H.S. Anderson MAD CAT HS-1 1975年製 Natural / Figured Maple Body & Neck
H.S. Anderson MAD CAT HS-1 1975年製 Natural / Figured Maple Body & Neck / Hi-Originality Parts “Prince Telecaster”
マスタールシアー”M・SHINODA”氏製作品。フレット&ナット、ポット×1(オリジナル付属)以外はフルオリジナル。極上フィギュアドメイプルを採用した”Prince Telecaster”。オリジナルハードケース付属。
ロックギタリストとして殿堂入りを果たし、その独創的な音楽性は世界的な音楽シーンに絶大な影響を与えながらも、本年2016年4月に僅か57歳という若さにてこの世を去った天才ギタリストPrince。多くの伝説を残してきたPrinceですが、やはり盤石たる彼の知名度はミュージックビデオ”Purple Rain”によるものでしょう。全米24週連続1位という驚愕的な記録を残し、この映画を期にギターを始めたという人も少なくないかと思います。
今回ご紹介させて頂くのは、プリンス本人がデビュー当時より愛用し、またパープルレインでのメインギターとなるH.S.Anderson製オリジナルテレキャスター”MAD CAT”の最初期生産1975年製。プリンス本人同様のストリングガイド・レイアウトとなる稀少スペックかつ僅かな消耗品パーツ交換以外はフルオリジナルコンディション。更にブランドロゴの入ったオリジナルハードケースが付属致します。
H.S.Andersonは1973年にESPの創設者となる椎野秀聰氏によって立ち上げられたブランドで、Morrisでその名を知るモリダイラ楽器にて製作されており70年代後半にはホーナー社が権利を買取ります。プリンスの使用によって一躍世界的な人気モデルとなったMad Catモデルは、その後ボディ材の違うタイプやバインディング無し、ヘッドロゴの違う廉価版や、限定生産のリイシューモデルが販売されております。
まず市場で目にする事の少ない最初期オリジナルのMad Catですが、こちらのスペックとしましては、バーズアイとキルトの中間のような見た目にも美しい極上のフィギュアドメイプル材をベースに、ボディセンターにはウォルナットを独自の構造でラミネイト。ボディトップ&バック共に施されたブラックのダブルバウンド、ネックにもフィギュアドフレイムの浮かぶ良質な1Pメイプルをハンドシェイピングにて製作。F社よりも中心部に打ち込まれたタイトプレートのボルトオンジョイントにて組み込まれます。その他としてはブラックドットポジションマーク、特徴的なレオパード柄のピックガード&ブリッジプレート&ジャックプレート、オリジナルシングルPU×2、8角形のオリジナルGotoh製ペグ、2つのストリングガイドも本人同様のレイアウト(同年代でも逆のレイアウトが多く見受けられます。)、テレキャスターライクなヘッドシェイプにはブランド名&モデル名のロゴが入ります。またケースもオリジナルの希少なトライアングラーブラックハードケース、ネックエンド、PUキャビティにそれぞれ、当時のマスタールシアーであるM・Shinoda氏の製作証明であるサインとデイト(50-9-●●=昭和50年9月●●日)が記入され、ヘッド裏には集荷デイトシリアルである015791(逆から読み1975年10月出荷)の刻印が入ります。
気になるサウンドとしては、まさにプリンス本人愛用機同様の”あの”サウンドです!キレの良い高音域は粒立ちよく、体の芯に駆け抜けていきます。半世紀に迫る48年間、しっかりと弾き込まれてきた個体ならではの一体感、枯れたサウンドニュアンスはリイシューでは絶対に再現出来ない部分です。当たりの個体と感じさせるサウンドレスポンスの良さや、身震いするほどに心地良い絶妙な強さのアタック感と、非常に魅力溢れるトーンを持っており弾き手を中毒的に魅了する本当に素晴らしい一本です。ドライブのノリも非常に良く、エフェクターとの相性も抜群。プリンスファンの方であればこんなご説明など必要無いとさえ感じさせる、問答無用の不朽の名機がここにあります。
最後に状態としては、こちら1975年製ともう少しで半世紀に迫る48年の歳月が経過しており、またサウンドの良い個体が故にしっかりと弾き込まれてきた事が伺えるコンディションとなっており、全体的に弾き傷やスクラッチ、打痕等が多数見受けられますが、焼けた風合いとマッチしたヴィンテージファンには堪らない激渋のルックスとなっております。また弾き込まれてきたが故にフレット&ナット交換、ポット×1と消耗品の交換がございますが、その他は全てオリジナルパーツをキープしております。(交換前のオリジナルポットが付属致しますが、シャフト不具合の為、使用は出来ません)またその他状態面でのマイナスとしては、部分的(正面向かって右側のくびれ部分とボディバック側のカッタウェイ部分)に僅かながらバインディングの浮き、センター部の継ぎ目部分(ボディ下部)に僅かな浮きが生じております。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットもリフレット(ジャンボサイズ)済みにて、7~8部山前後、弦高も12F上にて1弦側約1.1mm、6弦側約1.4mmと低めのセットアップを可能としております。電装関係にも出力減衰やガリ等もございません。付属品としてはオリジナルとなる稀少なトライアングラースタイルのブラックハードケースが付属致します。
2018年3月に多くのファンに惜しまれながら他界した伝説のロックギタリストであるプリンス。初期の Dirty Mind、Controversy、1999、Purple Rainのアルバム収録の際にも使用された、プリンスの愛機となるMAD CATモデルについては彼の訃報を受けてから更に高騰を続けており、直近の販売歴としては、4か月前に108万円(7,950ドル)にて売約、7カ月前に99万円にて売約、10か月前に135万円(10,000ドル)にて売約、3年前に123万円(9,000ドル)にて売約、3年前に135万円(10,000ドル)にて売約・・・との履歴が確認出来ますが、昨今のコロナ禍による高騰を考慮すれば、今では更に相場感は上がっているものと推察されます。こちらの一本については上述の通り、良いサウンドの個体が故に使用に伴う使用感や、消耗パーツの交換歴が見受けられますが、それでも適正価格としては3桁前後になるかと予想されます。ですが今回、前所有者様からの多大なるご厚意により、現在相場・過去相場共に大幅に下回る破格プライスにてご案内させて頂く事となりました。国内のみならず海外からのお問合せも多くなると予想されますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この二度と無い大チャンスをお見逃しなく。
★☆We’re having grate buy reinforcement promotion! 2023.1~☆★
買取強化キャンペーン実施中!買取相場の常識を覆す驚愕の70%買取!下取りは更に査定アップとなる圧倒的な買取金額をご提示させて頂きます。店頭買取・郵送買取・出張買取の便利な3パターンの買取スタイルにて24時間・365日体制にてご対応させて頂きます。
◆◇Guitar Shop “Antique”◇◆
JR西川口駅より徒歩1分の好立地&フロア総面積約130㎡。ゆったりとした落ち着きのある販売スペース&試奏スペース、様々なご要望にお応えする設備の整ったリペアスペース、そして商品の状態管理を徹底した在庫スペースを個別におくことで、ワンランク上のショップとして生まれ変わりました。試奏環境はクリーンアンプからドライブアンプまで様々なアンプをご用意し、またリペアマンが常勤しており、ご購入時のお好みのセットアップや充実したアフターフォロー体制を完備致しております。