Gibson SG Special 1969年製 Cherry w/Black Jacaranda FB Full-Original “Near-Mint
ワイドガード初年度となる1969年製のSG Special。真っ黒なハカランダ指板に歳月を無視した奇跡のニアミントコンディション品が入荷致しました。
Gibson社のフラッグシップモデルであり、もはやエレキギターの代名詞とも言える”Les Paul”モデル。中でも上位機種として長年に渡り多くのギタリストに愛用されてきました。
1952年中期に誕生したレスポール(スタンダード)ですが、1953年後期にはカスタム、1954年中期にはジュニア、1955年にはスペシャルと、多くのモデルが誕生し、現在に至るまで多くのギタリスト達に愛用され続けております。その後メイプルトップを貼らないオールマホガニーボディのSGモデルが発表されSG Standard、SG Custom、SG Special、SG Juniorなどがラインナップされます。
今回ご紹介させて頂くのはピート・タウンゼントやポール・ウェラー、カルロス・サンタナも愛用する上位機種SG Special。それまでのスモールガードでは無く、ワイドガード初年度となる1969年製になります。驚くべきはまるでリイシューかと目を疑う極上のニアミントコンディションという奇跡の状態をキープしたミュージアムクラスの一本となります。
まずそのスペックとしては、1Pマホガニーボディに3Pマホガニーネック、そしてこの時期としては稀少となる真っ黒なハカランダを指板材に採用。ピックガードは初年度となるワイド(ラージ)ガード仕様。その他としてはショート・バイブローラー、ダブルラインのクルーソンデラックスチューナー、スモールヘッドにノンボリュート、そしてピックガードマウントのブラックカバードのソープバーP-90ピックアップなどが挙げられます。
そして特筆すべくはこのコンディションでしょう。半世紀という途方も無い歳月が経過しているとは微塵も感じさせない極上ニアミントコンディション。塗装面にはウェザーチェッキングが見られないどころか、塗装のツヤもシッカリと残っております。僅かにネックバックに1センチ程度の塗装リペア(ギタースタンドによるダメージかと予想されます)、ナット付近の極僅かな指板の欠けが見受けられますが、その他は本当に僅かな小傷のみで、ニアミントと呼ぶに相応しい極上品です。金属パーツの劣化も僅かで、一見するとリイシューにしか見えない程です。パーツ類に関してもフレット・ナットやポットなどの消耗品を含め全てオールストレートのフルオリジナル。ハンダも全てバージンでピックガードを外した際に分かる色やけも極々僅かしかなく、ありがちなペグの交換歴等もありません。またケースもオリジナルハンドルのままのダメージの少ない非常に状態の良いブラックデュラビルトケースが付属致します。
完全にコレクターズアイテムとなる本機ですが、サウンド面でも本当に素晴らしい個体です。弾き込まれた個体=良いサウンドという一説は嘘なのかと思えるほどの極上のヴィンテージサウンドを放ちます。半世紀以上の長い歳月によって結合水(セルロース質に結合している水分)が減少した独特の味わい深い”枯れた”トーン、そしてセットネックながら馴染みきったスルーネックのような一体感は現行では絶対に生み出せない奇跡のひとつでしょう。逆に使用頻度が少なかったことによって、ピックアップの出力は全く減衰を感じさせず、枯れたボディと併せて本当に素晴らしいヴィンテージサウンドをアウトプットしてくれます。コンディションが一番の売りの一本の為、サウンドチェック時は流石に長時間弾いておりませんが、数時間弾き込むことで音が馴染んでワンランクもツーランクもサウンドレベルが上がることを予想させる鳴りが感じられます。
世界市場レベルで探しても、まず出てこない超極上コンディションをキープした一本。写真では伝わりにくいですが、本当にキレイです。高騰を続けるヴィンテージの中でまだ手に届く範囲にあるお手頃なSG Special。同年のフルオリ&美品の相場としては40万円オーバー当たり前ですが、今回フルオリはもちろんのこと、ここまで状態の良い個体であるに関わらず大特価にてご案内させて頂きます。特にコレクターの方にオススメの一本ですが、プレイヤーの方にもオススメ出来る素晴らしいサウンドをもっております。なかなかここまでの個体には巡り逢えませんので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。