Martin 000-18 1976年製 Full-Original & Near-Mint No-Crack “Amazing Sound”
1833年からと約2世紀近くにも渡る永い歴史を持ち、様々なアコースティックギターブランドの中でも群を抜いてトップに君臨するMartin社。その極上のマーティンサウンドに魅せられたミュージシャンは数知れず、非常に高い人気はもはや不動のものとなっております。
今回ご紹介させて頂くのは、多くのモデルの中でも特に人気の高い000-18モデル。中でもまだ高騰を始めたばかりの70年代となる狙い目ヴィンテージになります。
まず特筆させて頂くのはこの素晴らしいコンディション!40年以上の歳月が経過しながらも極若干の焼けと僅かな小傷のみの極上ニアミントコンディション!ありがちなマーチンクラックが無いどころか、ウェザーチェッキングもかなり少ない個体。またボディのトップ浮きもほぼ無く、パーツ類はフレット・ナットに至るまでオリジナルをキープしたコレクターズアイテムです。
スペックとしては、スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ローズウッド指板になりますが、それぞれ柾目の美しい厳選された材が採用されており、指板のローズに至っては杢目の詰まったハカランダのような極上材が採用されております。またその他としては、グローバーチューナー、ローズウッドブリッジ、パールドットインレイ、ティアドロップ・ブラックガード、ノンスキャロップド・エックスブレイシング、樹脂製オリジナルハードケースなどが挙げられます。
またここまでコンディションの良い物となると、懸念してしまうのがサウンド面ですが、こちらサウンドも本当に素晴らしい一本。小振りなボディサイズから放たれているとは思えない大きなボリュームはプリアンプいらずの極上の鳴りを奏でます。広域は色気があり艶やかな美しい輪郭を描き、中域は前にズンと飛び出すヴィンテージマーチンらしい図太く芯のあるトーン、そして若干遅れてくる低域はサウンド全体を覆いこむような甘くふくよかなアコースティックならではの広がりを感じさせます。1弦1弦にクセがあり一見して扱いずらいサウンドかと思えば、全体としてシッカリと調和が取れており、一本でオーケーストラを奏でるかのような立体的なサウンドで聞き手だけでなく弾き手までをも魅了します。フィンガーピッキングでもストロークでも間違いなくハマる最高の一本と自信を持ってご案内出来る一本です。
相場としては30万円前後となる70年代中期の本モデルですが、一度手に取って頂ければ絶対に納得出来るサウンドとコンディションがこの一本にはございます。当店では通常金額をつけさせて頂く上で、相場を参考にした上で必ず安く販売することをモットーにしておりますが(委託品を除く)、こちらの一本に関しては、他の同年代のギターとは別格となる為、今回の価格とさせて頂きましたが、それでも”買い”の一本です。当たり外れが大きくでるヴィンテージだからこそ、最高の一本を是非手に入れて下さい。