Gibson LG-2 Sunburst 47-48年製 w/ Jacaranda FB & Bridge Full-Original
70年の以上の歳月をサウンドに乗せた素晴らしい鳴りをもつ一本。ニアミント手前の極上コンディションにて入荷致しました。
ジャズ・ブルースの全盛期にGibson社より発表されたLGシリーズ。14 1/8インチと小ぶりなボディサイズ、手の小さい女性にも扱えるネックシェイプから『For Ladies & Girls』の頭文字を取ってLGと名付けられました。
今回ご紹介させて頂くのは70年以上の歳月が経過したリアルヴィンテージとなる1947-48年製のLG-2になります。
まずスペックとしては、ボディトップに美しい柾目の上質なスプルース、サイドバック、ネック材にはホンジュラスマホガニー、指板材には表情豊かな黒のラインが伺える極上のハカランダを、パールドット入りのレクタンギュラー・ブリッジもハカランダです。ピックガードはオリジナルの鼈甲&スモールガードを採用。ネックプロフィールはナット幅43mmの太めのラウンドネック、ブレイシングはスキャロップドのXブレイシングを採用。スケールはGibsonのレギュラースケールとなります。
そして特筆すべくはこのコンディションでしょう。『ピカピカ』という言葉の通りの素晴らしい塗装状態!ウェザーチェックすらもトップに僅かに見られるだけで、本当に70年が経過しているのかと疑ってしまう程です。特筆するダメージとしてはサウンドホール横に1センチ程度の打痕、6弦側のナットサイドから1Fにかけての塗装剥がれこそ見受けられますが、その他は本当に小傷程度で、ありがちなボディトップの浮きやピックガードのシュリンクも本当に僅かです。それこそその2カ所のダメージがなければ、ミントコンディションと言っても良いぐらいです。もちろんワレや折れなどの補修歴は皆無で、パーツの交換歴すらないフルオリジナルコンディションです。ケースのみ汎用ハードケースとなります。(画像参照)プレイ面としては、ネックコンディションは良好でトラスの余裕もあり、フレットも6部山程残っております。
そしてこのコンディションからは想像もつかないサウンドは筆舌に尽くし難い、最高のヴィンテージトーンを放ちます。70年以上という長い歳月によって結合水(セルロース質に結合している水分)が減少した独特の味わい深い”枯れた”トーンに変化したのだと予想できます。一度ストロークすれば、鳥肌を引き起こす枯れた味わい深いGibson Vintage特有の妖艶なツヤに魅了されます。ピッキングごとに現れる粒立ちの良さ、そして芯がありつつ響き渡る抜けの良いサスティーンには脱帽です。ハンドメイド時代ならではのクオリティは音のバランスに非常に優れているだけでなく、”サウンド”を意識して製作された本機は、非常に高いレスポンスと、箱鳴りの良さを十二分にご堪能頂けることでしょう。
国内外問わず多くの大物ギタリスト達にも愛用されるLG-2。近年では高騰を続け特に40年代のモデルに関しては50~70万円前後が当たり前になってきました。こちらの一本に関しては特に当たりだと感じさせるサウンドの素晴らしい一本に加え、強烈なほどに美しい状態をキープした極上のヴィンテージです。今回当店セール前ではございますが、まさかの大特価にてご案内させて頂きますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。
※モデルの年式については、ノンシリアル、テーパーヘッド、太目のネック等より1947~1948年にかけて製造された一本だと判断させて頂いております。