Hofner 500/2 Club Bass Sunburst 1965年製 Only Germany Spec “Small Escutcheon”
オリジナルヴィンテージの超稀少コレクタブルアイテム!スモールエスカッションのレアスペック品になります。
ドイツの老舗楽器メーカーとして1887年創立したKarl Hofner社。ヴァイオリンやチェロ、コントラバスを始めとしエレキギターやエレキベースの製造・販売し、1956年に発表されたバイオリンベースは、世界的・歴史的モンスターバンド”BEATLES”のポール・マッカートニーの愛用によって、オンリーワンを確立し今も尚高い人気を誇ります。
その中でもHofner社を支えてきたと言っても過言では無い”ビートルズベース”こと500/1がフラッグシップモデルとして有名ですが、今回ご紹介させて頂く一本は、その後1965年に発表された後継機となるシングルカッタウェイの500/2 通称クラブベースの初年度1965年製の一本になります。
まずそのスペックとしては、トップ材に良質な柾目のジャーマンスプルース、サイド&バックにはフィギュアドの美しいフレイムメイプルを採用のホロウボディ構造。セットネックの3Pメイプルネックにハカランダ指板、オリジナルヴィンテージのステイプル・ピックアップに最初期のみとなる稀少なスモールエスカッション、独自のテイルピースやブリッジ、そしてコントロール部においてもHofnerならではの仕様となっております。
コントロール部については2ヴォリューム.&トーンコントロールスイッチとなりますが、ここが他のモデルとは異なり、RHYTHM⇔SOLOの切替えではRHYTHM側でハイカット(通常のトーンを絞った状態)、SOLO側でトーンMAXといった感じです。またBASS ONとTREBLE ONスイッチについては、当時のドイツ人の考え方の違いか、ONというよりもONにした逆のPUのキルスイッチとなる為、通常ミックスしたい場合は両方ONと考えますが、ミックスの場合は両方OFFにするという一見変わったシステムとなっております。
こちら気になるサウンドですが、是非このコントロールを”SOLO” ”BASS ON” “TREBLE OFF”のセッティングにしてアウトプットして頂きたい一本です。フロントのウォーミーかつメロウな味わい深いサウンドは形状こそ違えど、Beatles黄金期のポール・マッカートニー500/1同様のビートルズトーンを放ちます。弾むような心地よいサウンドはヴィンテージ・ヘフナーでしか味わえない唯一無二のサウンドといっていいでしょう。
また状態としては50年以上の歳月を経過しているとはとても思えない素晴らしい状態をキープしており、パーツ類に関してはPG欠損、Voポットがひとつ交換されている点、ケースが同年代の汎用ケースに変更されている点を除いてはフレット・ナットを含めオリジナルをキープ。リペア歴としてストラップピンの増設と、ネックジョイントのリセットリペアが施されているぐらいで、ありがちなトップの沈み込みも少ない塗装状態も演奏性も良い素晴らしいヴィンテージコンディションです。現状でのネックコンディションも良く、オリジナルフレットもまだまだ現役、トラスの余裕もございます。
そして最後に特筆させて頂きたいのは、こちらの一本に関しては輸出用モデルでは無い為、出荷レコードを残すシリアルの無いレアモデルになります。現在ではその高い人気からリイシューモデルも復刻されておりますが、リイシューとして復刻するのは、この最初期のみとなるスモールエスカッションのモデルのみ。現在では国内はおろか海外市場でもまず見かけなくなったレアスペックです。ヘフナーコレクターの方にはもちろんですが、ビートルズファンの方でオリジナルの500/1が高額過ぎるけれど(120~150万円が相場です)、リイシューでは物足りないという方も多くいらっしゃるかと思います。こちらの一本に関しては状態良く、高いオリジナル度をキープするもリペア歴がある為、大特価にて御案内させて頂きます。お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく。