Gibson Non-Reverse Firebird Ⅰ 1966年製 Non-Faded Cheery Red “Rare Custom Color"
Gibson Non-Reverse Firebird Ⅰ 1966年製 Non-Faded Cheery Red 3.77kg “Rare Custom Color & Hi-Originality”
激レアなカスタムカラー”Cherry Red”のノンリバファイヤーバード。ほぼフルオリジナルに加えてウェザーチェックも少なく退色の殆ど無いニアミント手前の極上美品コンディションの一本が入荷致しました。
Gibson社の初のスルーネックモデルとして1963年の中期の発表から現在に至るまで非常に高い人気を誇り、多くの大物ギタリストの愛用でも知られる”Firebird”。リバースド仕様の使いにくさもあり1965年中期からはノンリバース・シリーズが新たにラインナップされました。Firebirdモデルのラインナップには1,3,5,7と4パターンあり、それぞれスペックが異なります。(1=ミニハムバッカー1発&板バネ・ショートヴァイブローラー、3=”1”に加えて、ミニハムバッカー2発&セルバインディングネック、5=”3”に加えてディッシュインレイ&チューンOマティック、ヴァイブローラー仕様にはライルプレート、7=”5”に加えてエボニー指板、ミニハムバッカー×3発、ゴールドハードウェア)
今回ご紹介させて頂くのは、当時のカスタムカラーチャートにあった10色以外にて、極めて僅かな数のみ存在する裏オーダー・カスタムカラーのチェリーレッドフィニッシュのFirebirdⅠ。ノンリバース・シリーズが発表されてすぐの1966年製と半世紀以上の歳月が経過しているにも関わらず、ウェザーチェックも非常に少なく、フィニッシュカラーの退色も僅かしか見受けられず、また電装関係のハンダはバージンにてほぼフルオリジナルコンディションとなる、非常に高い価値のあるコレクタブル・ヴィンテージになります。
まずスペックとして、1963年中期~1965年中期までのリバース仕様から、1965年から発表されたノンリバース仕様にて、ボディは低音弦側の方が大きいノンリバボディ、ヘッドはFenderライクなノンリバヘッドとなりましたが、その他も大きく仕様変更されております。まず採用された材は全てヴィンテージギターならではの近年のギターとは一線を画す良質な材にて、ボディ&ネックともにマホガニーが採用され、特にボディ側は薄っすらとフィギュアドも確認出来る素晴らしい材となっております。そしてフィニッシュカラーにはオリジナルにてチェリーレッドカラーが採用されておりますが、発表当時のカスタムカラーチャートにあった10色には無く、裏オーダーのカスタムカラーとなります為、その生産数は極めて少ない激レアスペックとなります。指板にはローズウッドを採用。オリジナルのポットデイトが1965年となる事からも製作自体は1965年から始まった個体かと推測されますが、その為ハカランダ(ブラジリアンローズウッド)の可能性を残します。材自体は非常に濃いコントラストに”うねり”を見せる杢目が確認出来ます。その他仕様変更部分としては、ネックジョイントはスルーネックからセットネック構造へ、スモールからラージタイプのピックガードへ、エスカッションマウントからピックガードマウントへ、ノーバインディングネックへ、バンジョータイプから6連ダブルラインクルーソンへ、スライド式からトグル式のピックアップセレクターへ、コントロールの配置も変更されております。またリバースモデルのFirebirdのモデルラインナップ同様に、ノンリバモデルにも1,3,5,7と4パターンありますがリバースモデルとは異なるスペックにて、こちらのFirebirdⅠについてはブラック・ソープバーP-90×2搭載&各弦ごとのピッチの違うラップアラウンドタイプのバーブリッジに、ショートバイブローラー仕様となります。
そしてこの驚愕のサウンドはこれぞヴィンテージの醍醐味と再認識させてくれます。もはや王道とも言えるマホガニー&P-90のマッチングは秀逸で、信じられないほどの芯の太い中低域を放ち、ハムバッカー寄りと言われるP-90サウンドならではのゴツゴツした骨太なロックサウンドを放ちます。ピックアップ自体の音の減衰も殆どなく元気がありながらも、半世紀以上の歳月によって結合水(セルロース質に結合している水分)が減少した独特の味わい深い”枯れた”トーン、そしてセットネックながら歳月を経てしっかりと馴染むことでまるでスルーネック同等の一体感を生み出しております。近年のリイシューと比較しても、比べものにならない倍音感の強い枯れたサウンドは、ヴィンテージならではの唯一無二の存在感を感じさせてくれます。
最後に状態としては、とても56年前と半世紀を超えた歳月が経過しているとは思えない極上美品コンディションをキープ。同年代のファイヤーバードと言えば、ウェザーチェックがビッシリと入ったイメージしかありませんが、こちらはウェザーチェックは非常に僅かで塗装のツヤも美しく残っており、またピックガード等のパーツ下と塗装状態を比較しても、極めて経年焼け&退色が少なく大切にされてきたことが良く分かります。もちろんヴィンテージギターという事もあり、スレやスクラッチ、打痕や塗装チップ等の細かな小傷やピックガード&トラスカバーのシュリンクこそ見受けられるものの、金属パーツの経年劣化も非常に少なく、メタルトップノブの文字消えやピックガードのファイヤーバードロゴのかすれ等も殆ど無く、年式を考慮すればニアミント手前と言っても良い程の極上コンディションとなっております。またパーツ類については、前販売店様の販売履歴にてフレット&ナット交換と記載がございますが、こちら目視やブラックライト等でも確認し、現状背の低いフレットレスワンダーとなります事も踏まえてオリジナルの可能性が極めて高くなっております。演奏面においてはネックコンディションは非常に良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っております。またケースは取手部の交換はありますがインナーコンディションも良好な当時のオリジナルハードケースが付属致します。
プレイアビリティの高さからも特に人気の高いノンリバシリーズのヴィンテージ・ファイヤーバード。特に1965&1966年製については市場に出れば全て即完売となっております。今回の一本については、極めて生産数の少ない激レアカラーであるチェリーレッドフィニッシュに加えて、ほぼフルオリジナル&極上美品コンディションという事もあり、他に比較材料が無い事から言い値となる部分が大きくなりますが、前販売店様は国内で最もヴィンテージ・ファイヤーバードを取り扱っている老舗ショップ様にて、そこで適正として販売された金額は1,188,000円となります。(現在でもウェブ上にて販売履歴が確認出来ます。)今回の販売金額としては前販売店様と同金額とするのが適正かとは思いますが、こちら前所有者様からのご厚意もあり、まさかの20万円ダウンとなる破格プライスにてご案内させて頂く事となりました。昨年ご購入された一本という事もあり、前回販売時よりご検討されていた方も多いかと思われますので、お気になりました方は絶対にこの大チャンスをお見逃しなく。
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