Gibson J-45 Large Screw Adjustable 1959年製 Sunburst w/Jacaranda FB& Bridge
稀少なラージスクリュー・アジャスタブルブリッジの1959年製。この上無い驚愕のサウンドを持つ一本が入荷致しました。
Gibson社アコースティックの代表的かつ高い人気を誇るJ-45/J-50。その人気は今もなお衰えることなく現行では復刻モデルも発表されております。オリジナルは1942年よりサンバーストのJ-45、ナチュラルトップのJ-50としてラインナップされました。
今回ご紹介させて頂くのは全ての年式を通しても評価の高い1950年代後期の中でも特に人気の1959年製のJ-45になります。加えて当時の稀少オプションであるラージスクリュー・アジャスタブルブリッジが採用された一本になります。
まずそのスペックとしては、ヴィンテージならではの杢目の美しい極上のスプルーストップに、サイドバックには良質なマホガニー、指板はエボニーと見間違うクラスの真っ黒なハカランダ指板、ブリッジはハカランダにセラミックサドル&ラージスクリュー・アジャスタブル、その他鼈甲ロングピックガード、3連のシングルラインクルーソンチューナーなどが挙げられます。
そしてなにより特筆させて頂きたいのは本個体の驚愕のサウンドです。自分自身が良いJ-45/J-50を探していたのであれば、ワンストロークで即決出来るほど、鳴らせばすぐに分かる極上のサウンドを誇ります。良いギターほど言葉で伝えるのは野暮になりますが・・・。まずボリュームは非常に大きく、かつ各弦ごとの鳴りのバランスが良く取れており、加えて素晴らしいロングサスティーンと、そこがまずヴィンテージギブソンの良さを感じさせます。サウンドの傾向としては、高音域は音の粒立ち・分離が非常に良く、色気溢れる煌びやかな鳴りを誇ります。また中域は弾き込まれてきた個体独特の芯がシッカリとした枯れた味わいを感じさせ、そして低域は倍音成分だらけのフィードバック感で全体を楽器としてまとめ上げてくれます。良いギターはそれ一本でオーケストラの様な感動を覚えさせると言いますが、まさにその通りだと感じさせてくれます。
状態としては全体的にビッシリと入ったウェザーチェッキングに半世紀以上ガンガンに弾き込まれてきたことが推測される歴戦のエイジングはヴィンテージファンには堪らない雰囲気抜群のルックスとなっております。交換パーツはフレット・ナット、サドルが交換されております。現在オーダー製作したセラミックサドルとなっておりますが60年代のヴィンテージサドルが付属致します。リペア歴としてはサウンドホール上部にクラック補修歴、ボディバック2カ所にクラックリペアが歴がありますが、シッカリと補修されておりますのでプレイには問題無くご利用頂けます。付属のケースはオリジナルのチップボードケースが付属致します。
前所有者様が探しに探して見つけた他とは群を抜いて素晴らしいサウンドを放つ一本。加えてラージスクリュー・アジャスタブルブリッジの稀少な1959年製J-45。今回相場相応の価格にてご案内させて頂きますが、一度弾いて頂ければご満足頂ける素晴らしい一本ですので、お気になりました方は是非ご来店・ご試奏頂ければと思います。