるサウンド面としては、約2.8kgと軽量なシンボディとは思えない迫力のアコースティックサウンド。フルボディと比較してもボリュームがあり、今年で60年という歳月が経過しているだけあって、甘く芳醇な空気感のある素晴らしいアコースティックトーンを奏でます。また出力面でも王道のドッグイヤーP-90を2発搭載し、ハムバッカー搭載モデルとは全然違うドッグイヤーP-90ならではの素晴らしいサウンドが十二分に堪能できます。サウンドそのものにシッカリと輪郭を持ち、煌びやかさと甘く心地よく広がるトーンをレスポンス良く再現してくれます。特にFender系アンプのクリーン~クランチ時の気持ち良さは半端じゃありません。また1ピックアップモデルと比較してもサウンドメイキング幅は広く、ブルースでもジャズでも活躍する一本となっております。
そして状態ですが、まずパーツ類に関してはフレット・ナット等の消耗品などを含め全てオリジナルの状態をキープ。ビッシリと入ったウェザーチェッキングは貫禄そのもので、小傷等の使用感も含めヴィンテージならではのオーラを放つ一本となっております。特筆するダメージとしてはネックバックに深めの当て傷がありますが、そこからのワレや折れの心配は無く、プレイにも大きく支障をきたすこともありません。もちろんネックリペアやボディの割れ補修を含むリペア歴もございません。プレイにあたってのネックコンディションは良好でトラスの余裕もあり、フレットは約4~5部山といったところですが、現状のセッティング(12F部で約1.5mmの弦高)で特にビビリ等も無く、まだまだ現役でお使い頂けます。ケースは汎用のハードケースですが、ボディ形状にあった持ち運び&保管にも適したハードケースとなります。
こちらのコンディションとオリジナル度で言えば相場としては50万円前後になるかと思いますが、今回こちらの一本、セール前ではございますが大特価にてご案内させて頂きます。弾いて良し、眺めて良しの極上ヴィンテージです。お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。