Martin Custom Signature Editions 00-42SC John Mayer ‘13年製
カスタムショップメイドのジョン・メイヤーシグネイチャー。ラベルだけでなくヘッド裏にも本人直筆のサインが入れられた特別な一本がデッドストックコンディションにて入荷致しました。
1833年からと約2世紀近くにも渡る永い歴史を持ち、様々なアコースティックギターブランドの中でも群を抜いてトップに君臨するMartin社。その極上のマーティンサウンドに魅せられたミュージシャンは数知れず、非常に高い人気はもはや不動のものとなっております。
今回ご紹介させて頂くのは若手ながらも現代の三大ギタリストの一人として、ミュージックシーンに大きな影響を与える天才ギタリストJohn Mayerのシグネイチャーモデル。レギュラーモデルではなく、マーチン社のカスタムショップにて製作された極上過ぎる一本です。
まずそのスペックとしては、単板のシトカスプルースをトップ材に、現代のハカランダとも評されるココボロローズウッドを単板にてサイド&バックに採用。ハカランダ同様にブラックラインのコントラストが非常に美しく、ルックスはもちろんサウンド面にも大きな影響を与えております。トップのブレーシングはゴールデンエラスタイルとなるXスキャロップド、ネックは厳選されたセレクト・ハードウッド、指板は杢目がシッカリ詰まった良質なエボニーにパウアパールのスノーフレークインレイ。ヘッドはバーチカルロゴ&スロッテッド、オープンギアのウェーバリーチューナー、ティアドロップの鼈甲ガード、そして、豪華なパーフリングのインレイワークとサウンドホールのインレイワークはフィンガーボード上にも施された本人も愛用する拘りぬいた贅沢なスペックとなっております。
そしてその気になるサウンドですが、シグネイチャーモデルということを除いて、楽器単体としてみても、本当に素晴らしいサウンドをもった一本となります。とても00(ダブルオー)サイズから放たれるとは思えない大きなボリュームと芳醇な倍音成分を非常に多く含んだトーンは、1ストロークで驚きと感動を覚えます。Martinらしい各弦ごとにクセがありながらもコードストローク時のマッチ感は秀逸そのもので、それぞれの弦がシッカリと鳴りながらも他の音域を邪魔することなく、とても一本の楽器からとは思えないオーケストラを聞いているような感覚に陥ります。サウンドキャラクターとしては、甘く枯れた味わい深い顔もありながら、美しいツヤ感もシッカリと残っており、独自のフィードバック感、ヴィブラート感と相まって、身震いしてしまう程の旋律を奏で、脳に直接刻みつけるかのような長いサスティーンが麻薬のように演奏者を虜にしてしまいます。
更に加えて驚きはこのコンディションでしょう。ここまでサウンドが素晴らしければ、思わず手が止まらず弾き込んでしまうと思えば、前所有者様が稀少かつ人気の限定モデルということもありコレクション目的で購入された為、殆ど惹かれることなく大切に保管されてきた為、まさかのニアミントコンディションをキープしております。ヘッド上部に僅かながら激薄・激小のスレ程度の小傷が見受けられますが、ありがちなピッキングスクラッチやバックルスクラッチも見受けられず、その他特筆するようなダメージは一切ありません。またフレットも95%山以上、トラスの余裕もあり、プレイするにあたってのネックコンディションも良好です。ケースはオリジナルのカスタムショップの刺繍入りハードケースが付属致します。
多くのファンが待望する中、新品定価は135万円という高額帯にも関わらず即完売した人気モデル。今回こちらの一本に関しては下手な店頭展示の新品よりもコンディションがよい極上のデッドストックに加え、ヘッド裏に本人により直筆のサインが入れられたファンには堪らないコレクタブルアイテムです。ある意味新品購入よりも価値がある一本ですので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。