Gibson LG-0 1964年製 Natural Mahogany EX Condition “Killer Sound”
オールマホガニー&ハカランダ指板。マーチンライクな激鳴りの極上ヴィンテージが入荷致しました。
半世紀以上の歳月が経過したリアルヴィンテージギブソン。ジャズ・ブルースの全盛期1942年にGibson社より発表されたLGシリーズ。14 1/8インチと小ぶりなボディサイズ、手の小さい女性にも扱えるネックシェイプから『For Ladies & Girls』の頭文字を取ってLGと名付けられました。
今回ご紹介させて頂くのは1958年に発表されたオールマホガニースペックのLG-0の初期スペックの一本になります。
まずスペックとしては14 1/8サイズのオールマホガニーボディ&ネック、ラダーブレイシング、ハカランダ指板、ビス留めティアードロップ・ピックガード、アッパーベリーのプラスティックブリッジ、鼈甲ボディバインディング、20F 24 3/4スケール、ドットインレイ、デカールロゴ、オープンバック3連チューナーなどが挙げられます。
気になるサウンドとしては、もはやGibsonサウンドの枠を超えたマーチンのダブルオーに近い激鳴りサウンド。まずとてもこの小ぶりなボディサイズからは想像出来ないボリュームには驚きます。またラダーブレイシングながらも煌びやかな音ツヤ、中低域に広がる倍音豊かな枯れたトーンは、同年代の同モデルと比較してみても群を抜いて良く鳴ります。こういった当たりの個体があるからこそ、ステューデントモデルながら多くのプロを虜にしていくのだと再認識させてくれます。
状態としてはそれなりの使用感こそありますが、年式を考慮すればまだまだ美品の部類に入るかと思います。ボディバック左下部に一か所クラック補修歴があります。またパーツとしてはオリジナル度も高く、ストラップピンの増設とトラスロッドカバーの変更以外はオリジナルをキープしております。またプレイヤーの方なら特に気になるネックコンディションも非常に良好でトラスの余裕も充分にあり、現役で活躍してくれる一本となっております。
1960年代前半の黄金期ともなるヴィンテージギブソンですが、全体的に高騰を続けるヴィンテージギターとしては、お手頃に手に入る価格帯にあるかと思います。一度鳴らせば納得のサウンドは非常にコストパフォーマンスも高くあります。