Martin 000-42 2016年製 Sitka Spruce(Aging Toner)/Rosewood /Abalone Inlay&Trim

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Martin 000-42 2016年製 Sitka Spruce(Aging Toner)/Indian Rosewood /Abalone Inlay&Trim EX+++ “Gorgeous Sound”

クラプトン愛用で爆発的な人気を誇る000-42モデル。言われても気付かないレベルの補修歴（バインディング浮き修正）以外は、新品時と殆ど変わらない極上美品コンディションにて入荷致しました。

1833年からと約2世紀近くにも渡る永い歴史を持ち、様々なアコースティックギターブランドの中でも群を抜いてトップに君臨するMartin社。その極上のマーティンサウンドに魅せられたミュージシャンは数知れず、非常に高い人気はもはや不動のものとなっております。

数多くのモデルを生み出したMarin社。そのモデルの数字は本来”販売卸値”を示しておりましたが、1880年代にはスタイルを表す数字となりました。そのラインナップの中でも、美しいアバロンのインレイワークとレギュラーとは格差を図る厳選材にて製作される最も高価な最上位グレードの高い40番台は現在に至るまでMartin社の”華”としてトップに君臨します。その40番台の先駆けとして1874年に特別なオーダーにて製作開始となったStyle-42。その後1898年には42モデルの仕様が確定し、ドレッドノートの誕生前となる1902年に最も大きなサイズの000（トリプルオー）モデルが発表されます。

000サイズの最上位グレードである000-42モデルに関しては、1943年にその生産が中止されますが、1992年に放送されたエリック・クラプトンの「MTV アンプラグド」で000-42モデルを使用した事で世界的に爆発的な人気と高騰を始め、2004年には000-42 Standardモデルとして復刻を果たします。

今回ご紹介させて頂くのは、そのMartin社が誇る最上位グレード40番台の中でも極めて高い人気を誇る、エリック・クラプトンの愛用でも知られる000-42モデルの2016年製。最上位グレードならではの最高のウッドマテリアルが実現する強烈なモンスターサウンド。加えて、前ファーストオーナー様が温度・湿度管理をシッカリとした上で大切にして保管してきた素晴らしいコンディションの一本になります。

まずその最上位モデルならではの豪華スペックとしては、ボディトップ材には繊細で美しい杢目を持つシトカスプルースを単板にて採用。その美しい縦のラインと併せて横方向にはクォーターフラワーライクな細かなギラつきを感じさせる素晴らしい材となっております。フィニッシュカラーはエイジングトナーのナチュラルカラーにて、ヴィンテージさながらの雰囲気を持ったルックスとなっております。サイド＆バックには深いコントラストと美しい木取り、強い黒のラインも入った極上のインディアンローズウッドを単板にて採用。ネックには美しい柾目取りの厳選されたセレクトハードウッドを、指板＆ブリッジにはギッチリ杢目が詰まった漆黒の高級材エボニーが採用されております。そして最高峰40グレードならではの細部に渡る豪華な装飾に注目したいと思います。ボディトップ＆サウンドホールには美しいアバロンパーフリングが施され、指板にはエボニー材の黒のコントラストに美しいアクセントとなる豪華なスノーフレークスインレイが彩ります。また上位40番台ならではのヘッドに施されたバーチカルロゴもアバロンにて装飾され、ゴールドチューナーや鼈甲ガードとも併せて非常に豪華極まり無いルックスとなっております。

ルックスや採用された素晴らしい材による豪華スペックに目を奪われますが、こちらの個体についてはルックスよりも、サウンドにこそ”最上位グレード40番台”たる所以があると肌で感じるモンスターサウンドを放ちます。採用された極上材のマテリアルを最大限に発揮する000モデルならではの繊細なトーンとニュアンス、そして低域から高域までのバランス、立ち上がりの速さなど、どれを取っても別次元の感動を与えてくれます。高域は色気があり艶やかな美しい輪郭を描き、クリスタルトーンと呼ぶに相応しいサウンドで、中域は前にズンと飛び出すヴィンテージマーチンらしい図太く芯のあるトーン、そして若干遅れてくる低域はサウンド全体を覆いこむような甘くふくよかなアコースティックならではの広がりを感じさせます。1弦1弦にクセがあり一見して扱いづらいサウンドかと思えば、全体としてシッカリと調和が取れており、一本でオーケーストラを奏でるかのような立体的なサウンドで聞き手だけでなく弾き手までをも魅了します。D-42モデルと比較しても深く味わい深いベース音をハッキリと集約する事で、全体のサウンドバランスが向上され、まとまったギターサウンドとして響いてくるため、ソロだけでなくバンドとしても活躍してくれる非常に優秀なサウンドを感じさせてくれます。音抜けも非常にストレートで、柔らかな甘いトーンと芯の強さを併せ持つサウンドキャラクターは、エリック・クラプトンのファンでなくとも魅了されてしまう最高の一本です。

最後に状態としては、こちら前ファーストオーナー様が温度・湿度管理をシッカリとした上で大切にして保管してきた一本にて、極々僅かなスレがある程度で目立ったダメージは一切無く、7年前の製作品ながら新品時と殆ど変わらない素晴らしいコンディションをキープ。唯一Martinブランドにはよくあることながら、保管の際にバインディングの浮きが出てしまい、そちらをご購入された正規販売店経由にて正規メーカー工房にて補修されております。ただそれを言われても気付かないレベルの丁寧かつキレイな仕上がりとなっており、その点を踏まえてもミント～ニアミントとして表記してもおかしくありませんが、いくら目立たない・気付かないとはいえ補修歴として捉え、控えめに極上美品表記とさせて頂いております。その他演奏面としもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットも目立った減り無く95%以上、付属品についてもMartin社発行のワランティを始めとする一式が揃っており（画像参照）、もちろんオリジナルハードケースが付属致します。

レギュラーラインナップされた後も、高額な最上位グレードという事もあり生産本数自体少なくなっており、新品・中古ともに年々高騰を続けております。現在の新品定価としては910,000円、中古相場としてはコンディション次第で60～80万円前後での販売が殆どとなっております。今回の一本については軽微な補修歴こそございますが、それを除けば目立ったダメージの無いニアミント～ミントレベルの極上美品コンディションにつき、適正価格としては70～75万円前後になるかと予想されますが、こちら前ファーストオーナー様からのご厚意もあり、相場を下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内をさせて頂く事となりました。手にして後悔の無い素晴らしいサウンドかつ極上美品コンディション。プレイヤーの方、コレクターの方問わずして自信を持ってオススメ出来る一本ですので、お気になりました方は是非このチャンスをお見逃しなく。

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