Gibson Memphis ES-355 2015 Aniline Dye Sixties Cherry w/Bigsby EX++ 4.1kg

Gibson Memphis ES-355 2015 Aniline Dye Sixties Cherry w/Bigsby EX++ 4.1kg “Limited Run”
メンフィスファクトリーの最新技術と最新スペックを採用した拘りの限定生産品。ビグスビー搭載の激渋のロックンロールアイコンが美品コンディションにて入荷致しました。
 
Gibson社においてレスポールと並ぶ高い人気を誇るESシリーズ、その中でも当時ES-335の二倍以上の価格となる最上位機種として1958年に発表されたES-355モデル。B.B.キングや、キース・リチャーズなどのブルース系、ロック系の大物ギタリスト達にも長く愛用され続けます。
 
今回ご紹介させて頂くのは、Gibson Custom Shopの傘下を経て、独立した部門としてESシリーズに特化したモデルをリリースするメンフィスファクトリーにて最新技術と最新スペックを採用した拘りの限定生産となるES-355 Sixties Cherry w/Bigsbyになります。
 
まずそのスペックとしては、ES-335同様にセンターブロックの入ったセミホロウ構造のダブルカッタウェイスタイルに、ボディ材はメイプル-ポプラ-メイプルのラミネート・カーブドトップ＆バック。ネックは良質な1Pマホガニーを採用。リミテッドモデルとしての一番の特徴となるSixties Cherryカラーは、ナッシュビル・カスタムショップ時にも高い評価を受けるアニリンダイを用いたヴィンテージの質感を再現したフィニッシュで、またトップコートにティンテッドコート（飴色の着色）を施す事で、セルバインディングのカラーが経年による色焼けのような絶妙なアンバーカラーとなっております。その他スペックとしては、上位モデルならではのゴールドハードウェア、エボニー指板、ダイヤモンドスプリットインレイ、ブロックポジションマークに始まり、ロングピックガード、マルチプルバインディング、トラスロッドにはFホールを意識したエングラブドが施されております。更に細部ディテールについても最新スペックが採用されており、矯正力の向上とサウンドを向上させるHistoric Truss Rodの採用、プレイアビリティを高めるロールド・ネックバインディング、チューナーはギア比を”18:1”に可変したグローバー製ミルクボトル・ロトマティックチューナー、ノンワイヤードABR-1ブリッジにBigsby B-7トレモロ、細部スペックに至っては1.675”幅のボーンナット、24.75”スケール、ネックの仕込み角は4度、ヘッド角は17度と細かな部分まで拘りを感じさせます。
 
そして気になるサウンド面でも、多くの拘りが詰め込まれており、まずピックアップにはセミアコトーンとのマッチングではズバ抜けた高い相性を誇る57Classicを搭載。加えてフロントPUからのトーンをよりリッチかつウォームへと向上させる為に、通常の0.22mFから0.15mFへとキャパシタスペックを変更。実際のサウンドの傾向としては、一音一音感じる美しい音の粒立ち、空気感のあるボディ内部の広がりがセンターブロックによって引き締められる秀逸なトーン、バランスの良い心地よいコード感、ストロークから音抜けまでのレスポンスの早さ等、ヴィンテージに負けじと劣らないハイクオリティなサウンドを実現。ズバっとキレのよい高域と太く奥行のはる低域、甘く空気中に溶けていくような倍音成分、センターブロックセミアコ構造だからこその美しいプレゼンスは鳥肌が立つ程の色気を感じる妖艶なサウンドです。またビグスビーアームを搭載することで、ストップテイルやトラピーズとも全く違う緩やかな音程変化、独特のビブラート感を愉しめます。流石ESモデルの最上位機種と言わんばかりにソリッドタイプのギターの”鳴り”とはガラッと異なり、ESモデルの名機たる所以を十二分に感じさせてくれます。
 
状態としては、それなりに使用されてきた個体ながら大切に取り扱われてきた事が伺える良好なコンディションで、ダメージとしてはピッキングスクラッチ、全体的な細かなスレ小傷、ボディバックに米粒大の打痕とペン先で突いた程度の極小打痕、ヘッドの塗装劣化（インレイ周辺、バインディング縁）、ヘッドバックに米粒大の打痕が見受けられますが、ありがちな深いバックルスクラッチや塗装剥がれには至るようなダメージは無く、またゴールドパーツは経年と使用によって部分的に金属劣化やメッキが薄くなっている部分が見受けられますが、VOS仕上げパーツのような味のある風合いとなっております。総合的に見ればまだまだ美品と呼べるコンディションとなっております。プレイ面としてはネックはほぼストレートながら、厳密に言えば極々僅かによじれが見受けられ、現状の低目のセッティング（12F上にて1弦側約1.4mm、6弦側約1.6mm）にて、演奏上支障が出るレベルでは無く、強くピッキングした際にハイポジションにて僅かにピリつきが出るレベルとなっております。付属品としてはメンフィスの認定書、ワランティ、オーナーズマニュアルと新品時の付属品が揃っており、ケースもオリジナルのブラウンハードケースが付属致します。
 
335と比較しても極端に生産数の少ない355モデルですが、今回の一本は2015年の限定生産品という事もあり、非常に稀少なモデルとなります。中古相場としては、40万円前後が適正で、前オーナー様も現在と同状態にて40万円で購入されております。今回こちら稀少性もさることながら、サウンド＆ルックス抜群で、更にはコンディション良好な一本につき、前販売価格と同等金額での販売が無難なラインでありながら、前所有者様からのご厚意もあり、相場を大きく下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。まずこの価格帯にて入手する事は難しい一本ですので、前回販売時よりご購入ををご検討されていた方はもちろん、お気になりました方は是非このチャンスをお見逃しなく。
 
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