Gibson Les Paul Custom 1977年製 Black Beauty
極太のロックサウンドを持った一本!40年以上の歳月によって刻まれたリアルレリックのブラックビューティが入荷致しました。
Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。中でも上位機種として長年に渡り多くのギタリストに愛用されてきました。
1953年の後期にレスポールモデルの最上位機種として発表のレスポールカスタムですが、1963年の後期には一旦SGシェイプへとマイナーチェンジし、その後1968年に再度復刻されます。またその後70年代初頭までにパンケーキボディや3Pネック、スカーフジョイントなど様々な仕様変更が見られ、1972年頃からはステッカードPAFから刻印ナンバードPAFへの移行が始まります。そして1974年後期にGibson社がナッシュビル工場へと移転し、1976年にはメイプル3Pネックが採用され、サウンド面としても当時のHR/HMフリークに合わせ、より図太くドライブサウンドにマッチしたソリッドなサウンドへと進化していきます。
今回ご紹介させて頂く一本は、HR/HMフリークの中誕生した1977年製のブラックビューティ。近年の復刻モデルでは再現出来ないオリジナルのヴィンテージサウンド&ルックスを持った一本となっております。
まずそのスペックとしては、通称パンケーキボディと呼ばれるメイプル&マホガニーのラミネイトボディに通称”ブラックビューティ”の名を持つEbony Blackフィニッシュ。3Pメイプルネック、上位モデルならではのエボニー指板、ゴールドハードウェア、ダイヤモンドインレイ。チューンOマティックブリッジなど、上位モデルであるレスポールカスタムの最終形を感じさせるスペックが見受けられます。
気になるサウンドとしては、これぞロックフリークを支えたサウンドだと頷ける強烈ロックな極上サウンドです。ピックアップは刻印ナンバードPAF×2を搭載。この時期のカスタムでしか味わう事の出来ない極太の中低域と煌びやかな高音域はハイゲインアンプとの相性抜群で、歪ませた際の音の粘りが堪りません。80年代ロックフリークの大物ギタリストがこぞってこの年代を愛用することを再認識させてくれる素晴らしい一本です。
ルックス面でも41年の歳月によってリアルエイジングされた貫禄の一本。経年と弾き込まれる事によって刻まれた歴戦のダメージは、近年の復刻モデルでは決して真似の出来ないオーラを感じさせます。交換点としてはチューナーがGotoh製に、ブリッジがABR-1へと変更されております。(共にゴールド)、その他はナット交換、ストラップピン交換(ロックタイプ)、フロントピックアップのエスカッション下部割れ欠損がありますが、ピックアップなどの主要パーツはオリジナルをキープ。プレイ面でもネックコンディションは良好でトラスの余裕もシッカリと残っており、フレットは元々の背の高いタイプではありませんが、現状6~7部山程残っております。ケースはオリジナルのプロテクター(ロケット)ケースが付属致します。
ヴィンテージ市場の中でも常に高い人気を誇る1970年代のカスタムですが、1970年代初期では既に3桁近くまで高騰し、1974~1975年頃で60万円前後、1976~1977年頃で45万円前後となっております。今回こちら若干のパーツ変更と全体的な使用感こそありますが、電装関係等のメインパーツはオリジナルをキープし素晴らしいサウンドを持った一本。是非これからもガンガン弾き倒して頂けるプレイヤーの方へと思いから、相場を大きく下回るお値打ちなプレイヤーズプライスにてご案内させて頂きます。お探しだった方も多いかと思います。是非このチャンスをお見逃しなく。