Gibson Les Paul Custom 1979-1981 Black w/Numbered PAF Lefty & All-Mahogany Body

Gibson Les Paul Custom 1979-81 Black w/ Numbered PAF Near-Full-Original 4.57kg "Lefty & All-Mahogany Body"
ウルトラレアヴィンテージ。稀少なレフティに加えオールマホガニーボディ。刻印ナンバードPAF搭載、非常に高いオリジナル度をキープしたワンオーナー品が入荷致しました。
 
Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。どんなモデルよりも最も有名かつ多くのアーティスト・ミュージシャンに愛用されてきました。1952年の中頃に発表され、翌年1953年の後期には上位機種となるCustomが発表されました。その後1957年の”PAF”搭載や1961年のSGシェイプへの移行などありましたが、1968年にはスタンダード、カスタム共に再生産を始め、現在に至るまで多くのギタリストに愛用され続けております。
 
今回ご紹介させて頂くのは、HR/HMフリークの中誕生した1979～1981年製のブラックビューティ。ウルトラレアスペックとなるレフティ＆オールマホガニーボディ。更にこの時期としては軽量な個体かつ、刻印ナンバードPAF搭載の復刻モデルでは再現出来ないオリジナルのヴィンテージサウンド。PG&スイッチプレート交換以外はフルオリジナルのワンオーナー品になります。
 
まずそのスペックとしては、まず何と言ってもおそらく当時の特注品と思われるウルトラレアなスペックに注目したいと思います。まずはレフティ仕様。当時はアップチャージオプションにてレフティ仕様をオーダー出来ましたが、通常のライトハンドに比べ極端に生産数が少なくなっているレアスペックとなります。更に加えてボディマテリアルについては、1953～1960年まではソリッドマホガニーボディ、1961～1967年の間はSGスタイルになり1968年に復刻、1969～1977年までは複層ラミネイトのパンケーキボディ、1978年からは3Pメイプルトップ＆1Pマホガニーバックとなりますが、今回こちらの一本についてはマホガニー2Pトップにマホガニー1Pバック仕様となる激レアスペックとなっております。また過度期という事もありますが、ネックは強度の高い3Pメイプルネックながらにボリュート有り（通常1980年からはボリュートが無くなります。）、電装関係はハンダバージンにてポットは1979年製、ピックアップは1980年製のデイトの物が搭載されております。その他スペックとしては、フィニッシュカラーはLes Paul Customモデルの代名詞ともなるEbony Blackフィニッシュに通称”ブラックビューティ”の名を持つクールなルックス。この時期としては5kg前後の個体が非常に多い中、こちらは約4.57kgと非常に軽量な個体となっております。更に上位モデルならではのスペックとして高級材エボニーを指板材に採用。パールのブロックインレイ、ヘッドにはダイヤモンドインレイ、バインディングは指板サイドだけでなく、ヘッド周囲、ボディトップ＆バックにも施され、プラスティックパーツはブラック、ハードウェアはゴールドに統一された豪華な高級感あるスペックとなっております。パーツ類は、ナッシュビルタイプ・ブリッジのチューンOマティック、コントロールノブはスピードタイプ、”Les Paul CUSTOM”刻印の入ったトラスロッドカバー、Gibsonロゴ入りチューナー、Made In USA刻印＆シリアル刻印、フレットはオリジナルにて背の低いフレットレスワンダーにて、現状1弦側約1.3mm、6弦側約1.5mmの低目のセットアップとなっております。
 
そして気になるサウンドとしては、同時期の個体と比較しても別格と感じさせるカスタムならではの良さを凝縮したサウンドに驚かされます。ピックアップは同時期よりTim Show PAFへと変更されていきますが、こちらはオリジナルの刻印ナンバードPAF×2を搭載。リイシューモデルでは再現しきれない極太の中低域と煌びやかな高音域はハイゲインアンプとの相性も良く、歪ませた際の音の粘りが堪りません。またオールマホガニーボディならではの1950年代のブラックビューティにも共通する、味わい深く、美味しい音域が長い倍音感はこのマテリアルならではと感じさせる素晴らしい一本です。力強い出力と音抜けを持ちながらも、ジャズやブルースにも対応する1950年代とロックフリークの1970年代の良い所を合わせたという印象を強く受けます。
 
状態としては、そのサウンド良さを裏付けるような40年以上の長い間弾き込まれた年式相応のダメージこそ見受けられますが、これぞヴィンテージといったレリックモデルには出せない本物ならではの渋いルックスとなっております。こちらワンオーナー品となりますが、ファーストオーナー様が新品にて購入されてからのパーツ変更・リペア歴としては、ピックガード交換（エスカッションとの間に僅かに隙間こそありますが、金属パーツの経年具合等を含め、大きな違和感はありません。）と、セレクター部のプレート交換のみ。その他フレット＆ナットを含め全て当時からのオリジナルパーツにて、電装関係も一切の変更歴無しのハンダバージンコンディションとなっております。またゴールドパーツのメッキも経年による劣化こそあるものの、年式の割にはよく残っており、”ブラックビューティ”の名に相応しい豪華なルックスは健在です。リペア歴としてはボディバックの最下部にストラップピンを追加したエキストラホールがございますが、こちらはご希望があれば穴埋めリペアを無償にてさせて頂きます。プレイ面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドは左右ともにシッカリと余裕があり、ピックアップの減衰や、ガリ等も殆どありません。ケースも勿論当時のオリジナルのブラックハードケースが付属致します。
 
 
同年代のレスポールカスタムの相場としては、使用感が多く消耗品パーツ（フレット、ナット、ポット等）の交換がある個体にて40万円前後、オリジナル度の高い個体であれば50万円前後、またその中でも軽量個体については即売れの人気を誇ります。こちらの一本についてはレフティ仕様という事だけでも50～60万円前後、更に他に例を見ないウルトラレアスペックとなるオールマホガニーボディという点を加味すればどんなに安く見ても60～70万円前後が適正かと予想されます。今回前所有者様からの多大なるご厚意もあり、まさに”破格”となる超お値打ち価格にてご案内させて頂く事となりました。今後二度と無いチャンスと断言出来る一本ですので、お気になりました方は絶対にこの機会をお見逃しなく。
 
※製造年表記につきましては、ポットが1979年製、ピックアップが1980年製、シリアルが1981年対応となります為、1979-1981年製とさせて頂いております。
 
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