James Tyler Studio Elite Deluxe 1992年製 Deep Red Burst /Quilt Maple Top

James Tyler Studio Elite Deluxe 1992年製 Deep Red Burst /Quilt Maple Top w/ RWFB EX++ “2digit & “10” Rare Serial”
最上位モデルElite Deluxe。国内流通以前となる最初期製作品。レアカラー、キルトトップ、ローズ指板、FRTブリッジ等の希少スペック満載の一本が入荷致しました。

エレキギターブランドのセカンドジェネレーションとして、新進気鋭のハイエンドブランドの雄としてその名を世界に知らしめるJames Tyler。その素晴らしいサウンドから常に高い人気を誇り、本家USAメイド品に至っては今では一見のオーダーは受け付けておらず、馴染みのショップですらも製作待ちが続くほどとなっております。また2020年までのオーダー受付にてJames Tyler氏本人が引退を表明した事より、現在既にその稀少性から高騰を始めております。
 
今回ご紹介させて頂く一本は、最近では市場に出ることすらも無く、最早プレミア化しているといっても過言では無い本家USAメイド最初期2桁シリアルの1992年製の一本。そして更にはJames Tylerの最上位機種Elite Deluxe。日本流通は1994年からとなりますが、こちらはそれ以前に製作された、おそらく当時のカスタムオーダー品と思われる希少スペックの一本になります。
 
まずそのスペックですが、ボディトップには良質なキルトフィギュアドのメイプルを、ボディバックにはJames Tylerの王道とも言うべくマムヨ材を採用。またフィニッシュには、おそらく当時のカスタムオーダーカラーと思われる、深いチェリーレッドカラーとなりますが、アウトライン＆ボディサイドの色合いは更に深いバースト系フィニッシュとなっております。続いてネックには現行のJames Tylerでは殆ど存在しない、トーン重視のフラットソーン（板目）寄りの木取りがなされ、薄っすらとフィギュアドも確認出来る素晴らしい材となっております。また指板はメイプルの個体が多い中、こちらはコントラストが非常に強いハカランダさながらの良質なインディアンローズウッドが採用されております。その他スペックとしては、ポジションマークにはパールドットマーカー、チューナーは精度の高いGotoh製、また初期製作品ならではのフロイドローズラインセンスド・ケーラーブリッジ＆テンションバー一体型のロックナットの採用など、今の人気を礎となった高いクオリティが各所に取り入れられております。
 
またJames Tylerの最初期物がここまでプレミア化したというのを肌で感じさせてくれるサウンド面も必見です。ピックアップはHSHレイアウトのダイレクトマウントにて、コントロールにはマスターボリュームに加え、連なった三つのスイッチはそれぞれのPUに対応し、フロント＆リアピックアップはON⇔OFF⇔コイルタップ、センターピックアップはON⇔フェイズ、パッシブ⇔アクティブの切替スイッチ、ブースターボリュームの王道スペック。また初期製作品に多く見られますが、コントロール内にシングルノイズを抑える為のダミーピックアップが搭載されているなど、目には見えない拘りという点もJames Tylerの素晴らしい技術を感じさせてくれます。加えてフレットはジャンボタイプのツバ出し22F仕様、ヒールレスカット、指板のサイドエッジ加工、ネックのサテン仕上げなど、プレイヤー目線で考えつくされたハイエンドの名に相応しいクオリティも健在です。
 
サウンドキャラクターとしては、クリーン時には倍音感溢れる深みと、煌びやかな透明度の高いクリスタルトーンを放ち、また一転変わってドライブ時には輪郭を崩さずない極上の歪みで、耳に痛い音域をカットした鋭いエッジ感と、中から押し出してくるような力強いパンチ力を放ちます。良いギターを言葉で表現するのはありきたりな文面となってしまい非常に難しいですが、近年のUSA製とJAPAN製よりも、こちらと近年のUSA製の方がサウンドの質そのものに開きを感じます。またヴィンテージスタイルのモデルと違い、幅広いジャンルに対応する高いクオリティを持つハイエンドですが、そのハイエンドギターという括りの中でも特にズバ抜けたオールマイティ性を持つ本当に素晴らしいギターです。こういったギターこそが、”初期物ならでは”と呼ばれるに相応しい一本だと素直に感じます。
 
最後にコンディションとしては、こちら1992年製と既に30年の歳月が経過しており、ピッキングスクラッチを始め、細かなスレや打痕等の年式相応の使用感こそ見受けられますが、塗装剥がれ等の外観を大きく損ねるダメージは無く、年式を考慮すればまだまだ美品と感じる良好なコンディションです。パーツ交換歴としては、ポットは2007年製に交換、ピックアップは現在フロントがTom AndersonのH-1、リアが同じくTom AndersonのH3+が搭載されております。センター＆ダミーPUはオリジナルの302PUとなっております。プレイ面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットも目立った凹み無く8部山程残っております。ケースは汎用のハードケースが付属致します。（画像参照）
 
国内外共に、まず市場でお目にかかることすら無くなってしまった最初期品に加え、極めて生産数の少ない希少な最上位モデルStudio Elite Deluxe。上述の通りPU交換歴こそございますが、年式の割に状態も良く、また近年の高騰を加味すれば3桁オーバーでもおかしくない逸品です。今回こちら前所有者様のご厚意より、是非プレイヤーの方に手にして頂きたいということで、相場を完全に無視した破格特価にてご案内させて頂く事となりました。まず最初期2桁シリアルのStudio Elite Deluxeを入手することすら非常に困難を極めますが、更にこの価格帯で販売される事は今後二度と無いと断言出来ます。こういったチャンスはそうそうあるものではありませんので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は絶対にこの大チャンスをお見逃しなく。
 
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“Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。Fender、Gibson、Rickenbacker、Epiphone、Gretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed Smith、Suhr、Tom Anderson、James Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。