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Jose Yacopi Classic Guitar 1978年製 Brazilian Rosewood

Jose Yacopi Classic Guitar 1978年製 Brazilian Rosewood

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Jose Yacopi Classic Guitar 1978年製 Brazilian Rosewood & Screw Figured Honduras Mahogany “Killer Vintage Sound”

最上級のハカランダ&スプルースに強烈なフィギュアドのホンジュラスマホガニーネックと極上過ぎるウッドマテリアルに加え45年の年月により熟成された驚愕のヴィンテージサウンドを持った一本が入荷致しました。

 

クラシックギターの名工として世界から支持されるJose Yacopi。スペインはバルセロナにて、父であるGamaliel Yacopiに師事され1934年に18歳の若さでギター製作を始め、30歳の頃にはバルセロナの製作家コンクールで優勝。1949年には一家でアルゼンチンのブエノスアイレス近郊となるサン・フェルナンドに移住し、父亡き後も工房を引き継ぎギター製作に生涯を注ぎ込みました。マリア・ルイサ・アニードの愛用に始まり、近年ではボサノバギターの第一人者でもある中村善郎氏を始めとする多くのプレイヤーに愛用され、世界的にも非常に高い評価を受けております。

今回ご紹介させて頂くのは、1978年に製作されたJose Yacopi製作のクラシックギター。他を完全に凌駕する強烈過ぎる最上級のウッドマテリアルに加え、45年の長い期間しっかりと弾き込まれてきた事により熟成された極上ヴィンテージサウンドを持った一本になります。

まず仕様としては、ヴィンテージならではの極上のスプルーストップに、サイド&バックにはこの時期ならではのハカランダ(ブラジリアンローズウッド)を採用。強いコントラストに加えて、特有の”うねり”を持った真っ黒の杢目が確認出来る最上級の材となっております。ネックにはホンジュラスマホガニー※1が採用されておりますが、こちらは強烈なフィギュアドフレイムがネックに巻き付く様に浮かび上がります。マホガニー材に関してはフィギュアド材自体が非常に希少な上、メイプルやコアに迫るここまでのフィギュアドを持った材はそれだけで奇跡と言えるでしょう。指板には今ではどのブランドも確保が難しくなった希少かつ高級材となる漆黒のエボニー材を分厚くラミネイト、ヘッドにもエボニー突板が採用されております。またネックジョイントは下部がボディ内部まで長く伸びた独自の製法がとられております。サウンドホールロゼッタ、ボディバインディング、ヘッドストックストライプそれぞれに寄せ木細工のような繊細なウッドワークを、ボディサイド&ボディバックにもしめ縄状のウッドパーフリングが施されております。その他ハカランダブリッジや、パールボタン&エングラビングの3連チューナー、スロテッドヘッドスタイル、ボディ内部のラベルには生産年と併せて本人直筆のサインが入れられております。細部スペックとしては12Fジョイント19F仕様。ナット幅は約52mmにてやや薄目のクラシカルなネックシェイプ、ネックスケールは約650mm、弦高は12F上にて1弦側、6弦側共に約3.5mmにてサドルの削りしろもしっかり残っております。

そして気になるサウンド面としては、エンリケ・ガルシアやフランシスコ・シンプリシオといったバルセロナ派の流れを受け継ぐギターながら、硬めの低音&張りの強い高音といった印象ではなく、甘く味わい深い音の広がりは弾き手とギター、そして周りの空気とも一体化するような心に響く哀愁のある素晴らしいサウンドです。太く耳に柔らかく感じる響きながらも、全ての弦音にシッカリとしたサウンドの芯があり明確なキャラクターを残し、ピッキング次第で多様に変化しソフトなタッチでは倍音豊かな甘く広がるトーンを、強いタッチではパーカッシブなトーンを楽しむことができます。他の何物にも代えられない黄金期のYacopiならではの唯一無二のサウンドで、周りの空気をスローに感じさせ時間を忘れて没頭してしまう魅惑のトーンを持ちます。

状態としては半世紀近くシッカリと弾き込まれてきたサウンドがルックスにも表れるよう、歴戦のプレイの爪痕が全体的に見受けられ、細かなスレ傷や打痕等が散見されますが、弾き込まれた個体ならではのヴィンテージルックスには感無量です。ありがちなピッキングによるガッツリ塗装剥がれとまでには至っておりません。パーツ変更・リペア歴としてはペグ(オリジナル同タイプ)、ナット、サドルの交換、ネックヒール部にタッチアップ(エキストラホールの跡ではありません。)ボディトップのセンターシーム部に裏側からいくつかパッチワークが施されておりますが、現状段差や光の透過も無く、非常に丁寧な仕上がりとなっております。ありがちなプレイ面としてはネックコンディションは僅かに順反りとなりますが、プレイに差支えるレベルではなく、年式を考慮すればかなり良いコンディションをキープしております。またブリッジの向かって右下部に僅かな浮きが見受けられますが、現状チューニングにてテンションをかけても剥がれる予兆も無く、問題無くご使用頂けるかと思います。フレットは部分減りがあるものの弦が引っかかるレベルではなく現状にて6部山といったところです。ケースはボディ形状に合ったのハードケース※2が付属致します。

※1 杢目だけを見ますとセドロ材の可能性がございますが、ここまでフィギュアドの入ったセドロ材は見たことがなく、白の導管が走る点やスロテッドヘッドの内側の未塗装部の質感や導管の詰まり方から見てホンジュラスマホガニー材と判断しております。同時期1970年代についてはどのブランドもホンジュラスマホガニーの流通が少なくありましたが、おそらく当時特別なオーダー等により採用・製作された一本かと推測されます。

※2 付属のハードケースについては前所有者様からはオリジナルとお伺いしておりますが、こちらでは判断致しかねてしまいます。

Jose Yacopi製作品については、製作年もさることながら採用された材にサウンドはもちろん相場も大きく異なります。同時期のハカランダ仕様の相場としては使用感が強く割れリペア歴のあるものでも70~80万円、状態の良いものだと3桁オーバーも珍しくありません。現在同年式にてシリアル20番違い、リペア歴も同様、使用感の強い個体が77万円にて販売されており、今回の一本についても同等金額が適正かと思われますが、こちら前所有者様から、この素晴らしいサウンドの一本を是非プレイヤーの方に手にして頂きたいというお気持ちより、適正金額の半値程となる、まさに破格特価にてご案内させて頂く事となりました。ワンストロークで別格と感じさせる最高の逸品ですので、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。

 

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JR西川口駅より徒歩1分の好立地&フロア総面積約130㎡。ゆったりとした落ち着きのある販売スペース&試奏スペース、様々なご要望にお応えする設備の整ったリペアスペース、そして商品の状態管理を徹底した在庫スペースを個別におくことで、ワンランク上のショップとして生まれ変わりました。試奏環境はクリーンアンプからドライブアンプまで様々なアンプをご用意し、またリペアマンが常勤しており、ご購入時のお好みのセットアップや充実したアフターフォロー体制を完備致しております。

 

Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。FenderGibsonRickenbackerEpiphoneGretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed SmithSuhrTom AndersonJames Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。

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