Gretsch PX6118 Double Anniversary 1963年製 Two Tone Smoke Green 3.0kg Full-Origina
半世紀以上が経過した極上ヴィンテージ。真っ黒なハカランダ指板&フルオリジナルコンディションの稀少な一本をまさかの破格特価にてご案内させて頂きます。
1883年創立とFender社Gibson社を凌ぐ長い歴史を持つGretsch社。現在では日本製や韓国製などの廉価版が多く見受けられますが、ヴィンテージ・グレッチは現在とは別ブランドとしか思えないほど素晴らしいサウンドで多くのミュージシャンに愛されてきました。
今回ご紹介させて頂くのはGretsch社の創立75周年記念モデルとして1958年に発表されたAnniversaryモデル。こちらはハイロートロン2PUバージョンの1963年製Double Anniversary。フレット&ナットを含めフルオリジナルコンディションかつ、電装関係のハンダもバージンの極上ヴィンテージになります。
まずスペックとしては、16インチのオールメイプルボディに、本モデルならではのTwo Tone Smoke Greenフィニッシュ。ボディトップ&バックのバインディグ。ネックもメイプル材&マッチングフィニッシュでこちらにも1963年からバインディングが施されます。また指板材には稀少材ハカランダが採用されておりますが、当時のGretsch社にて使用されているハカランダの中では群を抜いて黒のコントラストが強い素晴らしい材となっております。その他スペックとしては、サムネイル(ネオクラシカル)インレイ、ヘッドにはTルーフロゴ&Anniversaryプレート、ラージベルスタイルのトラスロッドカバー、ローラーブリッジ、Gテイルピース、Gアローノブ、オープンギアチューナーなどが挙げられます。
そして気になるサウンドとしては、55年という半世紀以上の歳月によって熟成された個体は、近年のどんなモデルでも味わえない強烈な”振動”を放ちます。初期とは違いブレーシングの無い完全なフルアコ構造の為、生鳴りだけでも非常にふくよかな甘い箱鳴りが感じられ、その中でもシッカリとサウンドの中に芯を感じさせてくれます。またアンプからの出音面でもオリジナルのハイロートロンPUを搭載し、フィルタートロンとはまた違う素晴らしいサウンドを放ちます。シングルコイルならではのブライトかつシャープなサウンド魅力で、ピックアップのモデル名通り、色艶のあるハイレンジと甘くメロウなローレンジまで、箱鳴りの良さをフルに生かした素晴らしいピックアップです。更に経年によるエイジングが加わり、クリアでストレートな音質ながらも、乾ききった味わい深い奥行きのあるサウンドは近年のリイシューでは決して出せないヴィンテージグレッチサウンドを奏でてくれます。
また状態としては、小傷や打痕、スクラッチ等など、それなりのダメージはありますが、年式を考慮すれば美品の部類に入るかと思います。当時の薄い塗装の為ありがちな、広範囲に広がる塗装剥がれや、ネックリセット、エンドピンのセンターずれ補修などもありません。マイナスポイントとしては、ボディバインディングにビッシリと入ったクラッキング、ボディサイド&カッタウェイ部(共にバック側、カッタウェイ部は浮きに伴うクラック有り)のバインディング浮き、ブリッジ位置ズレによる跡が見受けられます。プレイ面としては、ピックアップの減衰も少なく、ネックコンディションは良好で、オリジナルのフレットは5~6部山残っており、即戦力となるコンディションです。トラスロッドが緩める方向に残り20~30度程度と余裕が少なくなっておりますが、半世紀以上の歳月が経過していることからも、現状ネックは安定しており極端なセットアップや環境変化が無ければ問題無くご使用頂けます。ケースは状態の良いオリジナルのシルバーハードケースが付属致します。
ヴィンテージ・グレッチの中でも市場性が少なく、稀少度の高いアニバーサリーモデル。市場に出るのは変更点、リセットやセンターずれ補修リペアの施された個体が殆どで、フルオリジナル&ノーリペアの個体はまず出てきません。今回上記の通りのマイナスポイントこそありますが、ヴィンテージとしては素晴らしい個体です。フルオリジナルかつ状態の良い物であれば40~50万円にて販売され、前購入者様も現在と同コンディションにて約40万円にて購入されております。今回こちら若干なりとマイナス点がございますが、それを考慮しても有り得ない破格特価にてご案内させて頂きます。リフィニッシュ物やネック折れ物とも変わらないスペシャルプライスですので、お探しだった方、お気になりました方、是非この大チャンスをお見逃しなく。