Gibson Trini Lopez Deluxe 1969年製 Cherry Sunburst Full-Original
1964年から1970年の間で僅か302本しか出荷レコードの無い超稀少な一本。フルオリに加え、軽微なクラック補修歴を除いて極上ミントの激レアヴィンテージが入荷致しました。
Jonny Smith、Barney Kessel、Trini Lopezなど、当時の一線で活躍する偉大なギタリストに敬意を表して、1960年代初頭よりGibson社のエレクトリックアーチトップのアーティストモデルが次々とラインナップされました。
中でも1960年代に一世風靡したギタリストTrini Lopez氏。ギタリストとしてだけではなく、シンガー、俳優など幅広いジャンルで活躍した彼のシグネイチャーモデルは、1961年に発表されたJonny Smith、Barney Kesselモデルに続いて1964年に発表されました。当時のラインナップとしてはES-335をベースにしたStandardモデルと、L-5CES(Barney Kessel)をベースとした上位機種Deluxeモデルが発表されましたが、その生産の殆どがStandardモデルとなり、Deluxeモデルの出荷レコードは1964年から1970年の間で僅かに302本のみとなる極めて稀少なヴィンテージとなります。
今回ご紹介させて頂く一本は、1960年代Gibson社のアーティストモデルの中でも、最も稀少とされるTrini Lopez Deluxeモデルの 1969年製になります。加えて稀少スタイルのオリジナルピックガードを搭載かつフルオリジナル&ミントコンディションとなるミュージアムクラスの極上ヴィンテージです。
まずそのスペックですが、レギュラー品となるStandardモデルと比較して見てきたいと思います。
Body Style: S=ES-335 Thinline Body D=L-5CES Full-Depth
Body Size: S=16” Wide D=17” Wide
Cutaways: S=Double Rounded D=Double Pointed
Fingerboard: S=Rosewood D=Ebony
Scale: S=24 3/4 D=25 1/2
Binding: S=Single Bound D=Triple Bound with Head Bound
Control: S=3way Pickup Selector D=3way Pickup Selector & Standby Switch
Tuner: S=Kluson D=Grover
Truss Rod Cover Engraved: S=None D=Custom
Standard Finish: S=Cherry D=Cherry Sunburst
こちらを一見して頂いただけで、レギュラーモデルと上位モデルのスペックの違いがハッキリするかと思います。また例外を除いて、レギュラーモデルについては基本プレーンのメイプル材が採用されベタ塗りの塗装を施されるのに対して、本デラックスモデルについては殆どがフィギュアドの美しいメイプル材を採用し、その杢目を生かしたシースルーフィニッシュとなっております。
その他共通スペックとして、メイプルボディ、マホガニーネック、スラッシュド・ダイヤモンドインレイ、ダイヤモンドシェイプド・サウンドホール、ステッカードナンバードPAF×2、チューンOマティックブリッジ、本モデル特注のシグネイチャーロゴの入ったウッドパネル付きのトラピーズテイルピース、ヘッドにはFirebirdモデル同様の片側6連チューナーとなる形状が採用されております。またピックガード形状はオリジナルにて2種類存在しますが、こちらはより稀少なシンプル・ベベルドエッジピックガードとなっております。
そして気になるサウンド面ですが、この素晴らしいコンディションからは想像つかない激鳴りの個体。弾き込まれた個体=良いサウンドという一説は嘘なのかと思えるほどの極上のヴィンテージサウンドを放ちます。半世紀以上の長い歳月によって結合水(セルロース質に結合している水分)が減少した独特の味わい深い”枯れた”トーン、そしてセットネックながら馴染みきったスルーネックのような一体感は現行では絶対に生み出せない奇跡のひとつでしょう。逆に使用頻度が少なかったことによって、ピックアップの出力は全く減衰を感じさせず、枯れたボディと併せて本当に素晴らしいヴィンテージサウンドをアウトプットしてくれます。ジャズやロックギタリストの方にはこの上無い最高の一本と言えるでしょう。
また状態も非常に素晴らしく、約半世紀となる途方もない歳月が経過しているにも関わらず、ニアミントと呼ぶに相応しい極上のコンディションをキープ。塗装のツヤもシッカリと残っており、金属パーツの劣化も極僅か、ウェザーチェックもかなり少ない素晴らしい状態です。ありがちなバインディングのクラックや、演奏によるネックバックの塗装剥げも見受けられません。もちろんヴィンテージ商品の為、細かなスレやポツ打痕等の小傷は見受けられますが、ミントと言っても過言ではありません。唯一のマイナス点としてはおそらく以前に5弦のペグに強く衝撃があり、ヘッドトップ側にはウェザーチェック、ヘッドバック側にはクラック補修歴があります。とはいえネック折れには至っておらず、オリジナルの塗装を残したままでシッカリと補修リペアが施されております。(クラック部の接着剤補強、ヘッド裏のみ薄くオーバーラッカー)その他パーツ交換やリペア歴の無いオールストレートのフルオリジナルコンディション。消耗品となるフレット&ナットやポットも全て当時のままです。プレイ面としてもネックコンディションは良好でトラスの余裕もシッカリと残っており、フレットも6~7部山残っております。ケースも当時のオリジナルのイエローインテリアのブラックハードケースが付属致します。
その生産数の少なさからも、世界市場で見てもまずお目にかかることの無いTrini Lopez Deluxe。加えてフルオリジナル&ニアミントのミュージアムコンディションは、今後出てこないと断言できるほどの最高の一本です。音に拘りのあるプレイヤーの方も、稀少&美品をお探しのコレクターの方も絶対にご満足頂ける極上ヴィンテージです。状態の良いスタンダードモデルですら80~100万円前後が相場となり、前購入者様の購入時にはかなり丁寧かつ綺麗な仕上がりのリペアのせいか前販売店がネックのクラック歴に気付かずその販売価格は現状同様にて約120万円となりますが、今回こちら当店の査定段階にて軽度ではございますが、ヘッドクラック補修歴が分かりました為、その半額となるお値打ちな大特価にてご案内させて頂きます。かなり早くの売約が予想されます商品になりますので、お気になりました方は絶対にこのチャンスをお見逃しなく。
※年式の特定につきましては、ポットデイトは137 6833(電装ハンダバージン、確認の為ポットカバー1つのみ外し)、シリアル533●●●(1969年生産該当)の為、1969年製表記とさせて頂いております。
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