Gibson Les Paul Heritage Series Standard-80 1982年製 Heritage Cherry Sunburst
Gibson Les Paul Heritage Series Standard-80 1982年製 Heritage Cherry Sunburst w/57 Classic PU “Killer Top”
Gibson社初のBurstリイシューモデルHeritage Series Standard-80。強烈なフィギュアドトップを誇るルックスと40年以上の歳月によって熟成されたオリジナルに迫る鳴りを誇る一本が入荷致しました。
Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。どんなモデルよりも最も有名かつ多くのアーティスト・ミュージシャンに愛用されてきました。Les Paul Standardモデルとしての誕生は1952年中期となりますが、時代と共に様々な仕様変更がされ、一番大きな変化としては1957年にセス・ラバー氏によって開発されたハムバッカー通称”PAF”の存在でしょう。そして1958年からは今までのゴールドトップカラーより、サンバーストカラーへと移行し、全年代を通して最も人気が高く、ギタリストの憧れである1958~1960年製レスポール・サンバースト、通称”Burst”が誕生します。その後1961年には一旦SGスタイルへと移行しますが、1968年には再度復刻を果たし、またそこからも年を追うごとに仕様変更がなされます。1970年代後期になると、オリジナル(1958~1960年製)のレスポール程の品質が無いとユーザーから言われ始め、その意見を重く受け止めたGibson社は初めてオリジナルBurstのリイシューモデルの開発・製作に取り掛かります。そして1980年には後のヒスコレの先駆けとなるリイシューシリーズであるLes Paul Heritage Series Standard-80が発表されました。実際には1980~1982年の短い期間のみの製作となりながら、世界的な有名なギタリスト達にも愛用される非常に高いクオリティを誇ります。
今回ご紹介させて頂くのは、Gibson社がそのBurstの仕様を初めて復刻したHeritage Series Standard-80モデルの最終製作年である1982年製。オリジナルBurstを彷彿させる極上のフィギュアドフレイムトップをはじめとする様々な拘りが詰め込まれたモデルとなります。
まずそのスペックとして、美しいアーチドカーブを描くボディトップには、3Dにギラつきを放つ強烈なフィギュアドフレイムをセンター2Pにて採用。横方向のフィギュアドだけでなく、縦方向の杢目もヴィンテージならではの非常に良質な材を採用。フィニッシュはダークなコントラストを持つヘリテージチェリーサンバーストにて仕上げられ、フィギュアドとの抜群のマッチングにより、オリジナルBurstを彷彿させる激渋のルックスとなっております。またこちらの個体についてはボディトップのメイプルに節目が2個所確認出来ますが、ヴィンテージ材ならではのアクセントとして唯一無二の一本という事を感じさせてくれます。ネックは70年代からの3ピースマホガニー仕様ながら、ボディバックは王道の1Pマホガニーを採用、その他としてもスモールヘッド&17度のヘッドアングル、ニッケルメッキのハードウェア、チューナーはミルクボトルのグローバー・ロトマティック、ブリッジはナッシュビルタイプが採用されております。指板のローズウッドも強い黒の杢目が縦横無尽に走る非常に良質な材となっております。総合的に見てリイシュー内容としては完全な復刻仕様とは言えない反面、このモデルならではのスペックとも言えるでしょう。
そして気になるサウンドとしては、近年のヒスコレ等のリイシューモデルとも異なる本モデルならではの魅力を感じさせるサウンドをご堪能頂けます。まずリイシューモデルながら、製作から既に40年以上の歳月が経過していることもあり、立ち上がりの速さやピッキングレスポンスの良さ、中低域の強いふくよかなボディ鳴りをシッカリとネックに伝えるボディとネックの一体感は素晴らしいものがあります。ピックアップにはオリジナルではTim Show PAF、通称New PAFが搭載されますが、現在57 Classic×2に換装されており、よりヴィンテージライクな出力へとなっております。ベースとなる個体がローミッドに傾きがあるだけに57Classicとの相性は良く、煌びやかながらも味わい深い高域を持ち、良い意味で突き抜け過ぎない”いなたい”ニュアンスを残します。近年のヒスコレでは最新機器を用いてオリジナルのバーストレスポールを完全復刻するクローンとするが故に、どこか冷めた印象を受けますが、こちらの一本についてはそのアプローチとは全く異なるバーストサウンドの良い部分にスポットを当てた本モデルならではの唯一無二のサウンドが愉しめます。
最後に状態としては、ボディバックのバックルスクラッチをはじめ、年式相応の使用感こそ感じられますが、ボディトップやネック、ヘッドのダメージは少なく、また塗装の艶も美しく残っており、年式の割にキレイな印象を受けます。パーツ変更・リペア歴としては、上述の通りピックアップは57Classicに換装、ポットはフロントボリュームが1980デイト、リアボリュームは1990デイト、トーンは共に1979デイトとなっております。ピックアップ交換の際の配線交換歴がある為に、正確な判断は難しくも、おそらく交換はボリュームポットのみと思われます。またトラスロッドカバーの交換やエスカッションの交換歴が見受けられますが、その他フレットやナットをはじめオリジナルをキープしており、ありがちなペグ交換歴をはじめとするリペア歴もございません。ケースはオリジナルのブラウンケースが付属致します。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、フレットはオリジナルにて大きな凹み無く6~7部山程残っております。もちろん電装面の問題もございません。
リイシューモデルの先駆けとなるHeritage Series Standard-80ですが、有名ギタリスト達の愛用もあり、また昨今の凄まじい高騰の波を受け、海外市場ではその殆どが3桁オーバーになる程に高騰を続けております。また同じStandard-80モデルでも、ここまでルックスの良いフィギュアドフレイムの個体はなかなかお目にかかれず、そういった意味でも非常に価値のある一本です。今回こちら前所有者様からのご厚意もあり非常にお値打ちな価格設定とさせて頂きましたので、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。
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