Gibson J-50(Natural) Adjustable 1968年製 Full-Original except Nut “Players Price”
弾き込まれてきた激鳴りの個体。オリジナル度も非常に高くピックガードロゴも残った稀少ヴィンテージをプレイヤーズプライスにてご案内させて頂きます。
Gibson社アコースティックの代表的かつ高い人気を誇るJ-45/J-50。その人気は今もなお衰えることなく現行では復刻モデルも発表されております。オリジナルは1942年よりサンバーストのJ-45、ナチュラルトップのJ-50としてラインナップされました。J-50はナチュラルフィニッシュの為、サンバーストのJ-45と比べても杢目の良いトップ材を選定する必要があり当時5ドル高く販売金額を付けられたことからモデル名となりました。
今回ご紹介させて頂く一本は1968年に製作されたアジャスタブル・ブリッジ搭載のオリジナルヴィンテージのJ-50になります。
まずスペックとしては最終期となるラウンドショルダースタイルで、良質なスプルーストップに、美しい杢目のマホガニーをサイド&バックに、ネックには見るからに音抜けの良さそうな柾目のマホガニーをプレイアビリティの高いナローシェイプにて仕上げられ、指板にはハカランダ、ブリッジ&サドルにもハカランダを採用したアジャスタブル仕様も1968年が最終期となります。その他、ロゴのシッカリ残ったオリジナルのラージガード、チューナーには3連タイプのクルーソンが採用されております。
そして気になるサウンドですが、一目見たその弾き込まれたルックスを裏切らない極上のキレのあるサウンドを堪能させてくれます。まず鳴らした瞬間の大きなボリュームは、単に大きいというだけではなく、味わい深い倍音成分の広がりが堪りません。マホガニーボディ独特の甘いふくよかさを持ちながらも、音の粒立ち・分離が非常に良く、この時期ならではのキレ味を誇ります。サウンドの傾向はGibsonらしいまとまりがありながらも、決して優等生では無く、ジャキっと暴れる鳴りは弾いていて本当に気持ちよくさせてくれます。
状態としては弾き込まれてきた個体だからこその貫禄の個体で、弾き傷やスクラッチ、塗装剥がれなどがありますが、そこがヴィンテージファン泣かせのリアルエイジドルックスへと仕上がっております。とはいえパーツ類はフレットを含めた殆どのパーツがオリジナルをキープしており、ピックガードに至ってはオリジナルのロゴが消えずにシッカリと残っております。交換はナットとケースのみ、リペア歴としてはボディトップにクラック補修歴がありますが、現状シッカリと裏からパッチが当てられるプロリペアが施されておりますので、演奏に支障はございません。その他ありがちなトップの膨らみや沈みはかなり少なく、ネックコンディションも非常に良好、トラスの余裕もあり、オリジナルフレットも6~7部山残っております。ケースは汎用のハードケースが付属致します。(画像参照)
1960年代後期のJ-50でコンディションの良いものですと40万円前後が相場となりますが、今回こちら傷等は多くクラック補修歴がありながらも、プレイに影響する部分は非常に状態が良く、かつオリジナル度も高い一本です。是非プレイヤーの方にガンガン弾き込んで頂きたく、お値打ちな大特価にてご案内させて頂きます。お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。