Gibson Les Paul Deluxe 1972年製 Gold Top w/ W-Ring & Logo Mini-Hum 4.33kg

Gibson Les Paul Deluxe 1972年製 Gold Top w/ W-Ring & Logo Mini-Hum 4.33kg “Near-Mint except Sticker Trace”
稀少なダブルリングエスカッション＆Gibsonロゴ入りステッカード・ミニハムバッカー。高いオリジナル度に加え、ステッカー跡を除けばニアミントコンディションの極上ヴィンテージDeluxeが入荷致しました。
 
今やギターの代名詞ともされるGibson社のフラッグシップモデルとなるLes Paul。1952年に販売を開始したものの、当時はその価格と重量の重さから人気が下がり1963年にはSGタイプとモデルチェンジし、その後1968年に再度復刻するという歴史がありました。その際にリレーテッドモデルとして翌1969年に販売を開始したのが当モデルであるLes Paul Deluxe。一番の特徴としては子会社であるEpiphone（1957年に買収合併）で採用されていたミニハムバッカーを搭載したところにあります。
 
今回ご紹介させて頂くのは、様々な仕様が混在する過度期となる1970年代初頭、1972年製のLes Paul Deluxeモデル。中でも一時期のみしか採用されていないダブルピックアップリングのエスカッションとGibsonロゴが刻印されたピックアップカバードが採用された激レアスペックの一本になります。
 
まずそのスペックとしては、ボディトップにはベタ塗フィニッシュながら3Pメイプルトップ仕様となり、この当時の個体としてはかなりクオリティの高い作り込みにより、3Pの継ぎ目が光にかざして入念に見ないと確認出来ない程に仕上げられております。加えてメイプル材をラミネイトしたお馴染みのパンケーキ構造のマホガニーバックを採用。フィニッシュはゴールドトップのカラーリングですが、エルボーコンター部を除いて緑青が殆ど出ておらず、あって当然のウェザーチェックすらない塗装の艶も非常にキレイな状態をキープしております。ネックはボリュート＆MADE IN USA刻印の3Pマホガニーを採用。指板材にはハカランダを彷彿させるコントラストの強い良質なローズウッドが採用されております。その他としては指板インレイにはパーロイドのディッシュインレイ、ABR-1ブリッジ＆ストップテイルピース、ゴールド・リフレクターノブ、GIBSON DELUXE刻印の入ったクルーソンチューナー、そしてレアスペックとなる1つのピックアップごとにソープバーの外周スタイルのエスカッションと、その外周にもエスカッションリングが取り付けられたダブルリングエスカッション仕様に、ピックアップカバーも稀少なGibson刻印が入れられたタイプを装着しております。
 
そして気になるサウンドとしては、こちらか半世紀前のヴィンテージは伊達じゃないと言わんべく激鳴りの一本。ピックアップはステッカードナンバードのミニハムバッカー×2を搭載。重量は約4.33kgとこの時期としては軽量な個体となっておりますが、軽量さを感じさせない奥行のある深いローミッドに、倍音成分を多く含んだ太く甘い広がり、そしてミニハムのトレブリーなサウンドが抜群のバランスで仕上がっております。状態の良い個体だからこそのピックアップの減衰も全く感じられず、同年代のデラックスと比較してもズバ抜けてサウンドの良い個体となっております。
 
また状態としては、ボディトップ＆バック共にステッカーを貼られていたと思われる跡が見受けられますが、その他は細かなスレや打痕、小さな塗装チップ、若干のバックルスクラッチ程度となっており、塗装の艶の残り加減やパーツ類の状態を見ても非常に状態が良く、それこそステッカー跡のマイナスを除けばニアミントと呼べる程の極上コンディションとなっております。パーツ変更・リペア歴としては、まず電装関係は全てオリジナルにてポットデイトは137 7211（137→CTS、7211→1972年11週目製造ポット）、スプラグのブラックビューティコンデンサを搭載。ブリッジ＆テイルピースが交換（ブリッジは後年のABR-1）されておりますが、他パーツの状態がかなりキレイな事もあり違和感は殆どありません。またトラスロッドカバーが無刻印の物に交換されております。リペア歴としてはボディエンドにストラップピン増設跡（現在は穴埋めリペア済み）されているのみで、他リフィニッシュやオーバーラッカー、木部加工歴等は見受けられません。演奏面としてはネックコンディションは良好、トラスの余裕も左右ともにあり、フレットはオリジナルにて背の低いタイプながら7部山程、出力の減衰やガリ等もございません。ケースはオリジナルのブラックケース（パープルインナー）が付属致します。
 
年式の特定としてはシリアルが60,000番台（1970-1972、1974-1975対応）にてポットデイトが1972前半という事から、1972年製と判断しておりますが、～1973前半までのカラマズー・ファクトリー期期のデラックスモデルの中古相場としては、フルオリジナル＆美品コンディションにて80～100万円前後となります。今回こちらの一本につきましては、ダブルリングエスカッション＆エンボスカバー仕様となる稀少なスペックに加え、極上美品の一本ですが、上述の通りステッカー跡があるという点、また細かなパーツ変更歴があるという点を加味して、相場を大きく下回る破格特価にてご案内させて頂く事となりました。今後同価格帯では二度と手に入らないと言い切れる超お値打ち価格となりますので、お気になりました方は是非この大チャンスをお見逃しなく。
 
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