Gretsch PX6122 Country Gentleman 1964年製 No-Faded Mahogany
Gretsch PX6122 Country Gentleman 1964年製 No-Faded Mahogany High-Original Condition “George Harrison”
ジョージ・ハリスン愛用機と同スペックとなる1964年製。プレイヤーズコンディションながら殆ど退色の無い深いブラウンカラー&非常にオリジナル度の高い稀少なヴィンテージが入荷致しました。
1883年創立とFender社Gibson社を凌ぐ長い歴史を持つGretsch社。現在に至るまで多くの大物ギタリストに愛用され、そして高い評価を得てきました。1957年にはフラッグシップモデルのとなるPX6120モデルの上位モデルとしてPX6122 Country Gentlemanが発表されますが、初期のザ・ビートルズでジョージ・ハリスンがメインで愛用されたことから非常に有名なモデルとなり、その後も多くの有名ギタリストも愛用する高い人気を誇ります。
今回ご紹介させて頂くのは、実際にジョージ・ハリスンが愛用した1963年製同様に浅いカッタウェイ、ステアステップペグボタン、フィルタートロンPU×2を搭載した1964年製の一本。ビッシリ入ったウェザーチェックに年式相応の使用感があるプレイヤーズコンディションながら、フィニッシュカラーの退色が殆ど無く、なおかつオリジナル度も非常に高く、バックのスポンジカバーの下にあるプラスティックのパネルも残った稀少なヴィンテージ品となります。
まずそのスペックとしては、17インチ&浅いダブルカッタウェイ、シンボディ&フルアコ構造のメイプルボディを採用し、出力時の共鳴によるフィードバックを抑える為、ボディトップにはFホールを開けずに、FホールをあしらったペイントとなるシミュレーテッドFホールが施されます。続いてネックもボディ同様にメイプルにてPX6120同様の2P仕様となっております。ボディ&ネックに採用されたメイプル材自体もヴィンテージならではの素晴らしい材が採用されており、特にボディトップには薄らとフィギュアドライクな杢目も確認出来ます。フィニッシュカラーには採用された杢目を生かすヴィンテージらしい深い色合いを持つMahoganyカラーを採用しておりますが、基本ヴィンテージの個体についてはカラーが薄く退色しているものが多く見受けられますが、こちらは殆ど退色の無い素晴らしいコントラストとなっております。続いてボディトップ&バック、指板サイド&ヘッドトップはバインディングが施され、指板材は高級材となるエボニーにネオクラシカルインレイ(サムプリントインレイ)のポジションマークが施されます。その他としては0F有の22F仕様、Gretschロゴの入ったオリジナルピックガード、フィルタートロンPU×2をエスカッションマウント、エボニー台座のバーブリッジ、VカットのBigsbyユニット、1~3弦用&4~6弦用とそれぞれに対応する可動式ミュート、ステアステップボタンのグローバーチューナー、Tルーフブランドロゴ&モデル名とシリアルがエングラブドされた金属のヘッドプレート等が挙げられます。
またこちら非常に稀少な過度期ならではのスペックとなっており、通常ヘッドプレートシリアル期(1965年初期まで)の1964年製については、63000s~84000sのシリアルが対応します。1965年からはヘッド裏シリアルに変わるのと同時期に1桁目or2桁目が”月”、その次に年式の下1桁が対応するシリアルへと変わります。こちらの一本のヘッドプレートに刻印されたシリアルは”24●●●”にて、ヘッドプレートシリアル期と照らし合わせると1957年製が対応となりますが、こちらはヘッド裏シリアル期対応の内容となっており、24→1964年2月製作を示しております。その他ステアステップボタンのグローバーチューナーも1964年までのスペック、ポットもオリジナルにて1964デイトとなっております。
そして気になるサウンドとしては、まさに初期のザ・ビートルスのジョージのサウンドそのものです。非常に大きな個体差が出るグレッチですが、ここまで本人にサウンドに肉薄した個体はそうそうありません。17インチの大きなフルアコ構造とオリジナルのフィルタートロンPUの出力が非常にマッチしております。ヴィンテージグレッチならではのサウンドに奥行を持つ”いなたい”枯れたニュアンスは非常に心地良くBeatlesサウンドはもちろん、カントリーやロックンロール系にもズバっとはまる最高の一本です。またコントロールも当時のGretsch独自のスタイルとなっており、ボディ正面向かって右上にマスターボリューム、右下にフロントボリューム&リアボリューム、左上にPUセレクターと3wayのトーンコントロールノブを配置。スタンバイスイッチについては現在バイパスされております。
最後に状態としては、このサウンドの良さを裏付けるかのようなシッカリと弾き込まれてきたヴィンテージエイジドコンディション。上述の通りフィニッシュカラーの退色は殆ど無いものの、ビッシリと入ったウェザーチェックにスレや打痕、ネックバックの塗装剥がれ等の使用感、ゴールドパーツのメッキもBigsbyのみ比較的良好なメッキコンディションながら、その他はゴールドメッキはかなり薄くなっております。またこの時期のモデルとして避けられないバインディングのダメージとしては、各所にクラックと欠落している部分がいくつも見受けられます。パーツはナット交換、配線材一部交換、バックプレートの留めビスの交換が見受けられますが、その他は全て変更歴無く、交換されがちなミュートスポンジも当時のままと高いオリジナル度を誇ります。リペア歴としては、ネックジョイント下部(ボディバック上部)にストラップピン追加歴(現在は穴埋めリペア済み)、ペグ交換歴(エキストラホール有、現在はオリジナル)、スタンバイスイッチのバイパス(配線外し)、ジャックからの配線がコネクタ方式に配線交換されております。またケースは高級アーチトップアコースティック等にもよく付属する、ボディ形状に合った湿度計付きのシルバー・ハードプロテクトケースが付属致します。
軒並み高騰を続けるヴィンテージのビートルズギアですが、こちらのCountry Gentlemanについては、大きな高騰とまではいかないお手頃なヴィンテージです。本人ドンズバの1963スペックの相場としては45~65万円前後、こちら前所有者様が8年前に50万円程で購入され、そこからコレクション重視にて大切にされてきた為、コンディションは前回ご購入時と大きく変わらず、適正価格としては45~55万円前後になるかと思いますが、前所有者様からのご厚意もあり、相場を大きく下回る破格特価にてご案内させて頂く事となりました。ビートルズファン、ジョージファンの方はもちろん、サウンドも素晴らしい一本となりますので、お気になりました方は絶対にこの大チャンスをお見逃しなく
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