GUILD Stuart X-500 1979年製 Sunburst /Spruce & Figured Maple

Guild Stuart X-500 1979年製 Sunburst /Spruce & Figured Maple Built in Westerly “Full-Original & Near Mint”
 
ウェスタリー工場期のヴィンテージGuild。Super400に近いスペックを持つX-500モデルがハンダバージンのフルオリジナル＆ニアミントコンディションにて入荷致しました。
 
1952年にAlfred Dronge（アルフレッド・ドロンジ）氏と元Epiphoneのビルダー達によって生まれたGuild Guitars。FenderやGibson、Martin等と共に多くのミュージックシーンの礎となった名門で、アコースティックギター、エレキギターともに当時から現在に至るまで国内外問わず多くのトップアーティスト達にも愛用され続けています。1995年にはFender社に買収されますが、買収以前のヴィンテージギルドに関しては、国内外多くの有名アーティストの愛用等、特に高い評価を受けております。

今回ご紹介させて頂くのは、ウェスタリー（ロードアイランド州）に工場を構えていた際に製作された1979年製のX-500モデル。当時の最上位機種であったArtist Awardモデルに次ぐ上位モデルで、Gibson社のSuper 400と近似するスペックとなるモデルです。こちら当時からの変更歴無しとなるハンダバージンのフルオリジナルに加え、希少な当時のタグ＆オリジナルハードケース付属、更には極上のニアミントコンディションをキープしたコレクタブルアイテムになります。

まずそのスペックとしては、ボディトップ＆バックともにアーチドの17インチのフルサイズ＆フルアコ構造、カッタウェイ仕様にて、ボディトップには均整な杢目が美しい上質なスプルースを採用。ボディサイド＆バックにはヴィンテージらしいバーズアイも混在する霜降り系のフィギュアドフレイムメイプルが採用されております。ネックにもフィギュアドの入った良質なメイプルが採用され、センター部に2ラインのマホガニーがラミネイトされた強固な仕様となっております。フィニッシュカラーは激渋の2トーンサンバーストにて、ボディトップだけでなく、ボディバック、ネックバックもマッチングカラー仕上げとなります。指板材は高級材であるエボニーを採用し、マザーオブパールのブロックインレイの中にアバロンのV（逆三角形）のインレイワークが施されます。ボディトップ＆バック、ネック、ヘッド、Fホール部全てにバインディングが施され、ハードウェアはゴールドで統一と、上位モデルとして相応しい豪華なスペックとなっております。その他としては、特徴的なスタイルの3Pブラックガード、エボニーブリッジ＆台座、ブランドロゴの入ったオリジナルチューナー、トラスカバーにはモデル名である”X-500”の刻印、ハットスタイルのコントロールノブはリフレクタートップ部にブランドロゴが入っております。そして本モデルの一番の特徴となるテイルピースは”Lyra”(＝竪琴)スタイルにて芸術的な彫金とブランドロゴである”G”マークが施されております。

そして何より気になるのはそのサウンドですが、生鳴りだけでも驚くほどの驚愕のボディ鳴りはナチュラルスピーカーとも表現したくなる程です。そして左手にビシビシと伝わるネックの音抜けの良さはヴィンテージギターの良さを十二分に感じさせてくれます。また出力面でも、搭載されたオリジナルのHB-1ハムバッカーは素晴らしい材マテリアルと良くマッチし、厚みのあるフルサウンドをアウトプットします。またそのボリュームだけなく、43年の歳月が生み出す味わい深い枯れたトーンに、フルアコながらもレスポンスの高くエッジ感のあるモダンな音色を併せもち、ヴィンテージとモダンの最高の共演を感じさせてくれます。力強いローミッドに甘く広がる倍音やフィードバック、艶めいたきらびやかな枯れたトーンは同時期のSuper400にも負けじと劣らない素晴らしい一本です。プレイ面でも通常の2ボリューム＆2トーン、3wayセレクターに加えてマスターボリュームを搭載することで、直感的かつサウンドメイクのしやすい使い勝手の良い仕様となっております。

最後に状態としては、こちら1979年製と既に43年の歳月が経過しておりますが、とてもその年式の個体とは思えない極上コンディションをキープ。まずパーツ類については全て当時から変更点無しとなるハンダバージンのフルオリジナルコンディションにて、ダメージ等については、全体的に細かなスレや打痕、ゴールドパーツの僅かな経年劣化こそ見受けられるものの、一見して外観を大きく損ねるようなダメージは無く、ウェザーチェックも極僅かで塗装のツヤも非常にキレイに残っており、総合的に年式を考慮すればニアミントと呼ぶに相応しいコレクターズコンディションとなっております。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスの余裕もしっかりと残っており、希少な付属品として当時のギャランティ、ブランドロゴの入ったオリジナルのハードケースが付属致します。

同時期製作品のX-500モデルの相場としては、パーツ交換があり使用感のある個体でも40万円前後となっております。今回こちらの一本については上述の通りフルオリジナル＆ニアミントコンディションとなる極上ヴィンテージにつき、適正価格としては45～50万円前後になるかと予想されますが、こちら前所有者様からのご厚意もあり、相場を大きく下回る破格特価にてご案内させて頂く事となりました。ヴィンテージ・ジャズサウンドを求めるプレイヤーの方、状態の良いヴィンテージを収集されるコレクターの方、共にオススメ出来る素晴らしい一本ですので、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。

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