guitars-R-US SUNSET 57 1993年製 White Blonde /Light Ash /1P Maple w/Gold HW

guitars-R-US SUNSET 57 1993年製 White Blonde /Light Ash /1P Maple w/Gold HW 3.03kg “Mary Kaye Spec Special Order”
非常に軽量なライトアッシュボディのホワイトブロンドカラーに1Pメイプルネック、ゴールドハードウェアとMary Kaye Stratocasterを復刻させたスペックの特注オーダー品が入荷致しました。
 
カリフォルニア州ロサンゼルスにて1980年代初頭より営業を始めたギターショップguitars R’ Us。販売とは別にオールハンドメイドでのオリジナルブランドも展開しており、多くの有名ギタリスト達に愛用されており、Char氏やMr.Childrenの桜井氏の愛用でも有名です。2004年にはショップ自体が閉店となり、併せてguitars R’ Usブランドも終了。1980年代の後半より2004年までで僅か200本と元々の生産本数が少なかった事もあり、中古市場での流通も非常に少なく年々高騰を続けるプレミアブランドとなっております。
 
ハワイ王家Queen Liliuokalaniの血を引く歌姫メアリー・ケイと兄のノーマン・ケイ、そしてフランク・ロスの3人による混声ヴォーカルMary Kaye Trioバンド。その中心となるメアリー・ケイは"First Lady of Rock and Roll"とも呼ばれ、Fender社創業間もない1956年よりFenderエレキギターのプロモーションを行ってきました。そのメアリーを意識して製作されたのがFender社初のカスタムモデルであるMary Kaye Stratocaster。Fenderの歴史上でも非常に有名なモデルながら、当時はその呼び名はFender社が付けた公式名ではありませんでした。1955年頃にFender社よりメアリー・ケイの元にホワイトブロンド＆ゴールドハードウェアのストラトが贈られ、Fender社のプロモーション画像として彼女がそのストラトを抱えた写真が撮影・雑誌掲載、非公式に「Mary Kaye Stratocaster」と呼ばれるようになりました。その後Fender Custom Shopから改めてMary Kaye Stratocasterとしての公式モデルが発表されます。その唯一無二のルックスを誇るMary Kaye Stratocasterは、キース・リチャーズやボナマッサ等の世界的な大物ギタリスト達が愛用する程高い人気を誇ります。
 
今回ご紹介させて頂くのは、その伝説のMary Kaye Stratocasterを意識して製作されたguitars R’ Usブランドの1957モデル。特有の杢目かつ非常に軽量なアッシュボディ、ヴィンテージを意識したカラーリングを採用したシースルーのホワイトブロンド、1Pメイプルネック、そしてゴールドハードウェアを採用した特別なオーダー品。更には1993年製作とChar氏等のギタリスト達が愛用する前となる初期製作品になります。
 
まずそのスペックとしては、ボディには厳選されたアッシュ材を採用。総重量は約3.03kgとサウンドを損ねないラインでの非常に軽量な一本となります。またその特有の美しい杢目を生かしたシースルーのホワイトブロンドカラーが採用されますが、近年のホワイトブロンドとは違い経年による色焼けを意識した激渋のカラーリングとなっております。続いてネックには1950年代を象徴する1Pのメイプルネックとなりますが、特にサイド側にギラつく霜降りのフィギュアドフレイムを感じさせる良質な材が採用されており、またこの当時を意識したわずかに太目のCシェイプのネックプロフィールもしっかり手に馴染む抜群のフィーリングです。その他としては、このモデルを象徴するゴールドハードウェアに始まり、8点留めホワイトガード、ブラックドットマーカーに21F仕様、Fender USA製のFENDER刻印サドルのシンクロトレモロ、Gotoh製のクルーソンタイプチューナー、ボディ側トラスアジャスト、ヘッドには円盤型ストリングリテイナーにブランドロゴ＆Air Musicロゴ、またボディーバックのコンターは深めと初期製作品の特徴が見受けられます。
 
そして気になるサウンドとしては、本家すら凌駕する非常にヴィンテージライクな極上サウンドをアウトプットします。搭載されたピックアップはおそらくLindy Fralin製かと思われますが、30年の歳月により熟成された本体の鳴りを気持ちよく拾い上げてくれます。体の芯を震わせるバキっとラウドなストラトトーンには”当たり”の個体特有のコシと粘りがあり、非常に煌びやかで味わいのあるクリーントーンから、図太いエッジ感が前に来るディストーションサウンドまで、オールマイティにお使い頂ける一本です。特にクランチ時のハーフトーンは絶妙で、倍音成分だらけな出音には弾き手すらも酔いしれてしまう魅惑なトーンを奏でてくれます。ここまで素晴らしいストラトはヴィンテージを含めてもなかなか巡り逢えるものではありません。
 
最後に状態としては、全体的に打痕やスレ傷等のダメージが散見されますが、使い込まれてボロボロというイメージは無く、30年前の製作品という事を考慮すれば、年式の割に良好なコンディションとなります。ピックガードに僅かなシュリンク（浮き）金属パーツも経年によるくすみが感じられますが、総合的に見て雰囲気の良いリアルレリックルックスとなっております。パーツに関してはトレモロカバー欠損、トレモロアームの交換（他パーツに比べて状態が良い為）が見受けられますが、電装系はハンダバージンのオリジナルコンディションをキープ。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もシッカリと残っており、フレットもオリジナルにて7～8部山程残っております。ケースはオリジナルのギグバッグが付属致します。
 
ギターザラスブランド自体が、生産終了から現在に至るまで年々凄まじい高騰を続けており、今ではテレキャスモデルですら50万円前後で販売されております。今回のMary Kayeスペックについては過去に1件しか販売歴がございませんが、そちらは個人売買にて40万円程となっております。今回こちら上述の通り年式相応の使用感やトレモロパネルの欠損こそございますが、30年前の製作品としては良好なコンディションかつ、非常に軽量な一本、そしてサウンドも抜群の一本につき、適正販売価格としては45～55万円前後になるかと予想されますが、こちら前所有者様からのご厚意もあり、相場どころか個人売買の販売歴すらも下回る非常にお値打ちな破格特価にてご案内させて頂く事となりました。このチャンスを逃してしまうとguitars R’ Usのストラトモデル自体が入手困難を極めるかと予想されます。お探しだった方はもちろんですが、お気になりました方は是非この二度と無い大チャンスをお見逃しなく。
 
※年式としては、トレモロスプリングキャビティ内にAlbert Molinaro氏の名前と10/93のサインが入っており、ポットもハンダバージンにて1992＆1993年デイトが確認出来ます。guitars R’ Usがオリジナルモデルを製作開始した年こそ明確ではありませんが、過去の販売歴として同モデル・同スペックの1993年製（キャビティデイトは1993年4月）の個体シリアルが”004”となりますことから、同じく最初期製作＆初期シリアルであったことが伺えます。
 
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◆◇Guitar Shop “Antique”◇◆
JR西川口駅より徒歩1分の好立地＆フロア総面積約130㎡。ゆったりとした落ち着きのある販売スペース＆試奏スペース、様々なご要望にお応えする設備の整ったリペアスペース、そして商品の状態管理を徹底した在庫スペースを個別におくことで、ワンランク上のショップとして生まれ変わりました。試奏環境はクリーンアンプからドライブアンプまで様々なアンプをご用意し、またリペアマンが常勤しており、ご購入時のお好みのセットアップや充実したアフターフォロー体制を完備致しております。
 
“Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。Fender、Gibson、Rickenbacker、Epiphone、Gretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed Smith、Suhr、Tom Anderson、James Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。