Gibson Heritage Korina ’58 Flying V Limited Reissue 1981年製 Natural Full-Original
最初期Aシリアル&フルオリジナル&極上美品の58リミテッドリイシューVが入荷致しました。
1958年にExplorerと共に発表されたFlying V。発表当初はTed McCarty氏のデザインとなるFuturistic(未来的)という斬新なボディシェイプからFuturaのモデル名にて世に生まれました。その後当時の背景にあるアメリカ初の人工衛星の名称からFlying Vのモデル名にて発表されました。現在では変形ギターの代表として数々のミュージシャンに愛用されるモデルですが、当時音楽業界には受け入れられず、その生産本数は1958~1959年で22本、1960年~1963年に16本と、ヴィンテージの出荷レコードは僅かに38本のみとなります。その後1975年に当時のハードロックの影響から少数ながら再生産されますが、オリジナルと呼ばれる初期のものに関しては1億円以上の値段がつく、プレミアムギターとなっております。
今回ご紹介させて頂く一本は、1981~1982年の期間に極少数のみ限定生産された、1958年製の初の復刻モデル。加えて特に稀少なAシリアルの最初期品となります。
まずその気になるスペックとしては、初期オリジナル同様のコリーナと呼ばれるアフリカン・リンバウッドをボディ&ネックに採用、指板にはコントラストの強い厳選されたローズウッドを採用。その他のスペックとしては、ディープジョイントのセットネック構造に加え、ネックの仕込み角やヘッドアングルもオリジナル同様に修正されております。(70年代のマホガニーモデルはオリジナルと異なります)プラスティックパーツはブラック、ハードウェアはゴールド、ピックアップには刻印&スタンプのTim-Shaw PAF(New-PAF)×2、ワイヤードのABR-1ブリッジ、ライズドペグヘッドロゴ、Vシェイプストリングアンカープレートなど、その独創性はボディ形状だけでなく細部にまでわたっており、唯一無二のモデルとして確立しております。
そして気になるサウンドとしては、”凄い”と思わず声が出てしまう極上のヴィンテージサウンド!代表的なボディ材であるアルダーやアッシュ、マホガニーの良いとこ取りと言われるコリーナ材ですが、マホガニーの持つ甘く芯のあるローミッドをもちつつ、非常に煌びやかな明るい高域で、更に段違いに音抜けが本当に気持ち良い一本です。サスティーンも異常なほどに伸びやかで、この材ならではのトーンは軽く生鳴りで鳴らしただけでも、枯れた味わい深い最高のトーンに聴き惚れてしまいます。またピックアップからの出力も堪りません。クリーン~クランチで何とも言えない甘さと煌びやかさの競合、ドライブ時の絶妙なエッジ感は、絶対に他のモデルでは味わえないと断言出来る、ヴィンテージ・ギブソンの中でも群を抜いて素晴らしいサウンドです。
また極め付けはこのコンディション。若干バックルスクラッチや小傷こそ見受けられるものの、とても36年前のギターとは思えない驚きの状態をキープ。全体評価としてニアミント手前となる極上品です。パーツ類に関しても変更歴の無いフルオリジナルをキープしており、オリジナルフレットも7部山程シッカリと残っております。もちろんプレイにあたってのコンディションも全く問題無く、ネックコンディションも良好でトラスの余裕もシカリと確認出来ます。マイナス点としては、ストラップピンの移設歴、オリジナルのハードケースのハンドルが交換されていることぐらいになります。
ただでさえ稀少な初期58リイシューのコリーナVですが、ここまでオリジナル度が高くコンディションの良い個体はまず見つかりません。更にこちらAシリアルとなる最初期のコレクタブルアイテムです。ここしばらく国内外併せてもAシリアルの個体は市場にありませんが、過去履歴ではミントコンディションのものが3桁越えしていたこともあり、更にこれからも高騰を続けるヴィンテージと言えますが、こちらここまで状態が良いのにも関わらず大特価にてご案内させて頂きますので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく。